Disk Report
Disk Report
Dec. 1999以来、季報として、４回/年発行している。ハードディスク(HDD)、とりわけ基板業界を中心に、最新動向を紹介するのを第一目的として発信し始め、HDDの業界、技術開発動向にも関心をもってきた。
2010年ごろから、面記録密度も1Tbpi2手前で頭打ちとなり、三次元化（多数枚化）によるfootprint 面密度で容量を稼ぐ時代となった。そして、次世代HDD(エネルギーアシスト方式採用）開発が、2005年（HAMR），2008年（MAMR）に始まり、2020年に入ってFC-MAMR, MAS-MAMR（東芝）、ePMR(WD社）でサンプル出荷、製品化が始まり、HAMR(Seagate社）はサンプル出荷に止まっていたが、遂に2024年初頭に製品化にこぎ着けた。
一方、競合メモリーとして登場したSSDは、今やHDDと競合から協調して、シェアを伸ばし、三次元化の進展著しく、HDDを凌駕する場合すら多くなっている。
業界動向(IDEMAマーケットセミナー第一回があった。 次世代HDDのHAMR方式で遂に量産化が始まる） 新製品・新技術（高速DRAMのHBM3Eの紹介）
・Disk Report(no.98)240218
業界動向（IDEMA Autumn Seminar2023があった） 新製品・新技術（HDD:Seagate社：HAMRによる30TB 3.5”HDD量産を発表、SSD又はSDカード：Kioxia社の2TB micro SDXCカード、Samsung社の256TB SSD)
業界動向（Kioxia社とWD社の経営統合が頓挫） 新製品・新技術（HDD:東芝：22TB 3.5"HDD、Seagate社：24TB 3.5"HDD SSD:SK hynix社：321層3D NAND flashサンプル出荷）
業界動向（IDEMA シンポジウム「エネジーアシスト磁気記録の動向」、監視カメラの威力で思うHDDの功績）、新製品・新技術（SSD:SK hyncs社：238層 4D NAND flash memory 量産開始）
新製品・新技術（HDD:Seagate社：3.5” HDD、22TBのIronWolf Pro機を展示、SSD:Kioxia & WD:BiCS第8世代の218層の3D flash memory を発表）
業界動向（活動報告会より、楠本氏の業界動向)、新製品新技術（HDD:東芝のロードマップ、SSD:Samsung社：第8世代NANDフラッシュメモリー量産、NANDフラッシュメモリーの高記録密度化の推移）
新製品、新技術(HDD:東芝：20TB 3.5"HDD,GSシリーズを発表 SSD:SK hynix社:238層NAND発表、PLC NAND のSSD のデモ、Samsung社:2030年迄に1000層NANDをロードマップで発表）
業界動向（IDEMA サマーセミナー開催､富士フイルムの磁気テープの長足の進歩に驚き）、新製品（HDD:W.D.:3.5" 22TB HDD、WD Gold, Red, Purpleシリーズ発売、昭和電工：3.5" 26TBHDD向け媒体を発売 SSD:Micron社:232層NAND フラッシュのSSD(Crucialシリーズ)発売）
業界動向（東芝が未だ行方定まらず）、新製品（HDD:東芝：nearline HDDのロードマップ、SSD:Kioxia社:CD8シリーズ、PM7シリーズ）
業界動向（東芝が会社3分割を発表）、新製品（東芝：FC-MAMR初採用の3.5" HDD、18TB、Seagate社：NVMe HDDデモを行った、Samsung社：第六世代V-NANDでPM1743, 15TB SSD製品化）、新技術（東芝：MAS-MAMR実証）
業界動向(kioxia社の行く先末だ定まらず）､新製品・新技術（WD社：OptiNAND採用の20TBHDDサンプル出荷、Kioxia社：ストレージクラスメモリー導入のSSD,KIOXIA FL6シリーズ のサンプル出荷開始、TDK:HDDヘッド技術で対内を透視、心電図ならぬ‘新磁図’実現へ、WD社：ePMR(energy assisted PMR) ）
業界動向(Kioxia社が新棟建設に1兆円規模の投資、昭和電工がSeagate社とHAMR共同開発）､新製品･新技術（SSD:Samsung社：PM1653の企業向けSSDで、800GB~31TBをラインナップ、新技術:MRAMが普及期に、Kioxia社がNANDラッシュメモリーの多値化で、6bit/cell(HLC)動作を確認、但し､液体窒素温度下で）