2014年2月27日
2014年2月27日
世界的な著名研究者2名を招待し、「国際セミナー:ナノサイエンス・ナノテクノロジー」を開催しました。
開催日: 2014年2月27日
場 所: 国際セミナー室
バイオ・ナノエレクトロニクス研究センター新棟ß
1. Pulickel Ajayan教授, Rice University, Texas, USA
Title: Materials science of atomic layers
講演概要:
ナノ材料は、1次元・2次元・3次元材料に分類されます。Ajayan 教授は、二次元ナノ材料として、単層・二層・多層グラフィーン/窒化ホウ素を取り上げ、新規合成方法、優れた物理化学特性について、自身の研究成果をもとに説明されました。近い将来、2次元ナノ材料を基盤とした産業革命が始まることが期待されます。
2. Kaustav Banerjee教授, University of California Santa Barbara, California, USA
Title: 2D electronics: Graphene and beyond
講演概要:
世界のエネルギー問題の解決方法の一つとして、高効率“グリーン”電子デヴァイスの設計・開発が望まれています。グラフィーンや窒化ホウ素などの2次元ナノ材料が、室温作動トンネル・トランジスターやバイオセンサーなどの“グリーン”量子デヴァイスの主要な要素となることが期待されています。インテリジャント電子・バイオデヴァイス開発に関して、多くの革新的アイデアが紹介されました。
「バイオ・ナノエレクトロニクス研究センター」と「大学院学際・融合科学研究科」は、すでに、Rice UniversityのAjayan教授の研究グループおよび、UC Santa BarbaraのInstitute for Collaborative Biotechnologiesと国際連携教育研究プログラムを実施しています。セミナー終了後に、Rice Universityとの“博士ダブル・ディグリー・プログラム”の実施について協議しました。なお、「バイオ・ナノエレクトロニクス研究センター」の研究成果を教育に反映・還元するために2007年に開設された「大学院学際・融合科学研究科」は、すでに、FranceのUniversité Pierre et Marie Curie (Paris 6) およびUniversité de Nantesと“博士ダブル・ディグリー・プログラム”実施協定を締結しています。
「バイオ・ナノエレクトロニクス研究センター」と「大学院学際・融合科学研究科」は、今後も、最先端若手研究者育成プログラムの一環として、「国際シンポジウム・国際セミナー」を開催致します。