22世紀向かって生きてゆく子どもたち。お子さんの幼児期に家庭や幼児教育施設で育てなければならないのは "生きる力の基礎" です。
"生きる力の基礎"とは、なんでしょう?
文部科学省は 「幼児期の終わりまでに育ってほしい(育ちゆく) 10の姿」で"生きる力の基礎"を示しました。
富田幼稚園では、お子さんの未来に必要とされる『10の姿』を育み、子どもの未来が輝く保育を全職員で取り組んでいます。
知ってますか?
幼児期の終わりまでに育ってほしい
『10の姿』
(1)健康な心と体
(2)自立心
(3)協同性
(4)道徳性・規範意識の芽生え
(5)社会生活との関わり
(6)思考力の芽生え
(7)自然との関わり・生命尊重
(8)数量・図形、文字等への関心・感覚
(9)言葉による伝え合い
(10)豊かな感性と表現
生きる力の基礎(10の姿)を育む環境とは!
幼稚園教育の中でとても大切な「子どもを育む 環境と遊び」について、一例をご紹介いたします。
富田幼稚園には、広々とした、緑あふれる園庭があり、子どもたちにとって一年中格好の遊び場です。
子どもたちは、足元の地面や草むらをじ~っと見つめるとアリやダンゴ虫、カマキリ、秋になれば、クヌギの森ではどんぐりを見つけます。 まるで宝物を発見したかのような喜びようです。そこには自然に対して正面から向き合い、命や自然を尊ぶ子どもたちの姿があります。
また、砂場では山を作り、トンネルを掘り、団子を作って夢中になって遊びます。 子どもたちは、どうすれば山やトンネルを上手に作れるかを繰り返します。この試行錯誤こそが、思考力の種でしょう。
滑り台を楽しんだり鉄棒にぶら下がって遊んだりする子ども、 鬼ごっこで園庭を駆け回る子どももいます。 そこには、常に「まぜて~」 「いいよ」 と誘い合う声が聞こえます。友たちを思う優しさや、時に起こる友達同士のトラブルからも、折り合い、協調性などの社会性を学びます。
学びの場では、子どもたちの自由な発想から楽しい遊びがたくさん生まれています。 富田幼稚園の自然豊かな起伏のある園庭で、頭と体と五感を総動員して夢中になれる遊びがどんどん広がっていきます。そこでは、子どもたちは、お互いに教え学び合い、年長や年少の垣根を越えて優しさを育み、 体を鍛え、頭を働かせながら、 一歩一歩育ちゆく姿を身に付けてきています。
富田幼稚園では、子どもたちの未来が輝くものとなるよう、「生きる力の基礎」を培う 幼児教育の環境をとても大切にしています。
成長著しい幼児期に、望ましい環境で、生活することで「10の姿」が育っていきます。
お子さんは心身がしなやかに、たくましく成長し、逆境にもへこたれず未来向かってに突き進むことでしょう。
人との関係で磨かれ、育っていく子どもたち
園では、様々な活動や行事を通して、子どもたちの知・徳・体を育んでいます。 多くの体験をすることは、自分の興味や関心があるものを発見したり、苦手なものにチャレンジしたりする機会になると共に、みんなと協同で作り出す喜びややり遂げた達成感を味わうなど、いくつもの子どもの育ちをもたらしてくれます。
例えば運動会のおゆうぎでは、表現が苦手な子どもも友達と一緒に取り組むことにより、楽しんで表現したり、自信を持って堂々と表現したりできるようになります。 また、全員で一つのものを創り上げることにより、最後まで諦めずに頑張る心が育ち、完成を互いに喜び合う達成感を味わうことができるのです。
また、作品展に向けての作品作りでは、互いに考えを出し合ったり、友達の意見を受け入れたりしながら、協力して作品作りに取り組んでいきます。 時には思うようにいかずぶつかり合うこともあります。しかし、素敵な作品を完成させようという一つの目標に向かって、みんなでアイデアを出し合い、前に進むことで困難を乗り越えていきます。こうして作品の完成を迎えたときには、子どもたちの心に共同性や道徳性がしっかり育まれているのです。
このように子どもたちが互いに磨き磨かれながら成長していけるよう、園では、担任の先生に加えサポートの先生全員が、全力で子どもたちを支えています。この先生たちの細やかな支援によって、子どもたちは次に向かってステップアップを遂げることができるのです。富田幼稚園は、子どもたちの集団での学びと先生たちの細やかな支援をとおして、子どもどうしの関係性を深め、互いに磨き合いながら子どもたち一人一人の確かな心身の成長を育んでいます。
子どもの未来が輝く『つながる保育』
3、4年先の未来を少しイメージしてください。
幼児期が過ぎると、お子さんはもう小学生です。大きなランドセルを背負って元気に登校する様子がイメージできるのではないのでしょうか。
「幼稚園の入園も、まだなのに」と感じるかもしれませんが、幼稚園で思う存分学んだ子どもたちにとって次の大きなステップが小学校入学、 そして小学校での生活です。
小学校教育にスムーズになじんでいくために、育ちゆく『10の姿』は欠かせない姿でもあります。しっかりした幼児教育で培われる 生きる力の基礎 がますます重要になってきます。
現在、教育問題にもなっている小1プロブレム、不登校の増加などは、単なる特定の能力にフォーカスした早期先取り教育では解決できないでしょう。
お子さんの成長への期待や喜びと同時に、 学校生活に馴染み、 新たな友達と楽しく活動できるだろうかなど、不安も生まれるものです。
特に環境が変わる、幼稚園入園や小学校入学の時期などは、お子さんはもちろん、保護者さんも不安を抱えるのではないのでしょうか。
そこで、富田幼稚園では、小学校とのスムーズなつながりを図るため、近隣の小学校と積極的に連携・接続をする 『つながる保育』 にも取り組んでおります。
年少、年中組から、小学校におじゃまして活動を行ったり、年長組では小学校の実際のクラスを見学したりなど、園児、児童の交流。特別研修会等での教職員間の交流。ならびっこ等の集団行動規範の共有。また、お子さんだけではなく、保護者さんの抱える就学に対して不安にも、園が小学校との連絡、調整を行い対応しています。
このように、子どもたちの育ちゆく姿が小学校でも十分発揮できるよう、つながる保育に力を入れています。
今後、「つながる保育」は、小1プロブレム、不登校の増加の解消にも大きな役割を担っています。 益々重要視される取り組みになっています。