植物は大きな移動能力を持たず、いつも温度や光など環境の変化にさらされています。一方で、私たちの食料や使用するエネルギーの多くは、植物が光合成によって固定した太陽光のエネルギーであり、すべての生命は植物の同化能力に依存しています。植物がどのようにしてこのような能力を発揮しているのか?また植物のポテンシャルをさらに引き出すことで、私たちの生活にさらに役立てることは出来ないか?ということを考えて研究を行っています。
東洋大学SDGs特設サイト
🎬大切な遺伝資源を守りながら食糧不足の地域に栄養豊富なコメを届ける
東洋大学入試情報サイト
🎬植物のポテンシャルを引き出して、食糧問題に取り組む
🎬for “human nutrition”「世界の栄養問題解決」のために
LINK@TOYO
日本の食卓に欠かせない「お米」。米不足で注目を集める今、「良い米」を安定供給するための品種改良研究を大学教授が解説!
内容は、植物の栽培が基本です。変異体の利用や薬剤処理などを行い、植物の光合成や収量、酵素活性や遺伝子発現などを比較して、未知の問題に挑みます。
研究テーマは「やりたいこと」を話し合った上で決めます。1人1テーマ(以上)を担当し、主体的に研究を進めてもらいます。仮配属で配属された場合、仮配属の研究テーマをそのまま卒業研究のテーマに発展させます。
植物の栽培は待ち時間が長いため、効率的に時間を利用する必要があります。研究室ではコアタイムなどは設けず、各自で実験計画の組み立てを行ってもらいます。研究の進捗は(手を動かした量)×(教員と議論した量)に比例すると思っています。研究には終わりがありませんが、研究成果は学会や論文で発表することを目指しています。卒論では学会発表、修士では論文1報、博士では論文3報を報告できるように指導します。
食品企業への就職がもっとも多いですが、公務員や理科教員、大学研究職への就職が多いことが特徴です。特に、当研究室からは過去に公立中学高校理科教員に現役採用された学生が9名おり、現役採用率77%と高い採用率を誇っています。
研究職・専門職を希望する人には大学院への進学を強く勧めています。深い専門知識や技能など研究力を身につけたい人は大学院へ進学してください。当研究室の研究指導力については、過去の研究業績を参考にしてください。
博士
理化学研究所、日本学術振興会、海外研究機関2名
修士
フタバ食品、WDBエウレカ、村上農園、あづま食品、など
学部4年卒
三州製菓、日新化工、赤城食品、富士パン粉工業、富士食品工業、ヤッホーブルーイング、タカラ食品工業、武蔵野、ヨックモック、日本肥糧、山崎製パン、新進、滝沢ハム、デリカフーズ、常陽銀行、トキタ種苗、ヤーマン、第一三共製薬、キユーピータマゴ、敷島製パン、WDBエウレカ、など
学部4年卒進学先
東洋大学大学院生命科学研究科、東京大学大学院、埼玉大学大学院、など
過去の卒業生・修了生(約100名)の就職先
これまでに、国費留学生1名、ABEイニシアチブ留学生1名、海外大学卒業生1名の大学院進学を受け入れています。また、東洋大学出身の大学院生は、日本学術振興会PD 1名、DC2 1名、東洋大学校友会奨励賞3名を獲得しています。
その他不明な点は廣津(hirotsu[at]toyo.jp)まで問い合わせください。