(実施)秋期 B4 キリスト教芸術の醍醐味 -儀礼・聖画・イコン・聖歌-


【講座目標】

従来日本においてあまり紹介されてこなかった初期キリスト教の宗教儀礼の核心やキリスト教正教の音楽の本質、ならびに、キリスト教における彫刻や聖画やイコンなどの歴史を概括的に紹介して、キリスト教の祈りの精神と美が如何に融合しているかを、明らかにする。 

【講座趣旨】

中里巧と山舘順は、『生命倫理事典』(大陽出版刊行)の編纂と出版に、10年以上の歳月と労力を注いできた。10年以上におよぶ編纂作業を通して延べ1000人以上の人々がこの編纂事業にかかわり、改訂を繰り返して3冊の事典を出版した。本事典は、日本の生命倫理学領域文献における金字塔であり、アメリカやドイツで刊行されている事典とともに、国際的に代表的な事典である。 折田真樹は、日本では珍しいロシア正教聖歌の専門家であり、声楽家であるとともにロシア聖歌合唱団メロスの指揮者であるとともに、御茶ノ水にある日本ハリストス教団復活大聖堂(通称ニコライ堂)の聖歌隊を指揮している。中里は、キリスト教精神の核心である祈りと美意識の融合に着目して、主として初期キリスト教の宗教儀礼について語り、山舘は、カトリックミッション教育機関に長年勤めてきた経験を生かして、キリスト教美術について概括し、折田は、専門であるロシア正教聖歌についての豊富な知見や経験をとおして、キリスト教音楽の神髄を語る。 

【講座期間】


第1回 10月10日(土) 中里 巧 初期キリスト教の宗教儀礼と祈りの精神について

第2回 10月17日(土) 山舘 順 キリスト教美術の歴史 ー彫刻や聖画やイコンなどー

第3回 10月24日(土) 折田真樹ロシア正教聖歌の神髄と醍醐味

【受講者からの感想】

・ 正教会については、日本では触れる機会が少ないので、大変勉強になった。音楽理論とキリスト教の関係の活と新鮮だった。

・ 毎回先生が変わる講座に、初めて申し込みました。良かったです。

・ ロシア正教会の歴史と様相について、初めて知ることができ感謝です。折田先生の話から宇宙と音楽の不思議な関係を知らされました。 

【講座の様子】