安珍清姫伝説 文:長野小学校
千年あまり昔、熊野詣の途中の安珍という僧と宿先の娘清姫が互いにひかれ合う仲となりました。
しかし、安珍は修業の身。熊野での修業を終えた後、妻にするという口約束をして、清姫と別れます。
月日は流れ、安珍は熊野での修業を終えますが、さらに精進しなければならず、清姫の元には戻りませんでした。
約束の日が過ぎても戻らない安珍の裏切りを知った清姫は必死の思いで安珍を追いかけます。
山を越え、海の見える捻木峠に差し掛かり、峠に高くそびえる杉の巨木に登ると、
はるか、下を逃げ行く安珍の姿が見えました。
怒りに狂った清姫は、くやしさとにくしみのあまり、大蛇に姿を変え、めきめきと音を立てて、
この杉の枝を捻じり上げたといわれています。
これが捻木です。
この後、御坊の道成寺に逃げ込んだ安珍を見つけた清姫は、鐘の中に身を隠していた安珍を
鐘ごと焼き殺してしまいます。そして、日高川に身を投げてしまいます。
悲しい結末の伝説です。
光福寺