第9回シンポジウム
『干潟生態系の危機-その現状と再生方策』
『干潟生態系の危機-その現状と再生方策』
第9回シンポジウム
「干潟生態系の危機-その現状と再生方策」
主催 沿岸環境関連学会連絡協議会
(土木学会海岸工学委員会/日本水産学会水産環境保全委員会/ 日本海洋学会環境問題委員会/日本水産 工学会物質循環研究会)
開催日 2003年3月1日(土)
場所 東京水産大学 講義棟 大講義室(東京都港区港南4-5-7)
(JR線・京浜急行線品川駅東口(港南口)から約600メートル.モノレール天王洲アイル駅から 「ふれあい橋」を渡り裏門まで約300メートル.)
地図情報は,http://www.tokyo-u-fish.ac.jp/Japanese/Meeting-and-Others/Access-to-University/index.html
参加費 参加費: 2,000円(当日会場で配布いたします予稿集の費用を含みます.)
弁当代: 1,000円(当日は大学生協食堂が閉店のため、希望者には弁当を予約販売いたします.)
懇親会費: 3,000円(シンポジウム終了後,東京水産大学・大学会館1階ホールにて開催します. 飲み物の持込みは自由ですので歓迎します.)
問い合わせ先 東京工業大学大学院情報理工学研究科情報環境学専攻
灘岡 和夫 (沿岸環境関連学会連絡協議会 代表兼事務局)
〒152-8552 東京都目黒区大岡山2-12-1
Email: nadaoka@mei.titech.ac.jp Phone: 03-5734-2589 Fax: 03-5734-2650
開催趣旨
干潟生態系は沿岸浅海域の生態系において基盤的な役割を持つが,近年,全国規模でその劣化が目立ち始めている.例えば,干潟ベントスの代表的な存在であるアサリの全国の漁業生産は,1986年以降減少傾向が続き,最近では戦後ピーク時の1/4以下のレベルまで減少してきている.その原因として,沿岸埋め立てによる干潟の喪失がまずあげられるが,それだけでは説明できない事例が少なからず存在する.しかし,現在のところ,ほとんどの場合,その具体的な原因を特定するところまでには至ってない.本ジョイントシンポでは,まず,このような干潟生態系の危機的な状況を全国的な視野から概括するとともに,今後の原因解明に向けての重点調査課題の整理や調査体制のあり方,等について議論する.さらに,原因が十分解明されていない現状の中で,現在進行しつつある干潟生態系の劣化をいかにして食い止め,再生していくか,その方法論について,干潟再生の技術論と体制論の両面から議論する.
プログラム
開会の挨拶ならびに趣旨説明
東京工業大学 灘岡和夫(9:45~9:50)
Part 1: 干潟生態系の劣化の現状 (9:50~12:00)
司会 東京工業大学 灘岡和夫
① 全国の干潟生態系の変遷と現状(比較水域論的な視点から)
東京湾/伊勢湾/大阪湾/瀬戸内海/有明海/全体のまとめ
土木学会海岸工学委員会・対外連携小委員会(15分×5+5分+討議20分)
② 干潟生態系劣化の原因解明に向けての調査のあり方
瀬戸内海区水産研究所 浜口昌巳(25分+討議5分)
― 昼食(12:00~13:00) ―
Part 2: 干潟再生技術の現状と課題 (13:00~15:00)
司会 鹿島技術研究所 田中昌宏
① 干潟再生技術の目指すところ ― 統合的沿岸域管理を実現するために ―
国土技術政策総合研究所 古川恵太(25分+討議5分)
② 湾域全体でのアサリ浮遊幼生動態把握に基づく干潟再生戦略 ―東京湾を対象として―
国土技術政策総合研究所 日向博文(25分+討議5分)
③ 英虞湾と大阪湾における干潟再生実験事例と干潟造成技術の課題
大成・技術センター 上野成三(25分+討議5分)
④ 三河湾の浅場造成プロジェクトの環境修復効果について
愛知県水産試験場 武田和也(25分+討議5分)
― 休憩 (15:00~15:20)―
Part 3: 総合討論 「干潟生態系の再生に向けて」 (15:20~17:30)
司会 東京大学 日野明徳,大阪市立大学 矢持 進
話題提供:(各15分×3,討議は総合討論でまとめて行う)
① JHGM手法による干潟の機能評価と自然再生評価への発展
国立環境研究所 野原精一
② 干潟環境保全と水産業の両立の現状と課題
東京大学大学院 清野聡子
③ 干潟生態系の保全・再生に向けた市民活動
海をつくる会 工藤孝浩
総合討論:(85分)
コメンテーター ・・・・・ 浜口,古川,日向,上野,武田,野原,清野,工藤
懇親会(18:00~ 於:東京水産大学・大学会館1階ホール)