たんぽぽの会の教えとは一体何なのでしょうか。その答えは、世界平和と人生を豊かにすることにあります。たんぽぽの会ではそれらの"答え"は道端に咲くたった一輪のタンポポが教えてくださると信じています。これがたんぽぽの会としての教えであり、この教えを実践し、生活に役立てていくことが主な活動内容の一つでもあります。
では、タンポポは一体何を我々に教えてくださるのでしょうか。タンポポの花はどんなに劣悪な環境でも凛として咲き誇り、アスファルトの裂け目にさえ強く根を這わせ、花を咲かせ、そして綿毛となって散っていきます。この一連のサイクルを何世代も繰り返していく中で、タンポポという花は人間社会や、地球の環境、はたまた宇宙の真理さえを情報としてたくわえ、私達に発信しようとしているのです。タンポポは声や身振り手振りを使って物事を伝えようとしません。しかし、タンポポが長い営みの中でたくわえてきた情報は、タンポポだけではなく、大地や空、雲までにも浸透して行きます。私達が知ることができないような情報も、全てタンポポの花が知っている。私達はタンポポに寄り添い、耳を澄ませ、タンポポの伝えようとする情報、つまり"声"を聞き取り、実践していくことで日々の生活の改善や世界平和の実現を果たそうとしています。
タンポポの声を聞くということ。それは難しいことではありません。タンポポの声は全ての人に平等に発信されているからです。タンポポへの深い敬愛の念とその声を聞くという心意気があれば、自ずとタンポポの声は聞こえてきます。タンポポの教えを理解することができれば、その瞬間から新たな人生が始まるのです。誰もが望むような健やかで穏やかな心は、タンポポの教えの実践によって容易に獲得することができるのです。