結論|塾で勉強できることと、家で自分から始めることは別の力です
塾では、授業の開始時刻が決まっています。
使う教材も、取り組むページも、先生がある程度決めてくれます。
周囲の生徒も勉強しています。
分からない問題があれば、その場で質問できることもあります。
つまり塾には、勉強を始めるための条件が用意されています。
一方、家庭では自分で決めなければなりません。
何時から始めるのか。
どの教科をするのか。
学校ワークと塾の宿題のどちらを先にするのか。
何ページ進めるのか。
分からない問題をどうするのか。
スマートフォンをどこへ置くのか。
どこまで終わったらやめるのか。
大人から見ると小さな判断に見えます。
しかし、何をすればよいか整理できていない中学生にとっては、この判断だけでも大きな負担になります。
塾で説明を受ける力と、家庭で自分の学習を動かす力は同じではありません。
だから、
「塾ではできているのだから、家でも自分でできるはず」
とは限りません。
必要なのは、いきなり毎日二時間勉強させることではありません。
まず、家庭学習の入口をつくることです。
家へ帰ると、いくつもの課題があります。
学校ワーク。
塾の宿題。
英単語や漢字の小テスト。
提出物。
授業プリント。
通信教材。
保護者の方が購入した問題集。
本人に、
「何か勉強しなさい」
と伝えても、「何か」の範囲が広すぎて決められないことがあります。
何を優先するか考えているうちに疲れ、とりあえずスマートフォンを見る。
そのまま時間が過ぎてしまう。
これは、必ずしも勉強そのものを嫌がっているとは限りません。
学習の入口をつくれない状態です。
「何か勉強しなさい」ではなく、
「今日は数学の学校ワークを2ページ進める」
「英単語を10個確認したら終わり」
というところまで具体的にすると、始めやすくなることがあります。
塾で説明を聞くと、その場では分かったように感じます。
先生の解説を聞けば理解できる。
板書を写せる。
先生と一緒なら問題を解ける。
すると本人は、
「今日は塾で勉強した」
と感じます。
しかし、説明を聞いて分かったことと、後から何も見ずに一人で解けることは同じではありません。
学習にはいくつかの段階があります。
説明を聞けば分かる。
解説を見ながらなら解ける。
何も見ずに一人で解ける。
数字や条件が変わっても解ける。
数日後にも解ける。
定期テストでも解ける。
塾の授業だけで終わると、最初の段階で止まることがあります。
家で塾と同じ長時間の授業を繰り返す必要はありません。
その日に学んだ問題を一問だけ、何も見ずに解いてみる。
習った英文を一文だけ、自分で説明してみる。
英単語を10個だけ確認する。
短い時間でよいので、「自分でもう一度やってみる時間」をつくります。
家で勉強しないのではなく、やることが多すぎて動けなくなっている場合があります。
教材が増えるほど、たくさん勉強できるように見えます。
しかし、中学生が実際に扱える量を超えると、どれも中途半端になります。
学校ワークが終わらない。
塾の宿題は答えを写す。
市販教材はほとんど開かない。
テスト前は、理解より提出物を終わらせることが優先になる。
この状態で、新しい問題集や宿題をさらに増やしても解決しません。
まず、今使っている教材を並べます。
そして、
学校へ提出するために必要なもの。
定期テストに直結するもの。
塾で指定されているもの。
苦手を戻るために必要なもの。
今は使わなくてもよいもの。
に分けます。
教材を増やすことだけが指導ではありません。
必要に応じて教材を減らすことも、学習を立て直す大切な作業です。
塾では先生に質問できます。
家庭では、分からない問題が出た瞬間に勉強が止まります。
解説を読んでも分からない。
教科書のどこを見ればよいか分からない。
次の塾まで数日ある。
何を質問すればよいかも分からない。
そこで答えを写すか、ワークを閉じることになります。
この子に必要なのは、
「分からなくても、もっと長く考えなさい」
という精神論ではありません。
分からない問題が出たときの道を用意しておくことです。
少し考えて分からなければ印をつける。
教科書や例題を見る。
解説を読んでも分からなければ一度飛ばす。
質問する問題として残す。
一つ前の基本問題へ戻る。
分からない問題があっても、学習全体を止めない方法を身につけます。
中学生は、学校、部活動、委員会、塾などで一日の多くを使います。
帰宅が遅くなれば、夕食や入浴のあとに残っている時間はそれほど多くありません。
帰宅後にスマートフォンを見ている姿から、
「まだ元気があるのだから、勉強もできるでしょう」
と思うことがあります。
しかし、動画を見ることと、数学の文章題を考えることでは、必要なエネルギーが違います。
疲れている時間に、
「学校ワークを全部終わらせなさい」
「塾の宿題もやりなさい」
と求めても、動けないことがあります。
夜にすべてを解決しようとせず、
朝に英単語を確認する。
帰宅後、夕食前に一問だけ行う。
塾のない日に学校ワークを進める。
休日の午前中に苦手教科を行う。
など、時間帯を変える方法もあります。
家庭学習だけを見るのではなく、睡眠、通塾日数、部活動を含めた一週間全体を見る必要があります。
学校ワークを頑張ったのに、定期テストで解けなかった。
塾で質問したけれど、よく分からなかった。
勉強時間を増やしても、点数が上がらなかった。
こうした経験が続くと、
「どうせやってもできない」
と考えるようになります。
大人から見ると、努力を避けているように見えます。
しかし本人の中では、失敗しないために最初から取り組まない、という形になっていることがあります。
この状態で、いきなり難しい課題や大量の宿題を与えると、さらに動けなくなります。
少し前の単元へ戻る。
一人で解ける問題を確認する。
10分で終わる課題にする。
昨日できなかった一問を、自分で解けるようにする。
小さくても、自分で始め、自分で終えた経験を積み直します。
保護者の方は、心配だから声をかけます。
何も言わなければ、本当に動かない。
提出物が間に合わない。
定期テストや内申点も心配になる。
だから、言わざるを得ません。
ところが中学生は、親から言われると、自分でやろうとしていたことまで嫌になる場合があります。
親が言う。
子どもが反発する。
さらに強く言う。
子どもが隠す。
答えを写す。
やったと嘘をつく。
勉強の話を避ける。
この循環を、親子だけで止めることが難しい場合があります。
これは、保護者の方が悪いという話ではありません。
親御さんが毎日、先生役、監督役、提出物の管理役まで背負う状態に無理があります。
必要な枠組みは大人が一緒につくる。
ただし、本人が選び、判断する部分も少しずつ残す。
「全部管理する」と「何も言わない」の間を探します。
家では勉強しないなら、毎日塾や自習室へ通わせる。
これは一つの方法です。
家庭では親子げんかになる子でも、塾へ行けば勉強できることがあります。
勉強時間が確保され、生活リズムが整う子もいます。
通塾日数を増やすこと自体を否定するつもりはありません。
一時的に外から管理してもらう必要がある子もいます。
ただし、確認してほしいことがあります。
塾で何をしているのか。
分からない問題を質問できているか。
学校ワークが進んでいるか。
塾の宿題を答えを写さずに進められているか。
長い時間、ただ座っているだけになっていないか。
塾がない日にも、一問だけでも自分で始められるか。
塾へ行かなければ何もできない状態が長く続くと、高校へ進んだあとに苦しくなることがあります。
高校では、課題、予習、復習、定期テスト、模試、受験勉強を、自分で整理する場面が増えます。
学校や塾の管理を借りる時期があっても構いません。
ただし、その管理を少しずつ本人へ返していく必要があります。
「自分から勉強する」とは、何でも一人でできることではありません
自分で勉強できる子というと、
毎日決まった時刻に机へ向かう。
学習計画を自分で作る。
学校ワークも塾の宿題も完璧に管理する。
分からない問題も自分で解決する。
という姿を想像しがちです。
しかし、最初からそこまでできる必要はありません。
今日する教材を一つ選べた。
決めた時刻に、教科書とワークを開けた。
10分だけでも始められた。
分からない問題へ印をつけられた。
質問する問題を残せた。
終わったあと、次にすることを一つ決められた。
これも立派な家庭学習です。
「自分から勉強する」とは、誰の助けも借りないことではありません。
必要な助けを借りながら、自分でできる部分を少しずつ増やすことです。
時間を空けて復習する。
何も見ずに思い出す。
問題を繰り返し解く。
自分の言葉で説明する。
学習計画をつくる。
小さな目標へ分ける。
どれも、使い方によっては役立つ方法です。
米国教育省のWhat Works Clearinghouseでも、間隔を空けた学習、思い出す練習、深い説明を促す問いなどが、学習を支える方法として整理されています。
しかし、どの方法も、すべての中学生に、すべての教科で、すべての時期に同じように使える万能な方法ではありません。
まだ内容を理解できていない子に、思い出す練習だけを繰り返しても、思い出す材料がありません。
失敗が続いて自信を失っている子に、確認テストばかり行えば、考えること自体が怖くなる場合があります。
演習量が足りない子に説明だけを続けても、自分で解けるようにはなりません。
計画を立てることが苦手な子へ、細かな管理表を増やすほど動けなくなることもあります。
方法の名前が大切なのではありません。
誰に、いつ、どの教科で、どのくらい使うかが大切です。
同じ家庭で育った兄弟でも、性格、得意なこと、疲れ方、失敗への反応は違います。
一人ひとり違うのに、一つの理論を全員へ同じように当てはめることはできません。
理論は、子どもを理解するために使う道具です。
子どもを理論へ押し込むための枠ではありません。
目の前の子より、理論が偉くなったら終わりだと考えています。
私は、決められた学習法を守らせるために子どもを見るのではありません。
目の前の子が動けないのであれば、方法のほうを変えます。
理論に忠実であることよりも、目の前の子の反応に忠実でありたいと思っています。
最初に、学校ワーク、塾教材、授業プリント、小テスト、市販教材を確認します。
保護者の方が把握している教材と、本人が実際に使っている教材が違うこともあります。
新しい教材を増やす前に、現在何を持ち、何が途中になっているかを見ます。
毎回、ゼロから予定を考える必要がない状態をつくります。
多くの場合、学校ワーク、提出物、定期テスト範囲など、今すぐ必要なものから始めます。
「今日は勉強する」ではなく、
「夕食後に、数学の学校ワークを2ページ進める」
まで具体的にします。
何時に、どこで、何を始めるかを決めておくことは、漠然と「あとでやる」と考えるより行動へ移しやすくする方法の一つです。ただし、予定を細かく作ること自体が目的にならないよう、その子が実行できる形にします。
最初から一時間、二時間とは考えません。
数学の学校ワークを2ページ。
英単語を10個。
理科の間違い直しを3問。
塾で習った問題を一問だけ解き直す。
短くても、自分で終えられる量にします。
少なすぎるように見えても、何もしない日を続けるより、自分から始める経験を優先する時期があります。
分からない問題で長時間止まらないようにします。
教科書を見る。
例題を見る。
印をつけて飛ばす。
質問として残す。
基本問題へ戻る。
AIへ別の説明をさせ、自分の教材と照らして確認する。
その場で解決できなくても、次に進める方法を用意します。
最初は、大人や家庭教師と一緒に決めても構いません。
慣れてきたら、
今日はどの教科をするか。
何ページ進めるか。
いつ始めるか。
どこで質問するか。
本人が決める部分を増やします。
家庭学習を支える研究でも、保護者や教師が本人の考えや選択を尊重しながら支えることと、自己調整や宿題への取り組みとの関係が検討されています。すべてを本人任せにするという意味ではなく、必要な枠をつくりながら、本人が選べる部分を残す考え方です。
支援の目的は、いつまでも指示を出し続けることではありません。
支援が少なくなっても、自分で動ける部分を増やすことです。
「勉強しなさい」は、範囲が広すぎる言葉です。
代わりに、
「明日までの提出物はある?」
「最初にする教材は決まっている?」
「どこまで終われば今日は終わり?」
「分からない問題は誰に聞く?」
と確認します。
すべてを決めてあげるのではなく、本人が判断するために必要な質問をします。
できなかった日に、すぐ責めるのではなく、
何をするか決まっていなかったのか。
量が多すぎたのか。
分からない問題で止まったのか。
疲れていたのか。
開始時刻が遅すぎたのか。
を確認します。
理由が違えば、次に変えるところも違います。
10分だけでも、自分から始めた。
一問だけ解き直した。
答えを写す前に、教科書を見た。
質問する問題へ印をつけた。
このような変化も確認します。
そこで、
「それだけ?」
と言われると、次に始める気持ちがなくなることがあります。
少ない量で満足し続けるという意味ではありません。
始められるようになったら、少しずつ量や内容を調整します。
中学生の問題を毎日教える。
学校ワークを管理する。
塾の宿題を確認する。
提出物を点検する。
スマートフォンの使用時間をめぐって話し合う。
これを保護者の方だけが続けるのは、大きな負担です。
保護者は保護者であり、毎日、塾講師や監督役になる必要はありません。
教科の指導、課題の整理、テストまでの計画は、必要に応じて第三者へ任せます。
スマートフォンやゲームは、家庭学習が進まない中学生の多くに関係します。
利用時間や置き場所について、家庭のルールが必要な場合もあります。
ただし、取り上げればすべて解決するとは限りません。
スマートフォンを使えなくしても、
何を勉強すればよいか分からない。
問題が難しくて解けない。
教材が多すぎる。
疲れている。
失敗するのが怖い。
という原因が残っていれば、別のことをして過ごすだけになることがあります。
「スマートフォンをやめる」だけで終わらせず、
20時になったらスマートフォンをリビングへ置く。
机に出しておいた数学の学校ワークを2ページ進める。
終わったら、もう一度使ってよい。
というように、置いたあとの行動まで決めます。
スマートフォンの問題と、学習内容の問題を分けて考えます。
家で勉強しないからといって、すぐに塾を辞める必要はありません。
塾の授業は合っているけれど、家庭学習だけが弱い場合もあります。
ただし、次の状態が続いている場合は、現在の通塾が学習へつながっているか確認したほうがよいでしょう。
塾で何を勉強したか本人が説明できない
塾の宿題が毎回ほとんどできない
塾の宿題が多く、学校ワークが常に後回しになる
分からない問題を質問できていない
長時間塾にいるが、理解や答案が変わっていない
新しい教材ばかり増えている
塾の内容と学校の定期テストがつながっていない
通塾後は疲れ切り、学校の課題ができない
保護者が塾での学習状況を把握できない
「塾へ行っているから大丈夫」で止まっている
確認した結果、今の塾を続けたほうがよいこともあります。
現在の塾を否定することから始める必要はありません。
塾の授業は続けながら、学校ワーク、塾の宿題、家庭学習だけを家庭教師と整理する方法もあります。
大切なのは、塾か家庭教師かという形式ではありません。
本人が実際に理解し、塾がない時間にも少しずつ学習を進められているかです。
塾で英語と数学を勉強していても、学校の定期テスト対策がすべて終わるとは限りません。
学校ワーク。
提出物。
小テスト。
授業プリント。
理科や社会。
実技教科の課題。
これらは、家庭で進める部分が多くあります。
学校ワークが提出直前まで終わらなければ、間違い直しや二回目の演習まで進めません。
塾で難しい問題を解いていても、学校の小テストや提出物が抜けていれば、内申点へ十分につながらないことがあります。
家で長時間勉強することだけが目的ではありません。
学校と塾で学んだことを、家庭で短くつなぎ直すことが大切です。
豊川市立東部中学校、南部中学校、金屋中学校、代田中学校、西部中学校、中部中学校、小坂井中学校、御津中学校、一宮中学校、音羽中学校など、在籍校の学校ワーク、授業プリント、定期テスト範囲を確認しながら進めます。
[豊川市の内申点・定期テスト対策を見る]
[提出物を出しているのに内申点が上がらない中学生へ]
家庭教師の役割は、家で塾と同じ授業をもう一度することだけではありません。
家庭で実際に使っている教材を見る。
学校ワークがどこで止まっているかを見る。
勉強を始めるまでに何が起きているかを見る。
本人が分からないときに、どのような反応をするかを見る。
保護者の方が、どこまで声をかけざるを得なくなっているかを聞く。
そこから、家で勉強できない理由を考えます。
Thinking Studyでは、教科の説明だけで終わらせず、
学校ワークと塾の宿題の優先順位
定期テストまでの進め方
分からない問題の残し方
次の指導までに行う内容
指導していない教科の状態
内申点や高校受験とのつながり
保護者の方との情報共有
まで含めて見ます。
最初は一緒に進めます。
その後、本人が自分でできる部分を少しずつ増やします。
家庭教師がいなければ何もできない状態をつくるのではありません。
家庭教師がいない時間にも、少しずつ自分で動ける状態を目指します。
塾には通っているが、家ではほとんど勉強しない
学校ワークや塾の宿題を親が管理している
提出日直前に答えを写すことが増えた
定期テスト前になっても自分から始めない
「勉強しなさい」と言うたびに親子げんかになる
教材や宿題が多すぎて整理できていない
塾で質問できず、分からないまま帰ってくる
塾を続けるべきか、辞めるべきか迷っている
内申点や高校受験へつながる家庭学習に変えたい
一つの決まった勉強法を押しつけてほしくない
本人の反応を見ながら、方法を変えてほしい
管理されている間だけ動く状態から少しずつ変えたい
反対に、決められた一つの方法を厳格に守らせてほしい場合や、家庭教師がすべての行動を長期間管理し続けることを希望する場合には、Thinking Studyの指導が合わない可能性があります。
Thinking Studyは、豊川市へ訪問対応する個人契約の家庭教師です。
指導歴は30年以上、これまでに600人以上を指導してきました。
最初のご相談、面談、体験指導、教材の確認、実際の授業、保護者の方へのご説明まで、同じ家庭教師が担当します。
現在の塾を辞めることを前提にはしていません。
塾を続けながら、学校ワーク、提出物、家庭学習、定期テスト、高校受験までをつなぐ方法も考えます。
家庭教師への入会を前提としない、学習セカンドオピニオンにも対応しています。
[講師について詳しく見る]
[豊川市の中学生向け家庭教師を見る]
[学習セカンドオピニオンを見る]
指導時間、回数、交通費については、事前にご説明します。
高額な専用教材をまとめて購入していただくことはありません。
まず、現在使用している学校教材、塾教材、問題集を確認します。
必要な場合のみ、目的をご説明したうえで市販教材などをご提案します。
詳細は下記をご覧ください。
[家庭教師の料金体系を見る]
LINEまたはお問い合わせフォームから、分かる範囲で次の内容をお知らせください。
学年
在籍している中学校
お住まいの地域
現在通っている塾
家庭学習で困っていること
最近の定期テストや内申点
希望する曜日や時間帯
相談内容が整理できていなくても構いません。
学校ワーク、塾教材、テスト結果、提出物、家庭での様子、ご本人とご家庭の希望を確認します。
実際に指導する家庭教師本人が伺います。
問題を解く様子、教材、ノート、答案などを確認します。
何を優先するか、塾をどう活用するか、家庭学習をどのように整えるかをご説明します。
その場で契約を決める必要はありません。
ご本人も含め、ご家庭で話し合ったうえで判断してください。
最初に決めた計画へ固執せず、本人の反応、学校や塾の予定、定期テストの結果を見ながら進め方を変えます。
塾で十分な学習量を確保できている中学生もいます。
ただし、学校ワーク、提出物、塾の復習、定期テスト対策など、家庭で進める必要がある課題もあります。
塾での学習が、学校や家庭での学習へつながっているかを確認してください。
一律の時間では決められません。
学年、現在の成績、部活動、通塾日数、志望校によって異なります。
最初から長時間を目指すより、短くても自分で始め、決めた内容を終えられることを優先します。
毎日通う環境が合う中学生もいます。
ただし、塾にいる時間だけ動き、家庭では一問も始められない状態が長く続く場合は、少しずつ本人へ学習管理を返す必要があります。
通塾時間を増やす前に、塾で何を行い、どこまで理解できているかを確認します。
完全に何も言わない必要はありません。
提出期限、最初に取り組む教材、分からないときの方法など、必要な枠組みは一緒につくります。
ただし、毎回の行動をすべて大人が決めるのではなく、本人が選ぶ部分を少しずつ増やします。
利用時間や置き場所のルールが必要な場合はあります。
ただし、何を勉強すればよいか分からない、問題が難しい、疲れているといった原因が残っていれば、取り上げるだけでは解決しないことがあります。
スマートフォンを置いたあとに何をするかまで決めます。
すぐに辞める必要があるとは限りません。
現在の塾で理解できているか、質問できているか、学校ワークや定期テストにつながっているかを確認します。
塾の授業は合っているものの、家庭学習だけが弱い場合は、塾を続けながら補う方法もあります。
家庭教師をつければ、自分から勉強するようになりますか
すぐに自分から長時間勉強するようになるとは限りません。
まず、何をするか、どこまで行うか、分からないときにどうするかを一緒に決めます。
その手順を本人が少しずつ再現できるようにすることが、家庭学習の立て直しにつながります。
予定を立てるだけでは動けない場合があります。
一回の量を小さくする。
指示を一つずつ伝える。
始める教材を机へ出しておく。
終了条件を具体的にする。
口頭だけでなく、短く書いて示す。
診断名や一般論だけで決めず、実際にどこで止まっているかを見ながら調整します。
残された期間が短い場合は、すべてを習慣化してから受験勉強へ進む余裕はありません。
内申点、定期テスト、高校入試に必要な課題から優先順位を決めます。
一日の生活をすべて変えようとせず、今すぐ必要な学習を一人でも進められる形へ整えます。
成績がかなり下がっていますが、塾との併用はできますか
併用できます。
塾では入試対策や演習を続け、家庭教師が学校ワーク、基礎の抜け、定期テスト、塾の宿題を整理する方法もあります。
教材と指導内容が重なりすぎないよう、役割を分けます。
家で何もしない姿を見ると、保護者の方が不安になるのは当然です。
だからといって、
「この子は怠け者だ」
「本人にやる気がないから、何をしても無駄だ」
と決める必要はありません。
何を始めればよいか分からない。
分からない問題で止まる。
教材が多すぎる。
学校や部活動で疲れている。
失敗することが怖い。
親に言われるほど反発してしまう。
家で何もしない姿には、その子の困りごとが表れている場合があります。
もちろん、すべてを周囲のせいにするわけではありません。
中学生本人にも、少しずつ自分の学習を引き受けてもらう必要があります。
ただし、引き受け方を教えずに、
「もう中学生なのだから、自分でやりなさい」
と言っても、動けない子はいます。
支えるべきところは支える。
任せられるところは任せる。
できるようになった部分は、本人へ返す。
その境目を、一人ひとりの状態に合わせて考えます。
豊川市で、塾に通っているのに家で勉強しないとお悩みのご家庭へ
塾へ通っているのに、家では勉強しない。
学校ワークや塾の宿題を、親が言わなければ始めない。
定期テスト前になっても動かない。
このようなとき、通塾日数や教材を増やす前に確認してほしいことがあります。
塾で何を理解しているか。
家で何をすればよいか分かっているか。
分からない問題をどう扱っているか。
教材が多すぎないか。
現在の生活に無理がないか。
親子の声かけが衝突の原因になっていないか。
同じ「家で勉強しない」という状態でも、理由は一人ひとり違います。
原因が違えば、必要な支援も違います。
一つの学習理論や決められた方法を先に置くのではなく、実際の教材、答案、生活、本人の反応を見るところから始めます。
毎日「勉強しなさい」と言い続ける前に。
通塾時間や教材をさらに増やす前に。
家で動けない理由を、一度整理してみませんか。