(実施)秋期 B2(福祉社会システム専攻シリーズ)大人のひきこもりと老親(8050)問題を考える~元中学校教員として若者を支援する現場から~


【講座目標】

大人のひきこもりと老親に関わる課題について理解を深め、 課題解決の一助となることを目指す。 

【講座趣旨】

例年、東洋大学社会学研究科(大学院)福祉社会システム専攻シリーズとして、講座を企画しています。今年度の秋学期は、 「大人のひきこもりと老親」に関する講座です。 学校や職場の現状に馴染めずに、「ひきこもり」生活をする若者が増加しました。そうした若者は多くの場合、生計を親に頼り、 「ひきこもり」の長期化により40~50歳代に至り、親も70~80歳代の高齢となって、収入や介護に関わる問題が生じてきます。これが近年、「8050問題」と呼ばれてる問題です。こうした家族は往々にして孤立し、親子関係が深刻化するケースも珍しくありません。 綿貫公平氏は、公立中学校の教員を定年退職後、生きづらさを抱える若者の支援に尽力されてきました。そのご経験に基づくお話から、当該課題に関する理解を深め、当事者、関係者および近隣住民がすべきこと、できること、心がけるべきことを学び、 課題解決の一助となることを目指します。 

【受講者からの感想】

・ 普段意識していない社会的な問題を意識することができました。仕事がメイクやラピーをしていて健常者が社会で一般に働いている方でも心に問題を抱えている「潜在的なひき込もり」の人たちは多くいると感じます。私ができることで子供達、大人も希望がもてる世界を作りたい。ありがとうございました。

・ とてもわかりやすく、考えさせられるお話でした。ありがとうございました。

・ 引きこもりの現状、社会の問題、先生のお考えと非常に分かりやすく学べました。自分の考えに自信を持ち、あらたな価値観・考え方も知ることができました。ありがとうございました。  

【講座の様子】