(実施)春期 A8 ポストコロナ時代の死生観のために

【講座目標】

ポストコロナ時代を見据え、様々な死生観があることを紹介し、よりよく生きるための自分なりの死生観をもつことの大切さを学ぶ。 

【講座趣旨】

 現代では死はタブー視され、日常から隠されてきました。

しかし、大震災や新型ウィルスパンデミックなどによって我々はいやおうなく健康や生活の不安にさらされることになりました。

その核心にはまちがいなく「死」への不安があります。我々にとって死とは「わかってはいるが、できるだけ見ないようにしているもの」そのものなのです。

超高齢社会化に少子化や長期不況などが重なり、死が停滞・無などのネガティヴなイメージでしかなかった「成長の時代」から、「死を見据えた時代」への転換が要請されています。ひとりひとりがあらためて自分なりの死生観をもつことが求められているのです。

この講座では、これまでの死のタブー化が招いた弊害を概観し、よりよく生きるための自分なりの死生観をもつためには何が必要なのかを皆さんと共に考えていきます。 

【講座期間】


第1回 7 月 2 日(金) 死のタブー化とは

第2回 7 月 9 日(金) 哲学は死をどうみてきたか

第3回 7 月16日(金) 死生観について


【受講者からの感想】

・考えさせられるテーマで、今回受講して広い範囲の知識習得、気づきを頂きありがとうございました。

・講座内容はとても分かりやすくお話しして頂き、改めて「生きること」を考えるきっかけになりました。ありがとうございました。

・テーマへの視点、その変遷について広範かつ公正な提示がなされた。哲学からの纏めもよかった。 

【講座の様子】