トーストマスターズ

クラブについて

トーストマスターズクラブとは? トーストマスターズとは?

トーストマスターズとは、スピーチのトレーニングを行うことを主な目的とした、非営利教育団体です。1924年にアメリカのカリフォルニアで生まれました。

日本では、まだその名をあまり知られていませんが、現在、米国、カナダを中心に、全世界の100カ国以上で約12,500以上の正式クラブがあり、25万人以上が学んでいます。 (2010年夏現在)国際本部は「トーストマスターズ・インターナショナル(TI)」と呼ばれ、カリフォルニアに置かれています。

日本では100近くの正式クラブがあり、延べ2,500人近くの会員がいます(2010年春現在)。 英語のみで例会を行うクラブ、日本語と英語の両方、日本語クラブがあり、例会の場所や時間もさまざまです。

トーストマスターズから得られること

トーストマスターズで得られることは、話し方や英語力の上達だけではありません。

「入会して得られたことは何ですか?」

と会員の皆さんに聞くと、一例としてよくこのような答えが返ってきます。

他にも人によって、さまざまな学び・収穫があります。

話し方、パブリックスピーキング、コミュニケーション力全般の上達

相手に分かりやすく伝わる話の構成、緊張のコントロールなどは、言語に左右されず活用できる能力ですので、英語でも日本語でも仕事や日常生活に 役立ちます。

「コミュニケーションツールとして」英語を用いる能力

トーストマスターズクラブの英語例会は「英語を教える」クラブではなく、「英語でコミュニケーションする」場です(詳しくは「よくある質問(FAQ)」参照)。 英語を話すのではなく、英語「で」話す、つまり目的ではなく手段として英語を活用する機会を増やすことで、自然と英語をツールとして活用する能力が上達していきます。

人の話を聴く能力の向上

ただ漠然と聞くだけではなく、注意深く聴いてフィードバックを行う場などもあります。また、異なるバックグラウンドを持つ会員の、人生経験に基づくスピーチを聴くことで、「お持ち帰り」もたくさんあります。

自分への自信、ポジティブシンキング

トーストマスターズの大きな特徴は、良い点を見つけあうことによってお互いを「認め合う」経験を持つことです。「こうしなさい、ああしなさい」ではなく、「あなたはこういう能力が優れているから、さらに向上するためにこうしてはどうだろうか」というスタンスです。それによって、自分への自信につながり、物事を前向きに考えやすくなっていきます。

人間関係の向上

話し方の向上はもちろん、上記のような自分への自信UPによって、人見知りが改善し、人と臆することなく会話できるようになります。

また、トーストマスターズでは様々な人と出会う機会がありますので、対人関係スキルを訓練する場にもなります。

普段会えないような、異なるバックグラウンドの人との出会い

職場や家庭では会えないような様々な職業や年齢の人が参加していますので、世界が広がります。

ものごとを考える力の向上

即興スピーチを練習することで瞬発的に考える力を磨き、スピーチを自ら書いて組み立てる経験をすることで、論理的に考える力を養います。

タイムマネジメント(時間管理)スキル

トーストマスターズは時間をとても大切にします。例会は時間どおりに始まり、会の運営は時間どおりに行われ、すべてのスピーチも時間制限を設けています。時間内に簡潔に話す練習をしたり、時間どおりに会の進行を行う練習をすることで、日常の時間管理にも寄与します。

組織運営の機会

トーストマスターズは非営利団体ですので、会やイベントの運営もすべてボランティアで行われます。そのような機会にかかわることで、組織運営の基本が学べます。

楽しみ

トーストマスターズの創立理念の一つに、"We learn best in moments of enjoyment"(最も学びが大きいのは、楽しく学ぶ時)があります。例会でも「楽しさ」の要素をたくさん取り入れているほか、パーティーやコンテストなどの任意参加のイベントなどを通しても、楽しみながら学ぶことができます。

「本当?」「信じられない」と思われた方も、「やってみたい」と思われた方も、まずは一度ご見学されてみてはいかがでしょうか? 百聞は一見に如かず、です!