保護者の方から見ると、
「なぜテスト前なのに始めないの?」
「学校のワークくらい自分で進めればいいのに」
「何度言っても同じことを繰り返す」
と感じることがあります。
本人に聞いても、
「あとでやる」
「分かってる」
「何をやればいいか分からない」
そんな返事しか返ってこない。
すると、
やる気の問題なのか。
性格の問題なのか。
スマートフォンのせいなのか。
塾を変えた方がいいのか。
親御さんにも分からなくなってきます。
けれど、外からは同じ「勉強しない」に見えても、中で起きていることは一人ひとり違います。
何から始めればいいか決められない子。
一つ分からない問題があると、その先へ進めなくなる子。
やることが多すぎて、優先順位をつけられない子。
説明を聞けば分かるのに、一人になると手が止まる子。
学校や塾の課題をこなすだけで一日が終わってしまう子。
自分ではやっているつもりなのに、なかなか結果につながらない子。
この違いを見ないまま、
「もっと頑張ろう」
だけを繰り返しても、うまくいかないことがあります。
「勉強のやり方」は、暗記法やノートの取り方だけではありません
「勉強法」と聞くと、
効率のよい暗記方法。
きれいなノートの取り方。
問題集の使い方。
時間管理。
勉強計画。
そうしたものを思い浮かべるかもしれません。
もちろん、それらが役立つこともあります。
ただ、子どもによっては、もっと手前で止まっています。
何をするのか決められない。
始めても、どこまでやればいいか分からない。
できた問題と、まだ分かっていない問題を自分で区別できない。
「分かった」と「一人でできる」の違いに気づいていない。
目標はあるけれど、今日何をするのかにつながっていない。
そういう状態の子に、
「この勉強法がおすすめです」
と方法だけを渡しても、続かないことがあります。
だから私は、
正しい勉強法を先に決めるのではなく、その子がどこで止まっているかを先に見ます。
家で勉強できない。
計画を立てられない。
宿題が終わらない。
テスト前になっても動けない。
塾ではできるのに、一人ではできない。
こうした言葉だけを見ると、似た悩みに見えます。
でも、原因まで同じとは限りません。
学習内容そのものが難しくなっていることもあります。
以前に習った内容が十分につながっていないこともあります。
読むこと、書くこと、覚えることに、本人なりの負担があることもあります。
問題の意味は分かっているのに、最初の一歩が出ない場合もあります。
学校・塾・宿題・講習など、やることが多くなりすぎている場合もあります。
本人自身が、
「何が分からないのか分からない」
状態になっていることもあります。
同じ「勉強できない」に見えるからといって、同じ対応をしてよいとは限りません。
テストが近づくと、
「今度こそ計画を立てよう」
となることがあります。
きれいな予定表を作る。
一日の勉強時間を決める。
各教科のページ数を割り振る。
ところが数日すると、予定から遅れ始める。
遅れた分を翌日に追加する。
さらに苦しくなる。
そして結局、予定表を見なくなる。
これは珍しいことではありません。
計画は、作れば動けるようになるものではありません。
本人の現在地と合っていなかったり、学校生活や体力と合っていなかったりすれば、立派な計画ほど重荷になることもあります。
私は、
計画を守れなかったことだけを見て、本人の意志が弱いとは考えません。
なぜ動けなかったのか。
どこから予定と現実がずれていったのか。
そちらを見る方が大切だと考えています。
「塾ではちゃんとやっています」
「先生の説明は分かると言っています」
「授業中は問題も解けています」
それでも、家で同じような問題を出すとできない。
定期テストになると点が取れない。
こういうことがあります。
先生がいる場所では進めても、一人になると進めない。
説明を聞いて納得することと、自分で考えて使えることは同じではありません。
だから、
塾に通っているのに家で勉強できないからといって、さらに授業を増やせば解決するとは限りません。
すでに塾や個別指導、家庭教師を利用しているものの、なかなかうまくいっていない場合は、こちらのページもご覧ください。
塾・個別指導・家庭教師を続けているのにうまくいかないときへ
中学生になると、「自分で勉強すること」を急に求められます
小学生のころは、
宿題の内容も比較的分かりやすく、
先生や保護者が何をするか示してくれることも多くあります。
ところが中学生になると、
定期テストがあります。
教科数も増えます。
学校ワークも増えます。
提出期限があります。
部活動もあります。
塾へ通い始める子も増えます。
そして急に、
「自分で計画して勉強しなさい」
と求められるようになります。
でも、その「自分で勉強する方法」を、誰も十分に教えてくれないまま中学生になる子もいます。
そのため、
中学1年生では何とかついていけたのに、
中学2年生ごろから苦しくなる。
中学3年生になって受験が近づき、急に困り始める。
ということもあります。
勉強量だけを見るのではなく、
本人が一人で学習を進められる状態になっているか
を見る必要があります。
高校生になると、「分からないまま進む」ことが増えてきます
高校では、中学校より授業が速くなります。
扱う内容も難しくなります。
一度分からなくなっても、学校の授業はそのまま進んでいきます。
課題も多い。
予習も必要。
小テストもある。
模試もある。
部活動もある。
そのうえ大学受験を考え始める。
すると、
「何から手をつければいいか分からない」
という状態になりやすくなります。
特に、
中学校までは学校の授業だけでも何とかなっていた子ほど、高校で突然困ることがあります。
これは能力がなくなったわけではありません。
求められる学び方が変わったのに、本人の勉強の仕方がまだ以前のまま、ということもあります。
高校生では、
今の学校生活を維持すること。
定期テスト。
評定。
模試。
大学受験。
それぞれを分けて考える必要があります。
全部を同時に完璧にしようとすると、かえって動けなくなることがあります。
インターネットには、たくさんの勉強法があります。
「英単語はこう覚える」
「数学はこの順番で」
「成績が上がるノート術」
「1日○時間勉強する」
どれも、ある子には役立つかもしれません。
ただ、誰にでも同じように合うとは限りません。
読むことが得意な子。
聞いた方が入りやすい子。
書くことに時間がかかる子。
一度理解すると速いけれど、最初の理解に時間がかかる子。
覚えても使う場面で取り出せない子。
一問につまずくと、そのまま止まってしまう子。
子どもによって違います。
だから私は、
「この方法なら伸びます」と先に方法を決めることはしません。
その子を見てから考えます。
読み書き・計算・漢字など、もっと手前のところで苦労している場合
「勉強のやり方」の問題に見えても、
実際には、
読む。
書く。
計算する。
文章の意味を取る。
漢字を覚える。
問題文から必要な情報を拾う。
そうした学習の土台の部分に負担があることもあります。
何度練習してもなかなか残らない。
学年相当の問題になると急に苦しくなる。
本人は頑張っているのに、学校の勉強そのものに時間がかかる。
そのような場合は、一般的な「勉強法」だけでは考えにくいことがあります。
読み書き・計算・漢字など、学校の勉強で苦労するお子さまへ
読む・書く・覚える・始める・切り替えることなどに独特の苦労がある場合
集中が続きにくい。
始めるまでに時間がかかる。
分かっているのに忘れてしまう。
一度気持ちが崩れると、なかなか戻れない。
予定が変わることが苦手。
こうした特徴が学習に影響している場合もあります。
このページで診断をしたり、特性を決めたりすることはありません。
ただ、一般的な勉強法が本人に合っていない可能性は考えます。
発達特性や学習の進めにくさが気になるご家庭へ
学校へ行きづらい時期は、「遅れを取り戻すこと」だけを急がなくてもよい場合があります
学校へ行けない日が増えると、
保護者の方は勉強の遅れも心配になります。
「このまま何もしなくて大丈夫なのか」
「高校受験に間に合うのか」
「せめて家では勉強させた方がいいのでは」
と考えることもあります。
ただ、学校へ行きづらい時期の学習は、一般的なテスト勉強とは少し違う場合があります。
今の本人の状態を見ながら、学習との距離を考える必要があります。
不登校・学校に行きづらいお子さまの学習について
保護者の方が一生懸命だからこそ、
「ここ、前にもやったよね」
「どうして分からないの?」
「まず宿題を終わらせよう」
と声をかけることがあります。
でも、親子だからこそ感情が入ります。
子どもも、
「分かってる」
「今やろうと思ってた」
と反発してしまう。
そして、勉強するはずだった時間が親子喧嘩で終わる。
この状態が続くと、内容以前に「勉強」という言葉そのものが家庭の中で重くなってしまうことがあります。
親が勉強を教えると喧嘩になってしまうご家庭へ
Thinking Studyが見るのは、「できなかった結果」だけではありません
テストの点数。
通知表。
模試の偏差値。
宿題の提出状況。
もちろん、こうした結果も大切です。
でも、それだけでは分からないことがあります。
問題を見たときに、どこから考え始めたのか。
どこで手が止まったのか。
説明を聞いたあとは分かっているのか。
一人になったときも同じように考えられるのか。
本人自身は、何に困っていると感じているのか。
結果だけではなく、
そこへ至るまでの考え方を見る。
それが私の指導の基本です。
具体的な指導方法や教材の使い方は、お子さまによって変わります。
決まった方法を全員に当てはめることはしていません。
分からない問題があれば、答えを教えることは簡単です。
解き方を説明することもできます。
でも、それだけでは次に一人で解けるとは限りません。
私は、
答えを渡すより、思考の回路をつなぐこと
を大切にしています。
家庭教師が隣にいるときだけ解ける状態ではなく、
少しずつ本人自身が、
「ここから考えればいい」
と動けるようになること。
それを目指しています。
30年以上、さまざまな学び方の子どもたちを見てきました
これまで、小学生から高校生、高卒生まで600名以上の指導に関わってきました。
中学受験。
高校受験。
大学受験。
学校の授業についていくことが難しい子。
塾ではできるのに、一人では進まない子。
理解は速いけれど、初めて見る問題になると止まる子。
何度取り組んでも、なかなか定着しない子。
一人ひとり違います。
長く指導してきて感じるのは、
子どもを方法に合わせるのではなく、方法を子どもに合わせる必要がある
ということです。
そのため、最初から「この勉強法でいきます」とは決めません。
今のお子さまを見てから考えます。
勉強のやり方が分からない
テスト勉強を何から始めればよいか分からない
計画を立てても続かない
学校ワークを終わらせるだけになっている
塾では分かるのに家では勉強できない
宿題に時間がかかりすぎる
机には向かうが、なかなか進まない
やることが多すぎて本人も整理できていない
中学生になって成績が下がってきた
高校生になって勉強の仕方が分からなくなった
親が勉強の話をすると喧嘩になる
本人に合う勉強方法が分からない
お問い合わせの段階で、
「なぜ勉強できないのか」
を保護者の方が説明できなくても構いません。
それを一緒に考えるところから始めます。
家庭教師を頼むか決める前に、学習だけ相談することもできます
「家庭教師をつけるべきなのか」
「今の塾を続ける方がいいのか」
「勉強法だけ見直した方がいいのか」
「そもそも、今どこで止まっているのか」
そこだけ確認したい場合もあると思います。
継続指導を前提としない、学習相談・学習セカンドオピニオンも行っています。
学習相談・学習セカンドオピニオンについて
訪問指導は、豊橋市・豊川市・蒲郡市・田原市・湖西市を中心に行っています。
浜松市、磐田市、岡崎市・西三河方面についても、曜日・時間帯・場所によって対応できる場合があります。
地域ごとの訪問条件や受験対応については、各ページをご覧ください。
豊橋市の家庭教師
豊川市の家庭教師
蒲郡市の家庭教師
田原市の家庭教師
岡崎市・西三河方面の家庭教師
湖西市の家庭教師
浜松市の家庭教師
磐田市の家庭教師
継続指導の料金や入会金、訪問地域については、料金ページにまとめています。
必要以上に授業回数を増やすことを前提にはしていません。
現在の状況を確認したうえで、必要な形をご相談します。
家庭教師の料金について
まだ「家庭教師を頼む」と決めていなくても構いません
勉強のやり方が分からない。
でも、
塾を変えるほどなのか。
家庭教師が必要なのか。
本人に任せた方がいいのか。
親がもう少し見た方がいいのか。
分からない。
その段階で大丈夫です。
むしろ、何かを増やす前に、一度整理した方がよいこともあります。
ご相談いただいたからといって、必ず家庭教師を始める必要はありません。
今の塾を続けた方がよいと考えることもあります。
もう少し本人に任せてよい場合もあります。
今は家庭教師を増やさない方がよいと考えれば、そのようにお伝えします。
初めてご相談される方へ|お問い合わせについて
「勉強しなさい」の前に、何に困っているのかを見てみませんか
子どもが勉強しないと、
どうしても「もっとやらせなければ」と考えたくなります。
でも、
本人もどうすればいいか分からないまま、
さらに課題だけが増えていることがあります。
勉強時間を増やす前に。
新しい問題集を買う前に。
もう一つ塾を増やす前に。
一度、
この子は、どこで止まっているのだろう。
そこから考えてみませんか。
最初のご連絡では、
学年、お住まいの地域、現在困っていることを、分かる範囲でお知らせいただければ十分です。