◆被服・保育・食物・調理・福祉などの科目を多く学習します。
◆服飾・栄養・調理・保育・幼児教育や福祉関係などの進学希望や就職希望に対応します。
◆多くの生徒が家政系の大学、短大、専門学校に進学します。
生活科学系とは
令和4年度より、入学後に学系を選択することになりました。また、教育課程も新しくなりました。中学生のみなさん、ぜひ、生活科学系の内容をのぞいてみてください!!
◆生活科学系の各科目について
生活科学系の生徒は、1年次に「家庭総合」(4単位)を履修し、2年次に「生活産業基礎」(2単位)を履修します。その上で、以下の科目を選択することがきます。
食物
「フードデザインⅠ」
「フードデザインⅡ」
「栄養」
栄養・食品・献立・調理など食生活に関する、基本から専門的な内容まで、幅広く学びます。
被服
「ファッション造形基礎Ⅰ」
「ファッション造形基礎Ⅱ」
「服飾手芸」
洋裁、和裁についての被服の基礎から応用まで、幅広く学びます。
保育
「保育基礎」
「保育実践」
乳幼児の発達の特徴、乳幼児の生活と保育など、基礎的な知識と技術を学びます。年に2回、保育実習を行っています。
福祉
「生活と福祉」
高齢者の健康と生活、介護やこれからの社会福祉のあり方など、福祉の基礎知識について学びます。
◆高等学校家庭科技術検定
授業で学んだことを活かして、チャレンジすることで、知識や技術をさらに高めます。以下は各検定の実技試験内容例です。
●食物調理技術検定
4級:きゅうりの半月切り
3級:指定調理2品と目測
2級:17歳女子通学用弁当
●被服製作技術検定
4級:基礎縫い
3級:アウターパンツ
2級:半袖シャツ製作
◆生活科学系としての活動
学園祭で手作り品の「ぴよちゃん」を販売し、その収益金で伊奈町社会福祉協議会に介護用品等を寄贈しています。(令和元年度まではチャリティーバザー、令和2年度以降は「ぴよちゃん」のみ販売。
◆その他、生活科学系生徒の活躍
牛乳料理コンクール
令和元年度「牛乳料理コンクール県大会」
(牛乳普及協会主催)に2名が出場しました。
学園祭ファッションショー
「ファッション造形」の授業選択者と「総探:エシカルファッションを考えよう」の講座選択者が中心となり、学園祭でファッションショーを行います。
◆先輩からのメッセージ
東京農業大学 応用生物化学科 醸造科学科 B.Dさん
私は、何かしら食物に関する職に就きたいと思い、生活科学系を選びました。生活科学系は、家庭科を広く学習できることもまた魅力です。そのため、私は調理を専門的に履修し、また関連が深い化学も履修しました。家庭科に縛られることもなく理科や数学を履修できることも生活科学系の魅力でしょう。おかげで私は、自分の学びたいことを突き詰めることができました。
総合選択制は、学びたいことが明確にある人、様々なことを幅広く勉強して視野を広げたい人、それぞれのやりたいことを実現できます。ぜひ、伊奈学園の生活科学系で勉強してみてはいかがでしょうか。
◆卒業生の主な進路先
東京家政大学(栄養・服飾美術・児童) 女子栄養大学(実践栄養) 東京農業大学(醸造科学)東洋大学(ライフデザイン・食環境科学) 昭和女子大学(健康デザイン)東京成徳大学(こども) 聖徳大学(児童) 文京学院大学(児童) 日本女子大学(被服)実践女子大学(管理栄養) 大妻女子大学(家政) 文化学園大学(服飾造形) 杉野服飾大学(被服)東京家政大学短期大学部(保育) 国際学院埼玉短期大学(幼児保育)東京成徳大学短期大学部(幼児教育) 文化服装学院 東京製菓学校 日本菓子専門学校 埼玉県製菓専門学校
◆生活科学系Q&A
Q1)入学後、人文系か生活科学系のどちらの学系に所属すればよいか迷っています。違いは何ですか?
A1)入学時に「家庭総合」(4単位)を選択すれば、人文系でも3年次で家庭科の専門科目を選択することができますが、「フードデザインⅡ」「ファッション造形基礎Ⅱ」などを選択することができません。生活科学系としての活動に参加したり、「フードデザインⅡ」や「ファッション造形基礎Ⅱ」「保育実践」などの高度な専門科目を選択したい場合は、入学後、生活科学系を選んでください。また、入学時にどちらの学系にするかを迷っている場合は、入学時に必ず「家庭総合」(4単位)を選択してください。
Q2)家庭科の分野で苦手なことがありますが(被服が苦手、調理が苦手等)、生活科学系でやっていけますか?
A2)家庭科の中でも自分が学びたい分野を選択できます。苦手な分野より得意な分野の力をより伸ばすよう得意分野を中心に選択することもできますし、苦手な分野を克服するために、苦手分野を選択することも可能です。基礎から丁寧に指導します。
Q3)検定試験は、生活科学系の生徒全員が受検するのですか?
A3)食物調理技術検定は「フードデザインⅠ」「調理Ⅱ」を選択した生徒がチャレンジします。被服製作技術検定は「ファッション造形基礎Ⅰ」「ファッション造形基礎Ⅱ」を選択した生徒がチャレンジします。