(実施)秋期 A9 仏教思想を考える -その哲学・宗教・倫理


【講座目標】

仏教の哲学の面、宗教の面、倫理の面のそれぞれについて基本的な知識と理解を得て、自分の人間観・世界観を発展させていくことが出来るようになることです。 

【講座趣旨】

仏教は日本人の精神史の主流を形成してきたといっても過言ではないでしょう。江戸時代以来の寺檀制度によって、仏教はもっぱら死者の法事を担当するようにも思われていますが、その本来の教えには、現代哲学とも十分に対話しうる哲学を有し、凡夫こそ救われるような宗教性も豊かにあり、また、この世の豊かな生き方を呼びかける指針もそなえています。すなわち、哲学の 方面、宗教の方面、倫理の方面のいずれをも、その中に有していることを再発見、再評価すべきではないでしょうか。

今回の公開講座では、この哲学としての仏教、宗教としての仏教、倫理としての仏教について、各回それぞれ紹介し、解説してみたいと思います。都合、3回の講座となります。 

【受講者からの感想】

・今まで断片的に仏教を学んで来たが、今回の講義で一連の仏教のつながりがよく理解出来た。有難うございました。

・仏教思想の基本を短時間で、コンパクトに学べて大変満足している。

・仏教思想として多面的な整理をしていただき、わかりやすかったです。 

【講座の様子】