演習Ⅰ・Ⅱでは、演習Ⅲ・Ⅳおよび卒業研究・2年後期以降で受講が想定される経済学の講義において必要および有益となる「ミクロ経済学」や「経済数学」をゼミ生全員で学習する。1年間の大まかな流れは次の通り:
9月後半~10月後半:経済数学(内容:1次関数と2次関数、微分、制約付き最適化問題(ラグランジュ未定乗数法))を 担当教員による講義を通じて復習。【この期間、受講生は毎週数問の課題を必ず提出する】
参考書:『これから経済学をまなぶ人のための数学基礎レッスン』 西森 晃著(日本経済評論社)
『読んで理解する 経済数学』多鹿 智哉著(新世社)
10月末~1月末、4月初め~(最長でも)6月末:ミクロ経済学(内容:需要曲線・供給曲線をはじめとする部分均衡分析全般、消費者理論、生産者理論、不完全競争、ゲーム理論、公共財、外部性など)を複数名のグループ単位で輪読。
教科書:『レヴィット ミクロ経済学 基礎編』スティーヴン・レヴィット著/オースタン・グールズビー著/チャド・サイヴァーソン著/安田 洋祐監訳/高遠 裕子訳 (東洋経済新報社)
【補足】上記の教科書を必ず使用するわけではない。参考までに、過年度は以下の教科書を使用。
2022年度後期・2023年度前期『ミクロ経済学』 芦谷 政浩著(有斐閣)
2023年後期・2024年前期『ミクロ経済学・入門 ビジネスと政策を読みとく 新版 』 柳川 隆、町野 和夫、吉野 一郎著(有斐閣アルマ Basic)
この期間で、卒業研究に向けたプロポーザル(手がかり)づくり(および各自で読み進める学術書の決定)を担当教員と相談して進めることもできる。
演習Ⅰでは、以下のルールが定められている。
無断欠席は厳禁。欠席する場合は、事前に担当教員へ連絡する。(遅刻の場合も同じ扱い)
課題を提出しない、輪読の報告資料を用意しないなど、演習の進行を妨げる行為に対しては即「不合格(不可)」とする。
無断転用(剽窃)して、課題や輪読の報告資料を提出した場合も、即「不合格(不可)」の対象となる。