TWINSとは
「TWINS」は伝説の会社です、何しろ創立記念日が平成7年7月7日なのです。
町にはメル友どころか、「ベル友」なんて言葉がはやっていた時代です。テレビの活気やオモシロさの中心はバラエティ、そのバラエティ番組はまだまだ大きな可能性を開くぞ、そう考えた放送作家を中心に渋谷に作られました。
放送は、テレビ局とプロダクションと出演者と、そしてアイデアを提供するブレーンからなる複合体です。放送作家、リサーチャー、初期のネットおたく、お笑い芸人の卵から余計な物知り大好きという人たちが集まり、色んな仕事と取り組み、合間には宴会とも取り組みました。やがて“TWINSがかかわると、番組はどこか独特の香りがする”そんな嬉しい褒め言葉が聞かれるようになりました。
TWINSとともに、忘れらないもうひとつの会社があります「T2(ティーツー)ファージ」です。1988年(昭和63年)に「クイズ百点満点(NHK)」と「クイズ世界はSHOWbyショーバイ!(日テレ)」という、クイズ史に名を残す番組がスタートしたとき、これに参加するために渋谷に作られたリサーチ会社です。
※余談ながら、この「T2ファージ」というのは、大腸菌に寄生してそのタンパク質を乗っ取って破壊し、そして自分は増殖するウィルスです。“寄生して乗っ取る”あたりはこの会社の性格をよく表しています。もし、T2ファージのことをもっと知りたい、友だちになりたい思う人は、「生物教材製作所」様のサイトをお尋ね下さい。
この2社は、仕事的にも人的にも交流が多く、やがてT2ファージはTWINSにM&Aされ「リサーチ事業部」となります。当時テレビ界の大型合併と騒がれたものです。
そしてTWINSは2014年に、新しい話題が飛び交うカオスとファッションの町、世田谷の二子玉川に引っ越します。リクルート社の「住みたい街ランキング2016」で、ついに前年の15位から10位へと華やかにランクインしたあの二子玉川です。
というわけで、この「TWINS営業中」というサイトでは、他ではちょとお目にかかれない独自のニコタマの情報も、グイグイと発信していこうと考えています。
以下は自己紹介を兼ねて「TWINS」そして「T2ファージ」が、今までかかわってきた主な番組の一部です。
「クイズ百点満点」(NHK)
「クイズ世界はSHOWbyショーバイ!」(日テレ)
「日本人の質問」(NHK)
「爆笑オンエアバトル」(NHK)
「おしゃべりクイズ疑問の館」(NHKラジオ)
「平成教育委員会」(フジテレビ)
「奇跡の地球物語~近未来創造サイエンス~」(テレビ朝日)
「超入門!落語 THE MOVIE」(NHK)
「優しい人なら解ける クイズやさしいね」(フジテレビ)
「あっぱれ!8020さん」(BSジャパン)
「尾上松也の古地図で謎解き!にっぽん探求」(BS11)
「尾上松也の謎解き歴史ミステリー」(BS11)
「堺でございます」(BSフジ)
「世界の村で発見!こんなところに日本人」(朝日放送・テレビ朝日系)
「ダークサイドミステリー」(NHK BSプレミアム)
「名医とつながる!たけしの家庭の医学」(朝日放送・テレビ朝日系)
「開運!なんでも鑑定団」(テレビ東京)
「ディスカバリーエンターテインメント 秘密のケンミンSHOW極」(読売テレビ・日本テレビ系)
「ごはんジャパン」(テレビ朝日)
「ヒロイン誕生!ドラマチックなオンナたち」(NHK総合)
「京都ぶらり歴史探訪」(BS朝日)
「ブラタモリ」(NHK総合)
「八代亜紀いい歌いい話」(BS11)
「ザ・プロファイラー~夢と野望の人生~」(NHK BS/NHK BSプレミアム4K)
そして、お手伝いしている現在絶賛放送中の番組です!
毎週日曜日 「演芸図鑑」(NHK総合)5:15~5:45
毎週日曜日 「食ノ音色」(テレビ朝日)20:56~21:00
毎週日曜日 「新・BS日本のうた」(NHK BS)19:30~21:00
再放送 毎週金曜日16:30~ 毎週土曜日12:00~
毎週木曜日 「林修の今知りたいでしょ!」(テレビ朝日)20:00~20:54
毎週木曜日 「あなたの知らない京都旅~1200年の物語~」(BS朝日)21:00~21:54
毎週木・金曜日 「つながる絵本~for SDGs~」(BS朝日)20:54~21:00
毎週金曜日「ビルぶら!レトロ探訪」(BSフジ)22:00~22:55
毎週金曜日「アルバレスの空 未来に羽ばたく企業たち」(BSテレ東)22:54~23:00
毎週土曜日「草野仁の名医が寄りそう!カラダ若返りTV」(BS朝日)17:00~17:30
毎週土曜日 「人生の楽園」(テレビ朝日)18:00~18:30
不定期放送 「たけしのこれがホントのニッポン芸能史」(NHKBSプレミアム)
リサーチとは
TWINSのリサーチ業務部「T2ファージ」、さてそのリサーチとは?
最近は大手の商社などにも、リサーチ部門を重要視して、巨大なリサーチ・センターを抱えていたりしますが、放送界はかなり昔からこの仕事に力を入れてきました。
リサーチというのは、テレビやラジオが必要とする、ありとあらゆる情報を、がむしゃらに探し出す仕事です。モットーは「早く(翌日放送なんてのはざら)しかも「正確に(テレビがうっかり間違いをすると、お咎めの集中砲火が)」早くてしかも正確に、たくさん食べて太らないより難しいですね。
とつぜん「餃子の餃の字は、訓読みでは何と読むのか調べて下さい」、こんな電話が深夜にかかってきます。漢和辞典で引けば・・・と思いますが、読みがわからないので引けない・・・むむ、なるほど。そして追いかけるように「言い忘れました、その解説をして下さる専門家で、餃子作りが趣味の人を捜して下さい」・・・いい忘れるなよ、口まで出かかるものの・・・。
かと思うと「イヌかネコか、見分けがつかないネコを捜して下さい!」おいおい、そんなもの捜して何をしようというだ・・・コンピュータは果たしてイヌとネコの区別が出来るかという企画があったそうです。捜したいのはやまやまですが。
この調査探索の仕事に取り組むのがリサーチャー。「好奇心」と「忍耐力」が必須の条件です。あらゆる記憶をたぐり、インターネットと格闘し、知り合いに電話をしまくり、お目にかかったこともない日本一の権威にペコペコ頭をさげ・・・成果が番組として実を結んだときの喜びを、ただひとつの心の支えに。
ある伝説が伝わっています。ひとりの男性のスタッフが、イランの「涙壺」について調べてくれと頼まれました。イスラムの世界では、徳のある人の葬儀で参列者が流した涙は、病気を治す奇跡の薬とされ、その涙をためるための壺も作られました、これが「涙壺」です。
しかしそのリサーチを頼まれた男性は、見たことも聞いたこともない初耳。一体どんなものだろうと呆然と新宿の町を歩いていると、地下街で女性に声をかけられたそうです「お兄さん、涙壺買いません?」 何とその探し求める「涙壺」が道端に並べて売られていたではありませんか?
運命の女神にニンマリ笑ってもらうことも、リサーチという仕事の重要な条件なのです。
というわけで、わが「TWINS」どんな調べごとでも、喜んでお手伝いさせていただきます・・・というのはウソ。うっかり捨てた当たり馬券や、逃げた配偶者を捜せ、なんてのはできません。