2024.12.18|WED
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2024年度のノーベル賞では、人口知能(AI)関連の研究が2件も受賞したことは記憶に新しい。人工知能の発展の歴史は、ビックデータの活用やアルゴリズムの改良などソフトウェア技術の進化により長らく牽引されてきました。しかしながら、人工知能を活用したネットワークシステムを世界中で広く利用されるようになるにつれ、莫大なエネルギー消費が大きな問題となっています。この課題を解決するため、ネットワークへのアクセスを必要としない『エッジAI』の開発に向けて、専用のハードウェアの開発が世界中で急速に進んでいます。本シンポジウムでは、AIに最適化されたハードウェアとしての『物理リザバーコンピューティング』に焦点を当て、世界をリードする研究者らによる講演会を行います。シンポジウムの後半では、物理リザバーに限らず、その他のマテリアルに関する異分野研究のポスターセッションや学生チャプターを開催し、幅広い視点から当該分野の議論を深めます。
タイトル 第21回BNCシンポジウム - マテリアルAIシンポジウム -
日時 2025年 3月 1日(土)10:00-17:10(予定)
場所 東洋大学川越キャンパス バイオ・ナノエレクトロニクス研究センターβ棟
主催 バイオ・ナノエレクトロニクス研究センター
言語 日本語
形式 ハイブリッド形式開催
(オンライン:講演・パネルディスカッションのみ)
プログラム 講演/パネルディスカッション/ポスターセッション(同時進行:応用物理学会 東洋大・東京電機大SC・センター見学会)
9:20~ 受付
10:00 開会あいさつ
10:10-10:50 基調講演
田中 啓文 (九州工業大学 教授/ニューロモルフィックAIハードウェア研究センター センター長)
「In-Materio Physical Reservoir Devices based on Random Network of Carbon Nanotube Sponge Structure for Robot Application」
10:50-11:20 一般講演
根岸 良太 (東洋大学 BNC センター長)
「ナノマテリアルの構造設計とニューロモルフィック素子への応用」
11:30-12:00 招待講演
田向 権 (九州工業大学 教授)
「ホームサービスロボットへの応用を目指したレザバーシステムとマテリアル知能の可能性」
12:00-12:30 招待講演
常木 澄人 (九州工業大学 准教授)
「スピントロニクスデバイスを用いたニューロモルフィックコンピューティング」
13:30-14:00 招待講演
生野 孝 (東京理科大学 准教授)
「光電変換素子による光電子シナプス素子を用いた物理リザバーコンピューティング」
14:00-14:30 招待講演
寺部 一弥 (物質・材料研究機構 特命研究員)
「固体イオニクスを基盤とするニューロモルフィック素子の創製と評価」
14:40-15:10 パネルディスカッション
田中 啓文・田向 権・常木 澄人・生野 孝・寺部 一弥・根岸 良太
15:10-17:00 ポスターセッション/応用物理学会 東洋大 ・ 東京電機大SC /センター見学会(パラレルセッション)
17:00-17:10 閉会あいさつ
※当日は春休みのため、学食・生協(売店含む)の営業はございません。