3月16日の地震によって、南相馬パブリックトラスト代表の原田さんも被災。
災害発生後から、地域のお母さんたちとどうやって支え合っていくか話し合って、
NPOの力を借りることを考えました。
そうなれば、NPOが集まる場所が必要だと、南相馬市社会福祉協議会に相談し、
特に被害件数が多いと予想される鹿島地区にある、かしま交流センター相談室をお借りすることが
できました。
東日本大震災後より交流のあった支援団体などにも声をかけ、
近所の方や気になる方などの訪問を開始。
1年毎に大きな地震が起こっていること、東日本大震災と同じ3月に起こったこと、
コロナや世界の情勢などもあって、精神的な不安を抱えているという声も聞こえてきました。
今回の地震被害は、11年前と比べて一部損壊の比率が多く、外から被害が見えにくいという違いがあります。
一部損壊だと得られる支援も少ないだろうと罹災証明を申請していない人もいますが、一部損壊の被害であっても、雨漏りなどで家屋内への被害が進行、遅れてニーズ化する可能性もあります。
こうした被害状況の特性や、地域の方の精神的な負担を考えると、今後細く長くの支援が必要不可欠だと考えます。
当初、南相馬災害支援センター(仮)としてNPOの窓口となることで、外部から技術を持った支援団体の窓口となり、また、そのノウハウを吸収して、地域の人たちが災害対応をできるようにしていきたいとの想いがあります。
こういった想いがあり、NPOの持ち味を活かしながら、行政や社会福祉協議会との連携を進めるための取り組みとして、「みなみそうま 災害支援チーム このゆびとまれ」を立ち上げました。
2022.3.16 福島県沖地震発生
2022.3.17 水の配給支援と現地調査開始、入浴施設の提供
2022.3 28 かしま交流センター相談室を拠点にする
2022.3.30 福島県沖地震南相馬市NPO・NGO交流会(仮)開催
2022.4.01 “ゆびとま”前身チームを結成
2022.4.04 市、社協、NPOの「3者会議」スタート(毎週月曜日)
2022.4.05 支援メンバーによる第1回MTG(「ゆびとま」前身チーム)
2022.4.08 “みなみそうま 市民とNPOによる災害支援チーム このゆびとまれ”名称決定
2022.4.08 社協と技術系団体と連携し、生活支援を本格的にスタート、住民へチラシ配布開始
2022.4.13・22 南相馬市防災メールに、“ゆびとま”の入浴支援を発信いただく
2022.4.09 技術系アライアンスチームとの連携テストを開始、“ゆびとま”活動体制を再検討
2022.4.24 災害ボランティアセンター閉所、災害ゴミの受付終了
2022.4.25 災害ボラセンから「被災者生活支援ボランティアセンター」へ名称変更
2022.4.28 “ゆびとま”チラシを市広報物と一緒に周知へ
2022.4.30 被災者生活再建支援制度が適用に(福島県全域対象)
2022.5.09 被災者の生活支援活動を本格開始
2022.5.11 “このゆびとまれ”拠点引っ越し。
南相馬市鹿島区北畑130 旧仮設店舗「かしまの翼」
電話080-4588-0279