(実施)秋期 A10 ペットへの愛着と悲嘆

【講座目標】

ペット喪失による悲嘆がなぜ起こるのか、どのように対処すれば良いのかについて、愛着理論や悲嘆理論、最新のデータをもとに学びます。また、ペット喪失による悲嘆を扱っている自助グループの実際について学びます。 

【講座趣旨】

近年、我が国では15歳未満の子どもの数よりも、犬や猫等のペットの数が多い状況が続いています。ペットの飼い主の多くが、自身のペットを重要な家族メンバー(愛着対象)と捉え、日常生活を送っています。重要な愛着対象としてのペットの喪失は、あらゆる飼い主に訪れるものですが、そこからもたらされる悲嘆は、飼い主の日常生活にさまざまな影響をもたらします。

これらの悲嘆はなぜ起きるのか、どのようなプロセスを経て悲嘆が緩和されるのか、周りの人々はどのように振る舞えばよいのかについて、愛着理論や悲嘆理論・データを用いながら解説します。

また、第2回目には、20年以上にわたり、ペットを失った飼い主のための自助グループ「ペット・ラバーズ・ミーティング」を開催している梶原葉月氏をお迎えし、自助グループの実際についてお話を伺います。 

【講座期間】

第1回 11 5 日( ペットへの愛着と悲嘆①-講義ー

第2回 1112日() ペットへの愛着と悲嘆②-実践報告ー

【受講者からの感想】

・ペットの存在が心の拠りどころにもつながることが新たな発見でした。参加者の方々との話し合いにおいても、ペットは家族という認識を確認できました。

・自分のペットロスの状態を俯瞰で見る経験ができました。寂しい悲しいは当たり前で、乗り越えたり克服することではないというのが目から鱗でした。

・何かを「言う」のではなく「聴く」ということが、いろいろな場面に通じるな、と思いました。 

【講座の様子】