23年度の巣園祭テーマは「一擲」四字熟語の「乾坤一擲」からとっています。 劉邦と項羽の争いの様子を表した言葉で、韓愈の『鴻溝 を 過 ぐ 』に書かれています。当時の戦いの状況から、一か八か、大きな決断を下して天下を分けるような勝負に出るという意味があります。
コロナで中止・仕様変更が相次いだこの3年間、巣鴨生はひたすら耐えてきました。社会情勢の変化によりコロナへの対応が変わって、巣鴨も本来の姿を取り戻そうとしています。 しかし、学内にコロナ前の巣園祭を知っている生徒はほとんどいません。「今年が巣園祭を復活させることのできる最後のチャンスだ。楽しく、為になる“最高の巣園祭”をみんなで作ろう。」その思いと巣園健児の躍動感を表すテーマとして、「一擲」を選びました。
23年度の目標は、巣園祭をコロナ前の状況に戻すこと。そして今まで我慢していたエネルギーを解き放ち、精一杯努力して最高の巣園祭を作り上げ、当日を全力で楽しむことです。 僕たちは、巣園健児のエネルギーをすべて出し切ったら、コロナ前に戻すだけでなく、コロナ前を超える「史上最高の巣園祭」を達成できると信じています。