(実施)秋期 A2 世界の仏典 ~その成立と翻訳~

【講座目標】

現代に読み継がれるブッダの言葉が、どこで、どのようにまとめられ、多くの仏弟子によって解釈され、現在に至るまで脈々と継承されてきたのか。

その実際を知ることにより、仏教の多様性の理解に繋げることを目指します。 

【講座趣旨】

仏教には、ブッダそのものへの崇拝と、その教えの崇拝という二つの流れがあります。今回の講義は、仏の教え(ダルマ)とはどのようなものか、その編纂がどのようになされたのか、そしてそれが、いつ、誰によって、どのような地域のことばに翻訳されていったのかを解説します。本講義ではその翻訳がそれぞれの地域の言語自体を変えていった用例を解説し、翻訳の意義を明らかにします。

翻訳は言語を通して行われるその地域の文化を理解する最大の手段です。そのことを世界の仏典の編纂と翻訳からみた仏教理解という視点から考察していきます。 

【講座期間】

第1回  1 7 日( ブッダとその表現

第2回  1 月21日() 仏典はどのように成立したのか?

第3回  1 28日() 仏典翻訳の意義とその実際

【受講者からの感想】

・仏典の成立過程とアジアにおける展開がよくわかりました。翻訳の実践についてもう少し具体的に知りたくなりました。

・経典の歴史や成り立ちを新しく感じられました。又、続きを希望します。

・内容が豊富で講義回数を増やして欲しかった。 

【講座の様子】