教員紹介(詳しくは,右端の矢印「∨」をクリックしてください)
青柳 宏
(教育学,教育方法学)
(教育学,教育方法学)
【実践研究・卒論等のテーマ】
「対話」による学びの可能性について、共感性と独自性に根づいたシティズンシップ教育 など
【院生へのメッセージ】
宇都宮大学教育学部では、それぞれの専攻で日々学生は学び合っていると思いますが、入学を希望する皆さんには、これまで以上に、学生同士の対話的な学びを実践して欲しいと願っています。現在、大学では学生同士の対話的な学びの環境(ラーニング・コモンズ)が新たに整備されつつあります。大学時代に対話の経験を積み重ねることが、その後の皆さんの人生をよりゆたかなものにしていくことは間違いありません。語り合いながら、自己をみつめ、他者をみつめ、世の中をみつめ、人間性を育てていってください。
石島 隆志
(ICT教育,プログラミング教育,技術教育)
(ICT教育,プログラミング教育,技術教育)
【主な担当科目】
授業実践基礎,学習科学と協調学習 など
【研究テーマ】
ICTを活用した授業づくり,授業分析,教材研究, プログラミング教育 など
【院生へのメッセージ】
これからの社会はますます多様化が進みます。また,技術のさらなる進化とともに,それらの対応した資質と能力が求められることとなります。
みなさんがこれまでに学んできた知識を生かすと同時に,多様な視点を取り入れることで,創造的な問題解決が可能となります。また,多様性はイノベーションを生み出すための重要な要素の1つでもあります。
これらを受け入れ,積極的な関わりを持ち,多様な学びを肌で感じることが,大学院生としての成功につながるはずです。
自分の専門分野を超えて,新しい仲間との交流をぜひ楽しんでください。対話を深め,共に協力することで,自らの成長と社会的な貢献を果たすことができるはずです。
岡澤 慎一
(特別支援教育,障害児心理学,重複障害教育)
(特別支援教育,障害児心理学,重複障害教育)
【主な担当科目】
(学部)肢体不自由児の心理・生理・病理,病弱児の心理・生理・病理,重複障害教育概論,盲ろう教育概論
(大学院)肢体不自由教育の理論と実践,病弱教育の理論と実践,障害の重い子どもへの教育の在り方
【実践研究・卒論等のテーマ】
各種障害事例におけるコミュニケーション関係の形成・促進や探索活動の促進、子どもイニシアチブアプローチなどに関する実践研究
【院生へのメッセージ】
「大学」とは「学問」をするところであり、「学問」とは「問うて学ぶ」ことです。「知識」を得るだけであれば「大学」は必要ありません。自分で教科書を読んで、このご時世ですから、インターネットで検索すればそれはもう無数の「知識」を得ることはできます。「物知り」を育てることが大学の仕事ではないと思っています。「大学」で学ぶことの意味は、自分の「思想」や「価値観」を吟味し、批判的精神を持って現実世界を見つめなおし、表面的で脆弱な「知識」に惑わされず、具体的な事実に基づいてふるまうための「枠組み」を自身のうちに形成していくことにあると私は考えています。ぜひ「大学」で、ともに考え、相互に学び合いましょう。皆さんの入学を心からお待ちしています。
小栗 克樹
(社会科教育)
(社会科教育)
【主な担当科目】
集団づくり論、社会科授業デザイン論 など
【院生へのメッセージ】
これまで、小学校の学級担任として18年、教育行政職員として11年、小学校の教頭として2年、校長として1年勤務してきました。これらの実務経験を生かし、それぞれの視点から、皆さんの実践研究のお手伝いをさせていただきます。
尾﨑 承子
(学校経営,特別支援教育 )
(学校経営,特別支援教育 )
【主な担当科目】
特別支援教育の実践と課題、個に応じた指導の実際と評価、特別支援教育コーディネーターの役割と課題 など
【院生へのメッセージ】
教育学部で学んでいる人の中には、教職に就かない人もいます。私の友達の中にも、教職に就かなかった人がいます。それでも、ほとんどの人は立場が違っても「子ども」との関わりを持った人生を歩んでいます。就職先で子ども向けワークショップを企画している人、子どもを相手に接客している人、親として子育てをしている人、等々。その人達は「教育学部での学びは自分の中で活きている」と話します。
宇都宮大学教育学部は「教師力」と「人間力」を掲げています。もちろん教員養成を目指している学部ですが、教職に止まらず人としての深い学びを得られる場になることと思います。
小野瀬 善行
(教育制度)
(教育制度)
【主な担当科目】
(大学院)現代教師論、学校改革の実際と課題など
(学部)教育の制度と経営、比較教育、教育行政学
【院生へのメッセージ】
社会が大きく動く時代においては、すぐに役立つ知識や技術は、逆にすぐ役に立たなくなることも起こります。学校現場においてもそれは同じかもしれません。もちろん、新しい知識や技術を学ぶ必要はないと言うのではありません。様々なニーズをもつ保護者や子どもに対応するためにも最新の知識や技術を学ぶことは教師として大切です。さらに必要なのは、なぜ、ある知識や技術にスポットライトが当てられているのかについて自分の考えを冷静に練ることではないでしょうか。そして、自分の考えを同僚や子どもたちと共有し、対話をして、目の前の子どもたちに応じた授業をチームで創りあげる力ではないかと考えます。宇都宮大学教職大学院に学ぶ2年間が、みなさんにとって新しい知識や技術を学ぶことはもちろん、冷静に考えるための視点を構築し、対話することの意味と意義を感じる機会になればよいと願っています。みなさんのお手伝いができることを楽しみにしています。
小原 伸一
(声楽,音楽教育学)
(声楽,音楽教育学)
【主な担当科目】
(大学院)授業実践基礎、長期インターンシップなど
【研究テーマ】
芸術表現における演奏研究、声楽発声の身体評価方法
総合芸術作品(歌劇など)の教材研究
【院生へのメッセージ】
教師として優れた実践力・応用力を獲得することや教育の実践と理論を結ぶ発想を深める、その営みは「人の心を理解する心」に支えられていると考えます。これまでの教育に関する知識と経験をもとに、専門性を高めながら領域や分野を超えて多様な交流ができる環境の中で、多くの学びを積み重ねられることを期待しています。
司城 紀代美
(特別支援教育,障害児心理学・発達臨床心理学,実践研究・授業研究・集団における支援方法)
(特別支援教育,障害児心理学・発達臨床心理学,実践研究・授業研究・集団における支援方法)
【主な担当科目】
障害児教育法法学演習I
【院生へのメッセージ】
学校や教育は皆さんにとってなじみ深いものだと思いますが、大学という場で学問として「教育」を扱うことで、これまで気づかなかった教育の側面に出会うことができると思います。教育という営みの不思議さ、面白さ、そして子どもたちの姿から学べることの素晴らしさをぜひ一緒に味わいましょう。
田村 岳充
(英語教育学)
(英語教育学)
【主な担当科目】
英語授業デザイン論・教材開発と教育方法の実践と課題・個に応じた指導の実際と評価・授業研究の運営と課題など(大学院)
【院生へのメッセージ】
【学校改革力】チーム教科,チーム学年,チーム校務分掌など他の教員と連携・協働して学校を動かしていくために必要なことは何か
【授業力】主体的・対話的で深い学びを実現する授業,各教科の見方・考え方を働かせた授業とはどのようなものか,指導の改善につながる評価,児童・生徒が「自分ができつつあること実感できる」フィードバックとはどのようなものか
【個への対応力】児童・生徒が何を,どのように学びたいのか,学習者の学びの充実・深化させる授業とはどのようなものか,児童・生徒一人一人の学びをどのように保証していくか
こうした問いへの答えを,教職大学院の教員,そして院生の仲間たち,連携協力実習校の先生方,児童・生徒たちとともに追究していきましょう。2年間は,必ずかけがえのないものになります。
人見 久城
(理科教育学)
(理科教育学)
【主な担当科目】
授業研究の運営と課題,授業実践基礎,理科授業デザイン論
【研究テーマ】
理科の授業づくり,授業分析,教育課程編成,など
【院生へのメッセージ】
社会や時代の変化に対応した理科とはどのようなものでしょうか。理科の教師とは,何を身に付け,何ができるようになればよいのでしょうか。これらの問いを一緒に探究したいと思っています。
日野 圭子
(数学教育学)
(数学教育学)
【主な担当科目】
算数・数学授業デザイン論・教材開発と教育方法の実践と課題・教育実践研究方法論など(大学院)
【研究テーマ】
関数的な思考や比例的推論を育てる授業づくり、算数・数学の授業での教師と子どもの相互作用、数学教師の職能成長について、など
研究内容(こちらをクリック)
【実践研究のテーマ】
大学院生のテーマには、数学的な見方・考え方を育てる授業づくり、子どもの素朴な考え方を引き出す教師の相互作用の考察などがあります。
【院生へのメッセージ】
本専攻の特徴の1つは、理論と実践とを、様々なリフレクションの機会を通して、つないで行っているところだと思います。つながることは、視野が広がることでもあります。学卒院生と現職院生が共に学ぶ環境で、驚きや発見をたくさん経験していただけたらと思います。私も院生の皆さんの多様な声から刺激を受け、自分の教育観や数学教育観を振り返ったり、修正したりしていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。
和井内 良樹
(教育学、道徳教育、道徳教育及び道徳授業に関する実践的研究)
(教育学、道徳教育、道徳教育及び道徳授業に関する実践的研究)
【主な担当科目】
道徳教育
【院生へのメッセージ】
様々な分野がありますが、教育について考えることは、人間の成長と真摯に向き合うことだと思います。教職を目指す人も含め、自分はなぜ教育について学ぼうとするのか、じっくり考えてきて欲しいです。自分なりの目的意識をもって学ぶ4年間は、きっと素晴らしいと思います。