(実施)秋期 F2 災害の心理 ~避難・パニック・流言について~

【講座目標】

災害時に陥りがちな人間の心理にはどのようなものがあるのか、実例を交えながら学ぶことで、防災力を高めていきます。 

【講座趣旨】

近年、災害が多発しており、その緊迫した様子は報道でもよく取り上げられています。被害を防ぐために最近ではいろいろな防災情報が出されるようになってきましたが、大きな被害は繰り返し発生しています。その背景には人間の心理があります。本講座ではそうした人間心理を取り上げ、防災について考えていきたいと思います。

第1回目は避難の心理について取り上げます。被災地で話を聞くと、災害が起きる前には「まさかそんなことにはならないだろう」と考えていた人が多いのですが、その背景にある心理についてお話しします。

第2回目はパニック・流言の心理について取り上げます。人は災害に直面するとパニックに陥り非合理的な行動をするものなのでしょうか。恐怖に駆られて流言など恐ろしい情報が被災地に蔓延することになるのでしょうか。その心理・メカニズム・対応策などについて考えていきます。 

【講座期間】

第1回 10月22日(10:00~11:30 災害避難の心理

第2回 10月22日()11:30~13:00 パニック流言の心理

【受講者からの感想】

・パニックの定義などあいまいにしか知らなったことが整理されて解説され、自分もいろいろ誤解していたことが分かった。防災の講演は自治体などで行われるが、視点が違い参考になった。

・難しいお話かともおもっていたのですが、専門知識が無くてもわかりやすく理解できました。意識が変わりました。

・避難しない理由について学術的な説明があり、知識をアップデートすることができた。 

【講座の様子】