2022  浜松学芸高等学校芸術科

美術コース・書道コース作品展

 ~ 覚醒

油絵専攻

青栁 里奈 ~Rina Aoyanagi~

セイ

生 聖 静 精 うまれること、素晴らしいこと。

静物油彩

しんとした空気と5月の肌寒さを表現した。

木炭デッサン

石膏像の存在感、壁とモチーフとの緊張感のある空間を描いた。

宇野 南帆 ~Naho Uno~

そんざいとそのおく

自分が今、表にいるのか奥にいるのかわからない。ただ、ずっとそんざいしている。

静物油彩

物質がそこに存在していることを強く意識しました。

木炭デッサン

信仰の場を描きました。

金城 ダイラ ~Daira Kanashiro~

覚醒

アニメーション、音楽など様々なものを使って表現する私の世界。

静物油彩

ピンク色の光が当たっている空間の演出を工夫しました。また、影や光の色の入れ方を普段とは異なる方法で行ってみました。

木炭デッサン

横の構図で、大胆かつ美しいデッサンとなるよう工夫しました。

木田 藍留 ~Airu Kida~

僥倖

絵画を支えているものとわたしは一体。わたしは、絵画のすべてを愛してあげたいと思う。

静物油彩

明るく優しい色を使って描いた。一部を明るくすることで、面白く見える油彩にした。

木炭デッサン

他にない表現がしたい、と思いながら制作した。布の模様を延長したり、線で表現するなどの工夫をした。

只尾 有莉咲 ~Arisa Tadao~

柔らかいフリル達に飾り付けられた人物は何を思うのか。

静物油彩

手前と奥の遠近空間を、特に意識して描いた。一部抽象的な表現を使うことにより写実と表現とのバランスを探った。

木炭デッサン

石膏像と机や布の質感や色合いの表現を自分なりに工夫できた。

野口 賛伍 ~Sango Noguti~

心臓の部品

それはもはやただの絵ではなく、生活や日常であり、共依存の関係にあった。

静物油彩

光の方向を定め、奥行のある構図を意識した。

木炭デッサン

石膏像を中心に配置し、明度の幅や質感にこだわって描いた。

彦坂 瑠奈 ~Runa Hikosaka~

 輪状の子

あなたたちの存在の証となれたことを誇りに思います。

静物油彩

影が落ちる箇所では、色の反転が起きたかのように見せるための表現を工夫しました。

木炭デッサン

それぞれのモチーフが落とす影を意識して描きました。

松下 香蓮 ~Karen Matsushita~

思考輪廻

過去は、いくつもの死んだ現在で成り立っている。未来は、これから死んでいく現在で成り立っていく。この世に輪廻が本当に有るとするならば、私は転生の度に形を変えて何度も「存在」していくだろう。では、記憶はどうだろうか。「記憶が蘇る」という言葉があるように、蘇る前の記憶は死んでいて、思い出される度に何度も息を吹き返す。そしてまた、忘却という名の死を迎える。思い出すという行為は、記憶の輪廻そのものだ。この作品は、その消えゆく記憶を映し出している。過去も未来も現在に依存して認識されている。現在に生きる私が記憶を描く事で過去は少しずつ思い出され、そしてまた私によって忘れられて行く。       

静物油彩

様々なモチーフが自分の選んだ色彩と共に画面にどのように影響を与えるのかを考えました。

木炭デッサン

壁とモチーフについての関係性を吟味しました。

松本 乃依 ~Noi Matsumato~

孵化

小さな卵から孵り、これから私たちは広い世界で生きていく。そんな意味を込め制作した。

静物油彩

モチーフの固有色を殺さずに多くの色を取り入れて、鮮やかで画面全体が面白い表現となるよう工夫した。

木炭デッサン

落ち着いた空気感を表現することや、白黒ながらも色を感じられるようなデッサンを意識した。

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