(実施)秋期 F1 「井上円了の真宗観」

【講座目標】

井上円了が生涯にわたって、いかに東本願寺と関わり、また親鸞を祖とする真宗の信仰に生きていたかへの理解を深めます。

またそのことに照らして、自分の生き方を考える機会を持っていただきたいと思います。 

【講座趣旨】

井上円了は東本願寺の末寺の長男として生まれたにも関わらず、生家の寺院や宗門を脱して、哲学を中心とした教育事業に挺身したと考えられていると思われます。しかし円了は仏教の復興を真剣に追求し、学位論文も「日本仏教哲学系統論」で、仏教の研究を自らの最大の課題としていました。同時に、真宗の信仰を生涯、失うことなく、独自に真宗という仏教の深みを究明していたと言えます。本講では、井上円了と東本願寺との関係、井上円了自身の真宗への見方などを学び、日本の民衆や文化に大きな影響を与えた真宗という仏教の特徴を理解するきっかけにしていただきます。 

【講座期間】

第1回 10月 8 日( 井上円了と東本願寺

第2回 1119日() 親鸞の仏教の世界

第3回 1210日() 井上円了の真宗観

【受講者からの感想】

・真宗も宗派が違うとなかなか話しを聞くことができないが、大学講座としてオープンに聴講できて非常によかった。

・話がとても分かりやすく、資料を読んだだけではスッと入っていかなかったところもよく理解できました。

・圓了の宗派を比較した記述に興味を持ちました。 

【講座の様子】