本シンポジウムは,第四紀学が都市域の社会形成の一部となっている自然環境をどのように捉えていくことができるのか,また,人新世に突入する時代において,SDGs(持続可能な社会)が掲げるウェルビーイングな社会創出のために貢献できることは何かという,都市環境における現状や課題を共有しながら新しい研究テーマの着想に至るような内容とします.5人の専門家から,都市環境の現在地と課題について,5つのテーマ(分野)の話題を提供いただき,総合討論を実施します。
2023年9月3日(日)9:30~12:30
早稲田大学所沢キャンパス100号館 211教室
9:30~9:35 趣旨説明 山田和芳(早稲田大学)
9:35~10:05 天野正博(早稲田大学)「気候変動緩和策と地域社会」(テーマ1)
10:05~10:35 知花武佳(政策研究大学院大学)「都市の水害・治水」(テーマ2)
10:35~11:05 北浦恵美(トトロのふるさと基金)「トトロのふるさと基金による都市型自然保全:都市のコモンズを育む 」(テーマ3)
11:05~11:15 休憩
11:15~11:45 岸本年郎(ふじのくに地球環境史ミュージアム)「都市の生物多様性:その価値とリスク 」(テーマ4)
11:45~12:15 藤木利之(岡山理科大学)・金子純也・山田和芳・鹿島 薫・瀬戸浩二・香月興太・辻本 彰「岡山城堀堆積物にみる過去100年間の都市の環境史 」(テーマ5)
12:15~12:30 総合討論
参加費無料,どなたでもご参加いただけます.
ZOOMでも配信いたします.事前申込制です.以下のリンクからお申し込みください.