学校長からのご挨拶

巣鴨中学校・高等学校長 堀内 不二夫

 皆様には巣園祭をご高覧頂き、御礼を申し上げます。今春から新型コロナウイルスも格付けが二類から五類に変更になり、社会生活とともに、学園の活動も平常に戻っています。

 巣園祭も久しぶりにほぼコロナ以前の形に戻っての開催であります。頭上を覆っていた黒雲が去り、青空が広がって、さあもう一度ここから。そんな気持ちが生徒の中にもあるのでしょう。

 今年生徒諸君が標語に選んだのは『一擲』でありました。乾坤一擲として使われると、全てを擲っての大勝負ということになりますが、生徒諸君が考えたのはそんな運否天賦ではなく、それくらいの覚悟を持って自らの新たな発展を目指す、更には発展を確信する。そんな意味でありましょう。若者はそれくらいの情熱と気概を持って良いし、持つべきだと思います。

 新型コロナ流行による中断を経て、久しぶりにほぼフルスケールでの巣園祭開催であります。勝手ながら、不慣れによる不行き届きは予めご容赦頂き、巣鴨の秋の一日をお楽しみ頂ければ幸いであります。

 なお体育祭は、今年も新国立競技場で行います。多数のご観覧をお待ち申し上げております。