prologue

舞台から離れて10年ほど立つだろうか。二度と舞台に立つこともないだろう。しかし心の中には熱い思い出として生き続けている。私はもう若くない。いつこの世からいなくなってもおかしくはないが、ただ黙って消え去るのでは人生の面白みに欠ける。生きてきた証のようなものが欲しいと思った。とは言っても、いつかはこのサイトも消滅してしまうだろうから、つかの間のことなのかもしれない。所詮は自己満足に過ぎないことも十分承知している。私が走り続けてきた人生はこんなものである。馬鹿な男の人生の一部をここに残しておこうと思う。

最後に、そんな男の人生に付き合ってきてくれた妻に心から感謝する。2016/12/07 縄師 幽幻