このページでは、進学をご希望される方向けの情報をアナウンスいたします。指導方針、事前の連絡について、指導の前提となる参考書についてお伝えします。なお、現在は博士後期課程の進学者に対応していません。
社会学、なかでもインタビューやフィールドワークなど質的な方法を使った研究をする大学院生を指導しています。私は食文化について研究をしておりますが、大学院生は必ずしもそれに沿う必要はありません。また、質的方法以外を使う場合も可としますが、その部分については教員が対応できない場合があり、研究科の他教員の指導を受けてもらう可能性があります。
大学院生は入学後、大学院の演習だけでなく、発表機会を増やすため、学部の演習にも参加してもらう可能性があります。コアタイムはありませんが、毎週2コマ(90分×2)は必ず出席となります。また、基礎的な研究の方法や他教員による授業を受けることになります。
研究室での指導では、M1の4〜6月に研究計画の作成と質的調査法の習得を行います。7月に調査方法を練り上げ、夏休みの期間に調査およびその成果をまとめます。夏休み明けに修士論文の中間発表会があるので、そこで報告をしてください。春休みからM2の春学期では、就職活動と並行しつつ、引き続き調査を進めていきます。学期おわりにも発表の機会があります。夏休み・秋学期は本格的に修士論文を執筆します。最終的に日本語で4万字を書きます。なので、教員と密にコミュニケーションをはかりながら、がんばっていきましょう。
私は、自らの仕事を「みなさんがスムーズに論文を書いて卒業できるようにサポートをする役割」だと思っています。修士課程は2年と短いので、できるだけ苦痛が少ない期間になるほうが絶対によいと考えます。なので、みなさんに無理な要求をしたり、理不尽なことを言うつもりはまったくありません。しかし、実際に論文を書くのはみなさんです。進捗状況によっては厳しいことを言うこともありますし、実現不可能な研究については、そのように伝えるつもりです。その点については、ご容赦ください。
基本的に日本語での指導で対応いたします。
必ず前もって(可能であれば希望する入試の出願開始の3ヶ月前までに)メールもしくはSNSにて連絡をしてください。連絡先がわからない方は、ou。w[a]fsc。chubu。ac。jpにご連絡ください([a]を@に変え。を.に変えてください)。
直接の面識がない方はその際、履歴書(書式は自由、顔写真や性別欄の記入および押印は不要です)、研究計画書(非日本語ネイティブは日本語チェックを受けていないものでかまいません)、非日本語ネイティブは日本語能力を証明する書類の写し、学部既卒者であれば卒業論文のPDFデータをお送りください。希望者が非日本語ネイティブであっても、日本語で連絡をしてください(他の先生と情報共有を行う場合もあるためです、ただし卒業論文は日本語訳する必要はありません)。
それをふまえ、一度、研究室もしくはオンラインにて面談を行います。時間は最低1時間程度はご予定ください。希望者が非日本語ネイティブであっても、面談は基本的に日本語で行います(他の先生が立ち会う場合もあるため)。
なお、希望者の研究内容や指導方針とのマッチング度合いによっては、同研究科内の他の先生や、別の大学の先生を指導教員として推薦することもあります。
本研究室は社会学の専門的知識や質的社会調査の技法を活かして研究をすることを前提にしています。そのため、これまで社会学を専門的に学んでいなかった学生については、下記の書籍等を活かして事前に学習していただくと、入学後の研究がよりスムーズになると思います。
ギデンズ『社会学』第9版(上) (下) イギリスの社会学者が著した社会学の入門書です。英語版をお読みになる選択肢もありますが、まずは内容を理解したいという方や、日本語の学習に役立てたい方は、この日本語の第9版を読んでいただいたほうがよいかもしれません。
長谷川公一ほか『社会学』新版 日本の社会学者が著した社会学の入門書です。日本社会を前提にしている点でわかりやすいかもしれません。
竹内洋『社会学の名著30』 社会学の理論的な基礎をわかりやすく学べる入門書です。
佐藤郁哉『フィールドワーク』 、佐藤郁哉『フィールドワークの技法』、岸政彦ほか『質的社会調査の方法』 この3冊で質的社会調査の基礎を学ぶことができます。