理論と実践の往還を目指すカリキュラム

宇大教職大学院ポスター 宇都宮大学版 202110月版.pdf

3つの力を育てる授業科目

3つの力を育成するために,共通科目,分野別選択科目,教育実践プロジェクト,リフレクション,を設定します。必要修得単位数は46単位です。それぞれの指導は,研究者だけでなく実務家教員(教員経験者)が一緒に指導を行います。

※【共通科目】
現代的な教育課題とその課題に直結する教育理論と実践的なアプローチを網羅的に学びます。

※【選択科目(分野別選択科目)】
大学院生の関心に応じて受講します。現職院生は個人の関心に応じて,3つの科目群(学校改革,授業改善,個に応じた支援)から,1つの科目群を選択し、その群を中心に履修します。
学卒院生は,授業力,学級経営力,個への対応力の基礎をバランスよく学びます。

※【リフレクション】
教育理論と学校現場での活動(これまでの実践や教育実践プロジェクト)をつなぐための科目リフレクション】を設定しています。年間を通して,現場での活動を省察し,次の活動に生かすことを繰り返し,その成果を実践報告書としてまとめます(修士論文は作成しません)。

※【教育実践プロジェクト】
本教職大学院の中核は,「教育実践プロジェクト」です。大学院生と大学教員が1つのチームとなり,連携協力実習校(在籍校も可)のテーマを自らの研究課題として取り上げ,学校現場と連携しながら課題解決を進めることで,学校現場に生きる実践力を身に付けます。現職院生は,原則として2年間同じ学校で行うことで,より深い課題解決を目指します。1年次の学卒院生は,附属学校で長期インターンシップを行います。2年次は現職院生と一緒にプロジェクトに参加します。

こんな学生を求めています

入学者の選抜にあたっては、地域や学校における指導的役割を果たし得る教員等として不可欠な確かな指導理論と優れた実践力・応用力を備えたスクール・リーダーになることを志向する現職教員や、学部段階での資質能力を修得した者(教員免許保有者)の中から、さらにより実践的な指導力・展開力を備え、新しい学校づくりの有力な一員となり得る教員を志向する者を選抜するものとする。

募集人数

18人

入学者選抜の基本方針

学校教育の実際的課題に関する問題意識と,協働によって問題解決にあたる基礎的能力・態度について評価します。具体的には,提出された教育実践の概要と実践課題概要に基づき,口述試験(現職教員以外は小論文も)行い,ふさわしい人を選抜します。