「部活を続けるか、勉強を優先するか」だけで考えません
受験が近づくと、部活動や競技を続けることに不安を感じるご家庭があります。
「そろそろ活動を減らしたほうがよいのではないか」
「帰ってきたら、すぐ勉強してほしい」
そう思うのは自然なことです。
しかし、本人にとって部活や競技は、単なる趣味ではないことがあります。
長い時間をかけて続けてきたこと。仲間と取り組んできたこと。自分の居場所になっていること。進路や推薦に関係していることもあります。
簡単に「辞めれば勉強時間が増える」とは言えません。
一方で、活動を理由に勉強を完全に止めてしまえば、引退後に大きな遅れを抱えることになります。
大切なのは、部活か勉強かをすぐに二者択一にすることではありません。
今の生活の中で、どの程度なら学習を続けられるのか。何だけは止めないほうがよいのか。それを現実的に考えます。
クラブチームや競技活動に本気で取り組んでいるお子さまほど、一般的な学習予定を当てはめにくくなります。
平日は練習で帰宅が遅い
土日は試合や遠征で埋まる
大会前後で予定や疲労の状態が変わる
塾の開始時間に間に合わない
テスト前だけ急に勉強量を増やしてしまう
学校課題が後ろへずれていく
成績が下がり、競技を続けてよいのか親子でぶつかる
こうした状態に、毎週同じ量をこなす計画が合うとは限りません。
競技の予定、定期テスト、提出期限、受験までの時期を見ながら、その週に行うことを調整します。
競技をしている子には、集中力、継続力、修正する力があります。その力を勉強にもつなげられるように、現在地と次に行うことを一緒に確認します。
競技を特別扱いして勉強を軽くするわけでも、勉強のために競技を否定するわけでもありません。
どちらも本人の生活の一部として扱います。
朝早く家を出て、授業、補習、部活動を終え、電車やバスを乗り継いで帰宅する。
同じ21時帰宅でも、生活の負担は一人ずつ違います。
電車で座れるのか。乗り換えが多いのか。学校の中で課題を進められるのか。帰宅後に考える力がどの程度残っているのか。
まずは、実際の一週間を確認します。
起床時刻と家を出る時刻
通学時間と乗り換え
授業後の補習や部活動
学校を出る時刻と帰宅時刻
食事、入浴、就寝の時間
学校課題の量と期限
塾や映像授業の利用状況
定期テスト、模試、受験勉強の進み方
帰宅後の勉強時間だけを無理に増やすのではなく、一日の中で役割を分けます。
電車の中で英単語や古文単語を見ることが合う日もあります。
一方で、揺れる車内で難しい数学や物理を考えることが適切とは限りません。疲れ切った日は、帰りの電車で休むことが、その後の学習につながる場合もあります。
通学中に行うこと。学校で済ませること。帰宅後に机で行うこと。家庭教師と確認すること。
空いている時間をすべて埋めるのではなく、その場所と状態に合う学習を選びます。
22時以降に対応していると聞くと、「睡眠を削って勉強させるのですか」と心配されるかもしれません。
私は、夜遅くまで長時間勉強すればよいとは考えていません。
部活や通学で疲れている状態に、さらに二時間、三時間と詰め込んでも、集中力が続かないことがあります。翌朝起きられなくなったり、学校の授業中に眠くなったりすれば本末転倒です。
深夜帯の指導で大切なのは、根性ではなく内容を絞ることです。
その日に確認すべき問題だけを見る
学校課題の優先順位を決める
分からない問題で長時間止まることを防ぐ
翌日、一人で進められる状態をつくる
疲労が強い日は、説明や整理を中心にする
休んだほうがよい日は、無理をさせない
60分程度でも、何時間も手が止まることを防ぎ、次の日の学習につなげられる場合があります。
疲れている夜に、教材を何冊も広げる必要はありません。
学校課題、塾の宿題、定期テスト、模試の復習、受験用教材の中から、今夜行うものを選びます。
全部に手をつけて何も終わらない状態より、重要なことを一つ終わらせるほうが翌日につながることがあります。
数学、物理、英文解釈などでは、一問に長い時間を使ってしまうことがあります。
自分で考える時間は必要です。しかし、考えるための材料がない状態で一時間悩み続けても、次に同じ問題を解けるとは限りません。
どこまで考えたのか。何が分からないのか。どの知識が抜けているのか。
本人の途中の考えを確認し、必要なところでヒントを出します。ただ答えを教えて終わるのではなく、次の問題で自分の考えを動かせる状態を目指します。
高校生は、学校から多くの課題を出されることがあります。
すべてを同じ密度で行っていると、受験勉強の時間がなくなることがあります。反対に、学校課題を軽視すれば、授業や定期テスト、評定に影響します。
理解のために丁寧に行う課題。提出期限を優先する課題。受験にもつながる課題。今は後へ回すもの。
志望校、現在の学力、学校の進度を見ながら整理します。
提出物を代わりに仕上げたり、答えを写して埋めたりする指導はしません。
家庭教師がいる時間だけ勉強しても、学習量は限られます。
次にどのページを進めるのか。どの問題は今は飛ばすのか。間違えた問題をどう残すのか。どこまでできたら相談するのか。
指導後の動きまで一緒に確認します。
管理し続けなければ動けない状態ではなく、少しずつ本人が判断できる部分を増やします。
中学生は、部活動と定期テスト、学校ワーク、提出物、高校受験を並行して進めなければなりません。
テスト前になっても学校ワークが大量に残っている
解答を赤で写し、提出するだけになっている
英語や数学が分からないまま授業だけ進んでいる
部活で疲れ、家では勉強を始められない
この状態で「もっと勉強しなさい」と言っても、動けないことがあります。
学校教材やノートを確認し、現在の理解、提出物の残り、次のテストまでの日数、高校受験に向けた優先教科を整理します。
目の前の提出物や定期テストに対応しながら、高校進学後にも必要になる「自分で問題を読み、考え、解き直す力」を育てます。
高校生は、中学生以上に時間の使い方が難しくなります。
部活、長い通学時間、学校課題、定期テスト、模試、英検、共通テスト、一般選抜、推薦・総合型選抜など、複数の準備が重なります。
すべてを完璧にしようとすると、睡眠を削るしかなくなることがあります。
高校生の指導では、現在の学力と志望校を見ながら、
今すぐ必要なこと
引退後に本格的に行うこと
学校の授業についていくために必要なこと
受験まで止めずに続けること
を分けます。
主に、高校数学、英語、物理・化学、学校課題、定期テスト、模試の復習、共通テスト、国公立・私立大学の受験計画などに対応します。
部活の時間だけでなく、高校入学後の授業速度や課題量の変化によって成績が下がり始めている場合は、生活時間とは分けて、どこから理解がつながらなくなったのかも確認します。
高校に入って急に成績が落ちたお子さまへ
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部活動や長い通学の後に疲れているのは、当然です。
「やる気が足りない」「受験生としての自覚がない」と言っても、体力は戻りません。
一方で、疲れていることを理由に、何もしなくてよいと最初から決める必要もありません。
今日はどの程度ならできるのか。短く終えたほうがよいのか。教科を変えるのか。説明を聞く日にするのか。思い切って休むのか。
その日の状態を見て判断します。
届かない無理はさせません。しかし、できそうなことまで最初から諦めさせることもしません。
深夜帯にご家庭へ伺うため、通常の指導以上に周囲への配慮が必要だと考えています。
玄関や室内で大きな声を出さない
車のドアやエンジン音に注意する
指導後に長時間話し込まない
保護者への報告は必要に応じてLINEも利用する
ご家族の就寝時間を妨げない
指導場所や出入りの方法を事前に確認する
未成年のお子さまへの深夜指導は、原則として保護者の同意のもとで行います。
深夜・部活後の訪問指導は、次の地域を中心に対応しています。
上記以外の地域についても、曜日、開始時刻、移動距離などの条件によって対応できる場合があります。
同じ市内でも深夜の移動条件によって難しい場合があるため、まずは学校名、普段の帰宅時刻、ご希望の曜日をお知らせください。
対応エリアを見る
料金体系を見る
空き枠、曜日、地域などの条件が合えば対応します。22時、22時30分、23時前後からの短時間指導もご相談いただけます。
深夜帯は指導可能な枠が限られるため、希望日時をいくつかお知らせください。
保護者の同意があり、翌日の学校生活や睡眠へ大きな影響がないと判断できる場合に対応します。
中学生の場合は、高校生以上に終了時刻と生活リズムへ配慮します。
空き状況によって、不定期指導や時間調整ができる場合があります。ただし、直前の変更へ常に対応できるとは限りません。
大会、遠征、練習予定が分かった段階でご相談ください。
その日の状態に合わせて、問題演習、解説、課題整理、暗記確認などへ内容を変更します。
体調が悪い場合や疲労が強い場合は、無理に指導せず休むことを優先します。
併用できます。塾や学校で使っている教材を確認し、授業中に質問できなかった問題や、宿題で止まった部分を扱うこともできます。
塾を辞めることを前提にはしません。現在の生活の中で、塾と家庭教師のどちらをどのように使うと無理がないかを考えます。
入会を前提とせず、まず現在の状況をお聞きします。
家庭教師よりも、部活や塾の予定を調整したほうがよい場合、学校での時間の使い方を変えたほうがよい場合、睡眠や生活を立て直すことを優先したほうがよい場合もあります。
部活や競技を続けたい。
遠方の学校にも通い続けたい。
それでも、勉強を完全には止めたくない。
そのために必要なのは、本人を責めることでも、空いている時間をすべて勉強で埋めることでもありません。
今の生活のどこなら動かせるのか。今は何を優先し、何を後に回すのか。
実際の教材と生活を見ながら考えます。
お問い合わせの際は、分かる範囲で、
学年と学校名
部活・クラブチーム・競技活動の内容
普段の帰宅時刻
片道の通学時間
希望する曜日と開始時刻
現在困っている教科や課題
をお知らせください。
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