私立中学校については、まず次の三つに分けます。すでに候補がある方は、近いページからお読みください。まだ決まっていない方は、このまま下へ進むと、それぞれの違いを比べられます。
浜松西高等学校中等部や静岡大学教育学部附属浜松中学校は、この三つには含めません。私立中とは分けて、このページの中で扱います。
静岡県西部には、浜松日体中学校、浜松学芸中学校、浜松開誠館中学校、西遠女子学園中学校、聖隷クリストファー中学校、磐田東中学校などがあります。
ここで学校名を難易度順に並べても、ご家庭に合う学校は決まりません。
共学校か女子校か。学校でどのような授業や活動が行われているか。本人が説明会で何に関心を持ったか。入試では何が課されるのか。合格後、学校の学習に本人がどう向き合えそうか。見るべきものは一つではありません。
入試についても、「地元の私立中だから似た準備でよい」とは限りません。国語と算数を中心に見る学校、理科や社会を含む学校、作文や面接を課す学校などがあり、年度によって内容が変わることもあります。最新の学校一覧と募集情報は、静岡県私学協会の私立中学校情報から各校の公式情報へ進んで確認します。
受験勉強では、今の教材が候補校の入試につながっているかを見ます。
塾の授業では理解しているように見えても、家では同じ問題を始められない。算数の解き方を覚えているが、問題の条件が少し変わると使えない。国語の記述で、本文のどこを根拠にすればよいか分からない。面接の答えだけを先に作り、本人の学校への関心が置き去りになっている。
このような状態は、受ける学校を決めただけでは変わりません。過去問の得点だけでなく、問題を読んだ後に何を書いたか、どこで迷ったか、解き直した数日後にも一人で考えられるかを確かめます。
→ 湖西から浜松・静岡県西部の私立中学受験を詳しく読む
湖西から愛知県内の私立中を考えるとき、豊橋・東三河の学校と、名古屋方面の学校を同じ説明で済ませることはできません。
桜丘中学校など東三河の学校を考える場合と、東海中学校、滝中学校、南山中学校、名古屋中学校、愛知中学校、愛知淑徳中学校などを考える場合では、必要になる学習の範囲や学校別対策が同じとは限らないからです。
学校名をたくさん知ることより、候補校の入試と今の勉強を結び付ける方が先です。
今の塾では四教科をどこまで学べているのか。模試は、何を判断するために受けているのか。算数だけを難しくしすぎて、国語・理科・社会の復習が残っていないか。六年生になったとき、学校別の過去問を誰が採点し、どの間違いから直すのか。第一志望だけでなく、実際に進学したいと思える併願校があるか。
こうしたことを一つずつ確かめます。
愛知県内の私立中学校は、愛知県私学協会の中学校一覧から各校の情報を確認できます。学校の公式サイトや受験年度の募集要項まで進み、現在の塾や教材で共通して準備できる部分と、別に補う部分を分けます。
名古屋方面の受験に詳しい塾や模試を利用することもあれば、普段の学習は今の環境で続け、必要な学校別講座や教材だけを外から取り入れることもあります。どちらが正しいかを先に決めるのではなく、本人の答案と志望校から考えます。
→ 湖西から豊橋・名古屋・愛知県内の私立中学受験を詳しく読む
海陽中等教育学校は愛知県内にありますが、ほかの私立中学校と同じ並べ方はできません。全寮制のため、入試問題だけでなく、十二歳から親元を離れて生活することを本人と家庭がどう考えているかが学校選びに含まれます。
一方で、湖西からの中学受験全体を海陽中心に考える必要もありません。候補に入った段階で、ほかの学校と比べても本人が望む学びや生活があるかを確かめます。
海陽の入試、全寮制の生活、入学後の学習については、海陽中等教育学校の受験対策・入学後の学習で詳しく扱っています。
浜松西高中等部と静大附属浜松中は、私立中とは分けます
浜松西高等学校中等部や静岡大学教育学部附属浜松中学校を考えるご家庭もあります。
この二校は、私立中学校の一校としてまとめる学校ではありません。浜松西高中等部は公立中高一貫校、静大附属浜松中は国立大学の附属中学校で、学校の役割も選抜も異なります。
私立中の勉強が役立つ部分はあります。計算、文章の読み取り、資料から必要な情報を選ぶこと、自分の考えを言葉で表すことは、どの学校を考える場合にも土台になります。
ただし、共通する力があることと、同じ対策で受けられることは別です。私立中の教科入試、浜松西高中等部の選抜、静大附属浜松中の入学者選考は、それぞれ受験年度の内容を確認して準備を分けます。
私立中と両方を考える場合も、問題集を二組、三組と増やす必要はありません。共通して直せる読解や条件整理は一緒に進め、形式の違う部分だけを後から分けます。
最新情報は、浜松西高等学校・同中等部の入試情報と、静岡大学教育学部附属浜松中学校の入学案内でご確認ください。
静岡県西部にも愛知県内にも学校があります。それでも、本人が学びたい内容や送りたい学校生活を考えた結果、関東・関西の私立中や寮制の学校が候補に残ることがあります。
全国まで範囲を広げること自体が、熱心な学校選びなのではありません。近い学校を選ぶことが消極的なのでもありません。まず、静岡県西部と愛知県内の学校を比べ、それでも遠方の学校に本人が望むものがあるかを考えます。
遠方校では、同じ志望校を受ける子が身近に少ないことがあります。普段の塾で使う教材と、志望校の出題がずれていることもあります。どの模試を使うのか、学校別の過去問を誰が見て、どの程度できればよいのか、受験校をどの順番で組み合わせるのかも、地域内の受験とは別に確認が必要です。
合格後に寮へ入るのか、転居するのか。本人がその生活をどこまで具体的に想像できているか。受験準備と進学後の生活を切り離さずに考えます。
→ 湖西から全国の私立中学受験を詳しく読む
学校説明会へ行った後、保護者は教育方針や進学実績について話したくなります。その前に、本人が何を覚えているかを聞いてみます。
授業の話が残っているのか。行事や部活動に関心を持ったのか。在校生の様子を見ていたのか。楽しかったことだけでなく、気になったことや嫌だったことも話せるか。
すぐに答えられない子もいます。一校だけでは違いが分からず、二校、三校と見た後に初めて言葉が出てくることもあります。「よく分からなかった」という返事でも構いません。
保護者が魅力を感じたところと、本人の心が動いたところが違う場合もあります。その違いを急いで埋めずに話すことが、学校選びにつながります。
今の塾を替えるかどうかは、教材と答案を見てからです
受けたい学校が見えてくると、「今の塾のままで大丈夫でしょうか」という心配が出てきます。
塾名だけを聞いて、続けるべきか替えるべきかを決めることはできません。現在のコース、教材、毎週の宿題、確認テスト、模試の問題と答案を先に見ます。
四教科を順序立てて学べている。毎週勉強する習慣ができている。先生がお子さんの性格や、これまでのつまずきを知っている。こうしたものは、簡単に手放さなくてよい土台です。
一方で、塾が日頃多く扱う学校と、ご家庭の志望校が違うことはあります。これは塾の良し悪しではありません。普段見ている入試問題や受験生が違えば、模試、学校別講座、過去問指導の蓄積も変わります。
塾には、学校名を伝えるだけでなく、次のことを尋ねます。
同じ志望校を受ける生徒を最近担当しているか
今の教材で、志望校と共通して学べる部分はどこか
どの模試を受け、その結果を何の判断に使うのか
学校別の問題や過去問へ、いつから取り組むのか
過去問の採点と解き直しを誰が見るのか
第一志望と併願校をどのように考えるのか
今の塾で得られているものと、志望校に対して足りないものが分かれば、環境を大きく変えずに不足部分だけを補えることがあります。反対に、毎週の宿題を終えるだけで一週間が過ぎているなら、新しい講座を足す前に学習量と優先順位を見直します。
塾の宿題や復習が回らない場合は、中学受験塾についていけない子の家庭学習もお読みください。今の塾、教材、志望校を一度別の視点から確かめたい方には、中学受験のセカンドオピニオンがあります。
同じ得点でも、答案の中で起きていることは同じではありません。
問題文を読んだところで止まったのか。式は書けたのに途中で考えが切れたのか。図を書かず、頭の中だけで進めたのか。答えは合っていても、長く迷っていたのか。解説を聞いた直後だけ解けて、数日後には最初の一手が出なくなるのか。
算数では、難しい問題を増やす前に、学んだ考え方を自分で取り出せるかを確かめます。国語では、選択肢の正誤だけでなく、本文のどこを根拠に選んだのかを聞きます。理科や社会も、知識不足なのか、資料の読み違いなのか、条件の見落としなのかで戻る場所が変わります。
家庭教師として見るのは、丸とばつの数だけではありません。
問題文のどこへ線を引いたか
図や表を自分で書いたか
最初にどの式を書いたか
どの時点で手が止まったか
消した答えに、どのような考えが残っているか
ヒントの後、自分で続きを考えられたか
正解した問題を、時間を置いてもう一度解けるか
こうした途中を見ながら、塾で習ったことを一人でも使える状態になっているかを確かめます。
算数で最初の一手が出ない場合は、中学受験算数|図・式・条件をつなぐへ。国語の選択肢や記述が安定しない場合は、中学受験国語|本文の根拠から読み直すもお読みください。
五年生では、候補校を一校に急いで絞ることより、あとから学校を比べられる学力を作ることが大切です。
授業で分かった問題を翌週も一人で解けるか。算数の比・割合・速さ、国語の設問理解、理科・社会の復習が残っているか。静岡県西部、愛知県内、公立・国立のどこを考える場合にも、まず必要になる基礎があります。
五年生の宿題と家庭学習については、中学受験の小学5年生|算数・宿題・家庭学習を立て直すにまとめています。
六年生になると、普段の授業、模試、学校別の勉強、過去問、出願準備が重なります。異なる種類の学校を考えているなら、教材を増やしすぎないよう、共通部分と別に行う部分を早めに分けます。
今週は何を直すのか。新しい教材を本当に始めるのか。第一志望と併願校で共通して直せることは何か。六年生では、増やすことより、残り時間に合わせて選ぶことが重要です。
過去問と学習の優先順位は、中学受験の小学6年生|過去問・偏差値・志望校を整理するで詳しく扱っています。
受験が近づくほど、保護者が宿題、予定、模試の直し、学校選びまで抱え込みやすくなります。
声をかける回数が増え、子どもは返事だけをして動かない。親はさらに強く言い、毎日の会話が勉強の確認ばかりになる。この状態で教材や講座を増やしても、うまく回らないことがあります。
誰が一週間の予定を決めるのか。塾の宿題のうち、今週本当に必要なものはどれか。分からない問題を家庭で抱え込まず、誰へ戻すのか。保護者が担っている指導と管理を少し外へ移すことで、親子の会話が戻ることもあります。
宿題や受験をめぐる言い争いが増えている方は、中学受験で親子喧嘩が増えたご家庭へもお読みください。
学校名が違っても、最後に見るのはその子の学び方です
Thinking Studyでは、約三十年にわたり、六百人以上の学習を見てきました。中学受験では、東海中学校、滝中学校、南山中学校男子部、海陽中等教育学校、桜丘中学校などの受験指導に関わっています。受験前だけでなく、中高一貫校へ入学した後や、その先の大学受験まで継続して見てきた生徒もいます。
ただし、以前の合格者が使った教材や勉強時間を、そのまま次の子へ当てはめることはしません。
同じ学校を目指していても、算数で図が出ない子、国語で本文の根拠を拾えない子、宿題を終えるだけで一週間が過ぎる子、模試では点が取れても初めて見る問題になると手が止まる子がいます。戻る場所も、補い方も違います。
学校名から相談が始まっても、最後に見るのは、その子の机の上で実際に起きていることです。
Thinking Studyを運営しているのも、noteで「豊橋の凡人家庭教師」として書いているのも、湖西のご家庭を担当するのも同じ家庭教師です。「豊橋」と名乗っていますが、湖西で指導するときに考え方が変わるわけではありません。
→ 正解した問題を説明できない子|豊橋の凡人家庭教師
これまでの中学受験指導については、指導実績・合格実績をご覧ください。中学受験以外を含む湖西での指導は、湖西市の家庭教師でご案内しています。
静岡県西部と愛知県内のどちらが本人に合うのか分からない。浜松西高中等部や静大附属浜松中も気になっている。今の塾でどこまで準備できるのか確かめたい。模試では悪くないのに、過去問になると手が止まる。
そういう段階でも構いません。
ご相談の際は、分かる範囲で次のものをお知らせください。
お子さんの学年
気になっている学校。決まっていなければ現在の候補
本人が学校について話していること
現在の塾、コース、使用教材
最近の模試やテストの問題と答案
過去問へ取り組んでいれば、その問題用紙と答案
ご家庭でいちばん困っていること
学校を一校に決めてから連絡する必要はありません。受験の種類を分け、今の環境で得られているものと足りないものを確かめ、現在のお子さんに必要な順番を考えます。
合格や成績上昇を保証することはできません。ただ、今できていること、入試に対して足りないこと、次に確かめることは、できるだけ具体的にお伝えします。
湖西の中学受験について相談する
指導料金・学習相談料金を確認する
相談できます。浜松・静岡県西部の私立中、豊橋・愛知県内の私立中、公立中高一貫校、国立大学附属中、全国の私立中を分け、本人が学校に求めていることと、現在の学習から候補を考えます。
静岡県西部の私立中と愛知県内の私立中を両方考えてもよいですか
両方を考えることはできます。ただし、入試科目、模試、学校別対策が同じとは限りません。現在の教材で共通して学べる部分と、それぞれの学校に合わせる部分を分けます。
私立中と浜松西高中等部・静大附属浜松中は同じ勉強ですか
共通して必要になる基礎はありますが、同じ対策ではありません。受験年度の募集要項と選抜内容を確認し、読解や条件整理など一緒に整えられる部分と、学校ごとに準備する部分を分けます。
まずは続ける前提で、教材、宿題、模試、答案を確認します。塾で得られている授業や学習習慣を残し、志望校に対して足りない部分だけを補えることもあります。転塾を先に勧めることはありません。
一教科からでも相談できます。ただし四教科入試では、算数に使っている時間が国語・理科・社会を圧迫していないかも確認します。失点だけでなく、問題を読んでから手が止まるまでの様子を見ます。
相談はできます。ただし、現在の状態を見ないまま「間に合います」とは言えません。志望校、入試時期、教材、模試、過去問を確認し、残り時間で直せることから順に考えます。
※入試科目、日程、応募資格、募集人数、出願方法などは、学校・年度によって変わります。受験校を決める際は、各学校公式の最新募集要項をご確認ください。