読む・書く・計算・宿題のどこかで止まるお子さまへ

診断名より先に、勉強の途中で起きていることを確かめます

音読はできるのに、何が書いてあったのか説明できない。

計算練習はできるのに、文章題になると式を決められない。

口では答えられるのに、答案へ書こうとすると止まる。

漢字や英単語を何度も練習しているのに、必要なときに出てこない。

宿題があることは分かっているのに、最初の一問を始められない。

家では解けていたのに、テストになると空欄が増える。

このような状態が続くと、「やる気がないのでは」「努力が足りないのでは」と考えたくなることがあります。

けれども、同じ「できない」に見えても、勉強が止まる場所は一人ひとり違います。

まだ発達特性という言葉が本人に当てはまるか分からなくても構いません。

家庭教師を探している段階でなくても構いません。

まずは、ご家庭で見えている困りごとに近いところからお読みください。


「発達特性かもしれない」と思ったときに、勉強だけで決めつけないことも大切です

発達障害、ASD、ADHD、LD・学習障害、グレーゾーンなどの言葉は、本人を理解し、必要な支援を考える手がかりになることがあります。

一方で、学習の様子だけから診断を決めることはできません。

診断、心理検査、治療、療育について知りたい場合は、医療機関や公的な相談機関へご相談ください。学校で受けられる配慮については、本人・保護者と学校で確認します。

厚生労働省「発達障害者支援施策」を見る

文部科学省「障害のある子供の教育支援の手引」を見る

Thinking Studyが考えるのは、診断そのものではなく、今の教材や学校生活の中で何が起きているかです。

診断があっても、なくても、現在の学習から相談できます。


同じ「分からない」でも、確かめたいことは違います

読むところで止まっている場合

声に出して読めることと、文章の意味がつながっていることは同じではありません。

文章が長くなると誰の話か分からなくなる。

設問が何を聞いているのか捉えにくい。

知らない言葉がいくつかあると、全体の意味を見失う。

選択肢の違いを比べられない。

この場合、「もっとよく読みなさい」と言う前に、文字を読むこと、言葉の意味をつかむこと、問いを理解することのどこで負担が大きくなっているかを見ます。

書くところで止まっている場合

口では答えられるのに、記述になると手が止まることがあります。

考えがないのではなく、何から書くか決められないのかもしれません。

文字を書くこと自体に大きな負担があるのかもしれません。

内容、漢字、文法、字の形を一度に気にして、最初の一文が出なくなっている場合もあります。

書いた量だけで判断せず、本人の中にある考えが、どの段階で答案にならなくなっているかを確かめます。

計算はできても、文章題で止まる場合

計算方法を覚えていても、問題文の数字が何を表すのか分からなければ、式を決められません。

文章を読むところで迷っているのか。

何を求める問題か分からないのか。

前に習った考えと今の問題がつながっていないのか。

正解か不正解かだけでは、どこで意味を失ったのかは分かりません。

計算練習の量を増やす前に、問題へ入ってから式を書くまでのどこで止まるかを見ます。

覚えたはずなのに、問題の中で使えない場合

漢字や英単語を練習した直後は書けても、翌日には出てこない。

用語や公式を言えても、問題の中でいつ使うか分からない。

似た内容が増えると混ざってしまう。

これは、単に練習回数が足りないとは限りません。

覚えた直後だけでなく、時間がたったとき、問い方が変わったとき、実際の問題に出たときにどうなるかを見る必要があります。

宿題や提出物を始められない場合

課題があることは分かっている。

やらなければならないことも分かっている。

それでも、教材を出すまでに長い時間がかかることがあります。

量を見るだけで重くなる。

何から始めるか決められない。

一つの課題から次へ移れない。

プリントや提出期限が分からなくなっている。

この場合、教科が分からないことと、学習を始めて終えるまでの流れが作れないことを分けて考えます。

家ではできても、テストで止まる場合

一問ずつなら解けるのに、テスト用紙になると手が止まることがあります。

問題の数や紙面の情報量で焦る。

時間を意識すると考えられなくなる。

最初の問題で迷い、その後へ進めなくなる。

口頭では説明できても、決められた答案欄へ書けない。

家で解けたことと、テストで出せることの間に、どんな違いがあるのかを見ます。


一つの方法が合わなくても、本人の力がないとは限りません

同じ診断名があっても、学びやすい説明、書ける量、疲れやすい場面、質問のしやすさは異なります。

反対に、診断を受けていなくても、学校や塾の一般的な進め方では学びにくいことがあります。

ある子には分かりやすい図が、別の子には情報を増やすこともあります。

細かな予定が安心につながる子もいれば、予定どおりにできないことで苦しくなる子もいます。

短い時間なら取り組める日もあれば、時間を区切られると焦る日もあります。

大切なのは、「発達特性のある子にはこの方法」と決めることではありません。

方法を変えたとき、本人の理解や動きがどう変わるかを見ることです。


塾へ通っているのに進まないときは、塾の種類だけで決めません

集団塾が合わないから個別指導へ移る。

個別指導でも進まないから、さらに授業回数を増やす。

それでも家庭では一人で解けず、宿題だけが増えていく。

このようなとき、先生の人数や授業形式だけを変えても、同じ場所で止まることがあります。

確認したいのは、授業を聞けているかだけではありません。

塾が悪い、本人が悪いと決める前に、今の塾で学べている部分と負担になっている部分を分けます。

塾へ行きたがらない、塾や個別指導が合わないとき


質問できないことと、分かっていないことも同じではありません

「分からなかったら聞いて」と言われても、質問できないお子さまがいます。

何が分からないかを言葉にできない。

先生へ声をかけるタイミングが分からない。

間違ったことを言うのが怖い。

家では話せても、学校や塾では言葉が出にくい。

質問しないことを、理解しているとも、やる気がないとも決められません。

分からなくても質問できない、先生の前で固まるとき


親が教えると喧嘩になるのは、教え方だけの問題ではありません

保護者の方は、遅れが広がることを心配して声をかけます。

お子さまは、勉強を始める前から責められているように感じることがあります。

同じ説明を繰り返すうちに、問題の内容より、親子の感情が前に出てしまうこともあります。

親だから教えられないのではありません。

親子だからこそ、これまでの心配や言い合いが勉強の場面へ重なることがあります。

第三者が学習に入ることで、保護者の方が教える役から少し離れられる場合があります。

親が勉強を教えると喧嘩になるとき

家庭だけで抱え続けることに限界を感じたとき


何が分からないか、本人にも分からないとき

前の学年へ戻ったほうがよいのか。

今の学校ワークを優先したほうがよいのか。

塾を続けるのか、辞めるのか。

発達特性が関係しているのか、欠席による学習の抜けなのか。

ご家庭だけでは判断しにくいことがあります。

継続して家庭教師を頼む前に、一度だけ、教材、答案、塾、家庭学習の状態を見直す方法もあります。

どこから分からないかを一度整理する学習相談


学校を休む日や、体調の波が重なっている場合

読む、書く、課題管理の困りごとに、欠席、朝の体調、昼夜逆転、通信制高校への在籍が重なることがあります。

すべてを発達特性だけで説明せず、現在もっとも心配なことに近いページからご覧ください。

どのページに当てはまるか、最初から決める必要はありません。

勉強や学校の困りごとからページを探す


小学生・中学生・高校生で、見えやすい困りごとは変わります

小学生

音読、言葉の意味、漢字、作文、計算、文章題、宿題の始め方など、これからの学習の土台で困りごとが見えることがあります。

学年相当かどうかだけでなく、今できていることと、次につながりにくいところを見ます。

中学生

教科が増え、授業が速くなり、提出物や定期テストを自分で管理する場面が増えます。

英語・数学の内容が分からないことと、学校ワークや期限を回せないことが重なる場合があります。

高校受験を考えるときも、目の前の提出物、教科の学び直し、入試までに必要なことを同じ問題にしません。

高校生

高校では、課題量や授業速度が上がり、中学まで見えにくかった困りごとが表れることがあります。

学校の課題、赤点・追試、進級・卒業、大学受験のどれが現在もっとも心配かを分けます。

中学内容へ戻る場合も、本人の年齢や現在の目標を無視して、できているところまで最初からやり直すことはしません。


Thinking Studyが大切にしていること

Thinking Studyは、豊橋市を拠点に、東三河・湖西・浜松・岡崎方面へ訪問する個人契約の家庭教師です。

指導歴30年以上・600人以上の指導経験をもとに、診断名、学年、点数だけで本人の学び方を決めません。

学校や塾で実際に使っている教材、ノート、答案、提出物を見ながら、本人がどこまで分かり、どこからつながりにくくなっているかを確かめます。

答えを教えてその場の課題だけを終わらせるのではなく、次に似た問題へ出会ったときにも、自分で考えられる理解を大切にします。

ただし、具体的な進め方は、本人の反応、学校の状況、目標によって変わります。ウェブサイトだけで一律の方法を勧めることはしません。

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相談先を分けると、次にすることが見えやすくなります