(実施)秋期 A4 初期仏教入門 ~ブッダのさとりとその教え~

【講座目標】

本講座の目的は「仏教とは何か」を考える視座を提供するものです。仏教の本質はブッダ(仏)、教え(法)、教団(僧)という「三宝」があげられます。この三つの要素をインドの社会背景から考察してみます。 

【講座趣旨】

 本講座では上記の「三宝」を順次検討していきます。まず、ゴータマ・ブッダが登場したインドの社会的背景を知ることは、仏教をよりよく理解する上で重要です。その視点のうえで、“歴史上の<ブッダ>はいかなる生涯を歩んだのか、ブッダのさとりはどうして達成されたのか”について論じていきます。ついで、ブッダの教えがどのようにまとめられ、体系化されていったのか、つまり<教えの編纂>について概説します。さらに、教えに従って生きる弟子たちの<教団>(僧伽)はどのように形成され、教団分裂はどのようにして起きたのかを分析します。この分裂の原因と結果を知ることは「仏教とは何か」という問いに対する答えの視座を提供することになるでしょう。以上、本講座はインドにおける仏教の成立から大乗仏教成立以前までを扱います。 

【講座期間】


第 1 回 1 月 8 日(土) 仏教の起こる背景をさぐる

第 2 回 1 月22日(土) ブッダの生涯と教団の成立

第 3 回 1 月29日(土) ブッダのさとりとは何か


【講座の様子】