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アメリカ西海岸クルマ事情

03. 気に入ったルート2選

 大きなアメリカ大陸では、たぶん、どこを走っても日本とは違う景色が楽しめますが、今までの経験で私の気に入ったルートを2つ。海岸沿いと内陸で選びました。

 1つ目はカリフォルニア州の州道ルート1で、州の海岸沿いを北から南まで結んでいます。その中でもっと美しいのはモントレーから南に向かうBig Surと呼ばれている海岸沿いの崖を走るルートです。切り立った崖と打ち寄せる太平洋の波、そして霧となる低い雲がミックスして幻想的な美しい景色を楽しめます。ところどころにある橋はどれも古くに建造されていて、歴史を感じさせます。また、道中、州立公園がいくつかあり、キャンプすることもできます。夕方になると太平洋に向かって落ちる太陽がとてもきれいに見え、何度行っても飽きません。ただ、崖の部分に道路が作られているため、冬の雨季の間にはたいてい一回は地滑りが起きて道路が閉鎖されます。

 英語になりますが、詳細については下記をご覧ください。
https://en.wikipedia.org/wiki/California_State_Route_1

Big Sur付近の景色。太平洋側から霧となる雲が流れてきます。

 2つ目はアメリカ大陸を東西に結ぶUSルート50のうち、ネバダ州の区間です。実は幹線高速道路として近くにインターステート80号線(I-80)があるのですが、その100~150kmほど南側を走っている一般道路になります。廃刊になってしまいましたが、グラフ雑誌「ライフ」にこの区間を「アメリカで最も寂しい道路」と名付けられ、知る人ぞ知る道です。ネバダ州の北部は尾根がおよそ30km間隔で南北に走り、それを横切る形で、このルートが走っています。この道を東から西に走ったのですが、尾根の峠を通過すると次の尾根まで対向2車線の道がずーっと先まで見え、谷部分に他の道への分岐があるところでは数軒の低い建物がある、という景色が繰り返します。通る前は、「携帯電話は通じないよなあ、パンクしたらどうしよう」などと心配していたのですが、走っているとそのようなこともすっかり忘れ、「これぞアメリカ大陸」、広大な荒野の景色の中、昔の人々はこのようなところを開拓するために西に進んでいったのかなあ、と思いをはせるドライブでした。ちなみに道はきちんと舗装されていて、ほかのクルマとすれ違う頻度は20~30分に1回くらいだったでしょうか。

 こちらも英語になりますが、歴史については下記のリンクをご覧ください。
https://en.wikipedia.org/wiki/U.S._Route_50_in_Nevada

US ルート50の道。壮大さが表現できず、すみません…。

⇒ 04. 免許証に隠されたカラー写真

アメリカ西海岸クルマ事情(メインページ)

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