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シンポジウム
公開シンポジウム 「日本の海産外来種の現在〜アンケート調査結果と最新研究から」
日本ベントス学会自然環境保全委員会 主催
開催日時:2025年9月9日(火) 13:00〜16:30
会場:東北大学青葉山コモンズ大講義室
背景と目的:生物多様性の保全や人間社会に多大な負の影響を与えている外来生物は世界中で絶え間なく増え続けている。海洋においてもそれは例外ではない。日本ベントス学会自然環境保全委員会では,2002~2003年に国内における海産外来種の実態把握のためアンケート調査を行い,2004年にその成果を日本ベントス学会誌上に公表した。それから約20年を経て,自然環境保全委員会の海産外来種研究ワーキンググループが中心となり,現況を把握すべく再びアンケート調査を行った。外来生物法の施行や船舶バラスト水規制管理条約の発効,学習指導要領における外来生物教育の付加改訂等,この20年間で外来生物に対する社会の取り組みには少なからず進展が見られる。その中において海域や汽水域の外来種にはどのような変化があったのか?今回のシンポジウムは2022~2023年のアンケート調査の結果を中心に,海産外来種の20年間の変化や最新の知見等について広く知っていただくために企画した。
13:00-13:05 開会挨拶・趣旨説明 木村妙子
13:05-13:20 日本の海産外来種:2002〜2003年と2022〜2023年のアンケートの結果から
岩崎敬二,逸見泰久,木村妙子,佐藤慎一,中山聖子,風呂田利夫,阿部博和,大谷道夫,柏尾 翔,
加戸隆介,小玉将史,斉藤英俊,土井 航,西川輝昭,平野弥生,山口寿之,良永知義
13:20-13:35 日本の島の海産外来生物地理学 岩崎敬二
13:35-14:05 海棲無脊椎動物と外来感染症 良永知義
14:05-14:25 多毛類の外来種の現状 阿部博和
14:25-14:35 休憩
14:35-15: 05 釣り餌生物の流通と利用 斉藤英俊
15:05-15:25 熊本県における特定外来生物ヒガタアシの起源・分布拡大・対策
逸見泰久,松田竜也,小田哲也,長沼辰樹,山田勝雅
15:25-15:45 Tenellia adspersaは本当に外来種か?〜ウミウシ類における外来種問題の現状と課題 柏尾翔
15:45-15:50 休憩
15:50-16:25 総合討論,質疑応答,総括
16:25-16:30 閉会挨拶 逸見泰久