2017年7月18日
2017年7月18日
バイオ・ナノエレクトロニクス研究センター(BNERC)と大学院学際・融合科学研究科(IdNS)は、インドの大学との教育研究連携を推進してきました。特に、Indian Institute of Technology(IIT Delhi)とBNERC, IdNSは、2009年に部局間連携協定を、2012年に大学間連携協定を締結し、2013年にはIIT Delhiに東洋大学インド拠点を開設しました(IIT Delhiとの研究教育成果については、以下の「これまでの実績」を参照)。
BNERC, IdNSとIIT Delhiは、お互いの施設・機器・装置を共有した「先端ナノ分析教育研究プログラム」を開始しました。特に、BNERCが最近導入した「ハードX線光電子分光(HAXPES)システム(Ulvac-Phi社製)」をIIT Delhiの研究者・学生が遠隔操作できるようになり、両研究機関が連携した「新規バイオ・ナノ材料の表面分析」が可能となりました。
この画期的な共同研究プログラムの開始を祝したセレモニーが、2017年7月18日にBNERCにおいて開催されました。インド大使館より駐日インド大使・科学技術参事官が参加され、祝辞をいただきました。Skypeマルチ国際会議システムにより、IIT Delhiの学長・研究者もセレモニーに参加されました。セレモニーの後、IIT Delhiの研究者が実際にHAXPESの遠隔操作を行いました。これを機に、BNERC, IdNSとIIT Delhiとの共同研究教育プログラムがさらに活性化・推進されることが期待されます。
15:30 BNERCの紹介および教育研究成果
前川透(センター長)
15:50 祝辞 (Online)
V. Ramgopal Rao(学長, IIT Delhi)
15:55 祝辞 (Online)
B.R. Mehta(研究開発委員長, IIT Delhi)
16:00 祝辞 (Online)
Joby Joseph(主任, NRF, IIT Delhi)
16:05 祝辞
H.E. Sujan R. Chinoy(駐日インド大使)
16:15 施設見学
16:30 HAXPASの遠隔操作 (Online)
16:45 パネル討論
1. インド工科大学デリーとの教育研究連携協定締結(2009年10月, 部局間連携)
2. 国際シンポジウム「バイオ科学とナノテクノロジーの融合に向けて」をインド工科大学デリーと開催(2011年12月, 東洋大学川越キャンパス開催)
3. インド工科大学デリーとの教育研究連携協定締結(2012年8月, 大学間連携)
4. 日印国交60周年記念「先端科学技術シンポジウム」をインド大使館と共催(2012年12月, 東洋大学白山キャンパス開催)
5. インド工科大学デリーに「東洋大学インド拠点」を開設(2013年1月)
6. インド工科大学デリーの博士後期課程学生・PDの受入れ(2013年より延べ12名, 共著論文4編)