これは原因を決めつけるための表ではありません。何から始めるか分からないうえに、問題も難しい、というように複数の事情が重なっていることもあります。
塾では、開始時刻や使う教材が決まっていることが多く、先生や周囲の生徒が学習を始めるきっかけにもなります。
家庭では、学校ワークと塾の宿題のどちらを先にするか、何問進めるか、分からないときにどうするかを、自分で判断する場面が増えます。教科の内容とは別に、学習を進める手順が必要です。
また、説明を聞いて分かったことと、後から一人で解けることは同じではありません。塾でできた問題でも、家では最初の一手が出ず、そこで閉じてしまう場合があります。
家で同じ説明を長く聞かせ直す前に、本人だけでどこまで進められるかを確かめます。今日習った問題を一問、解答を見ずに解いてみることからでも構いません。
最初から一週間分の細かな計画を作るより、今日の一回を具体的にします。
「数学を勉強する」ではなく、「学校ワークのこのページの1番から」と、始める場所まで決めます。必要な教科書、ノート、筆記具もそろえておきます。
学校と塾の課題が重なっている場合は、締切と残りの量を並べてから優先順位を決めます。最初の課題を小さくすることと、残りの課題を見ないことは別です。
「終わるまでやる」では、いつ休めるか分かりません。「英単語を10個確認する」「数学を3問解いて丸つけする」など、終わりが分かる形にします。
例えば10分程度から試し、実際に進んだ量や難しさを見て調整します。短ければ十分という意味ではなく、まず取り組める量を確かめるためです。
問題の指示を読み直す、教科書の例題を見る、分かったところまで書く。それでも進まなければ、印をつけて質問する問題として残します。
飛ばした問題は、学校・塾・家庭教師など、誰にいつ確認するかまで決めておきます。印をつけたまま終わりにはしません。
ほとんどの問題が分からない場合は、続ける量より教材の難しさを見直します。前の単元へ戻って確認した方がよいこともあります。
何ページ終えたかだけでなく、一人でできた問題、解説を見た問題、まだ質問が必要な問題を区別します。きれいな管理表を作る必要はありません。
解説を見た問題は、答えを閉じてもう一度試す。難しければ確認する日を決める。次に開く場所が分かるようにして終えます。
最初は一緒に決めても、慣れてきたら「今日は英語と数学のどちらから始めるか」など、本人が選ぶ部分を増やします。
予定どおりできなかった日は、意志の弱さだけで片づけず、量、難しさ、開始時刻のどこが合わなかったかを確認します。一つの方法を守らせることより、その子が実際に進められる形を探します。
心配だから声をかける。それでも動かないので、もう一度言う。こうしたやり取りを続けるのは、ご家庭にとって大きな負担です。
例えば、勉強の話でぶつかっている最中ではなく、落ち着いて話せるときに、次のことを本人と相談します。
「何も言わない」か「全部管理する」かの二択にする必要はありません。約束が機能しなければ、本人が困っていたところから見直します。
保護者の方が、教科の説明、宿題の管理、丸つけまで毎日背負い続ける必要もありません。声かけのたびに衝突する場合は、学習内容の確認を第三者と分担する方法もあります。
スマートフォンやゲームの利用時間・置き場所について、ルールが必要な場合はあります。ただ、使わない時間を作っても、何を勉強するか分からなければ学習は進みません。
本人と相談して置き場所を決めたら、次に開く教材と最初の問題まで用意します。調べ物に端末が必要なら、使う目的と区切りも確認します。
動画を見ていた時間のすべてを、すぐ勉強に置き換えようとしなくて構いません。休む時間も含めて予定を考えます。学校や塾で疲れている日は、夜に課題を積み上げず、一週間の中で配分を見直します。
家以外の場所で勉強する方が合う子もいます。塾や自習室を利用すること自体を、悪いことと考える必要はありません。
確認したいのは、その場所で課題を進められているか、分からないことを相談できているか、通うことで休む時間がなくなっていないかです。家での勉強時間だけを増やすことが目的ではありません。
外の環境を借りながら、自分で教材を選ぶ、分からない問題を残す、次にすることを決める、といった部分を少しずつ本人へ返していきます。
塾には通い、課題にも取り組んでいるのに成績へつながらない場合は、塾に通っても成績が上がらないときの見直し方をご覧ください。
家庭学習を整えることは、学校ワークの解き直しや小テストの準備に取り組むための土台になります。ただし、家で勉強する時間が増えたことだけで、通知表の評定が上がるわけではありません。
提出には間に合うものの、答えを写して終わっている、テスト前に解き直せないという場合は、学校ワーク・提出物の見直し方で詳しく説明しています。
提出物やテストに取り組んでも通知表が変わらない場合は、豊川市の内申点アップに向けた確認と対策をご覧ください。観点別評価と実際の答案・課題を並べて考えます。
家庭教師では、問題の説明だけでなく進め方も確認します
Thinking Studyでは、今の教材を使って問題に取り組む様子を見ます。
問題文を読めているか。最初に何を書こうとするか。分からなくなったとき、どこへ戻るか。解説を受けたあと、一人でも続きを考えられるか。予定を立てるだけでは見えない部分を確かめます。
そのうえで、次の指導までに使う教材、取り組む範囲、質問として残す問題を具体的にします。保護者の方には、一人でできたこと、まだ支えが必要なこと、次に確認することをお伝えします。
30年以上・600人以上の指導経験を持つ同じ家庭教師が、相談、面談、実際の指導、保護者の方への報告まで担当します。豊川市内の学校や塾で実際に使っている教材と予定をもとに、本人に合う進め方を考えます。
教科指導や高校受験を含む案内は、豊川市の中学生向け家庭教師をご覧ください。
相談できます。学校の教科書、ワーク、プリント、家庭で使っている問題集から確認します。塾への入会を先に決める必要はありません。
本人が家庭教師を嫌がっている場合はどうすればよいですか。
何を嫌がっているかを、保護者の方から伺うところから始められます。勉強が増えることなのか、知らない人と話すことなのかによって、考えることが違います。本人の気持ちを確認せずに指導開始を決める必要はありません。
予定を覚えているか、始める場所が分かるか、課題が一人でできる難しさかを確認します。短く書いて示す、教材を出しておく、一度に伝えることを減らすなど、止まっているところに合わせて調整します。
中学3年生ですが、習慣づくりから始めて間に合いますか。
生活全体が整うまで受験勉強を待つのではなく、今後のテスト・提出物と受験に必要な学習を並べます。締切のある課題を進めながら、一人でも取り組める手順を作ります。優先順位は現在の学力と残り期間によって変わります。
継続指導の料金・交通費は、指導料金のページでご確認ください。家庭教師の利用をご検討中の初回相談については、お問い合わせ・相談の流れで案内しています。
入会を前提とせず、現在の教材や学習状況を詳しく整理したい場合は、有料の学習相談・セカンドオピニオンも利用できます。現在の塾や家庭教師を続けながらのご相談でも構いません。
「何から相談すればよいか分からない」段階でも大丈夫です
LINEまたはフォームの案内に沿って、学年、お住まいの地域、今困っていることをお知らせください。「家では宿題を始めず、声をかけるとけんかになる」という段階で構いません。最初から学校名や詳しい成績をすべて整理する必要はありません。
その後、相談内容に応じて、学校ワーク、塾の宿題、テスト範囲表、一週間の予定などを確認します。資料は手元にあるものからで大丈夫です。
「もっと勉強しなさい」で終わらせず、お子さまが次に取り組めることを一緒に考えます。