72.『伊東家の食卓』裏ワザ本①。

昔、『伊東家の食卓』と云うテレビ番組がありました。1997年10月から2007年3月まで、およそ10年間日本テレビ系列で放送されていました。1997年ってえと、私もまだ40代です。今26歳の息子も6歳だったんですね。楽しい我が家の一頁です。ところが、この時代は日本経済にとってかなり厳しい状況でした。家計は真っ赤っかで、お先は真っ暗。正に赤と黒に苦しまされました。何でこの本が出て来たかと言いますと、少しづつ生前の整理を始めた訳です。今流行りの『断捨離』とまでは行きませんが、余計な物に囲まれ過ぎている身の廻りを、少しづつ手を付けているんです。何とも懐かしく思いました。1997年から数えて現在は20年の歳月が過ぎました。今年は2017年です。しかも、あと三ヶ月ちょっとで2018年新年を迎えます。随分世の中も変わりました。ポケットベルから携帯電話、そして今やスマートフォンの時代です。しかも、最近は格安スマートフォンが人気です。私の同級生達はスマホに難色を示し、多くがまだ携帯電話を愛好しています。巷では『ガラケイ』と言われているんですね。日本の携帯電話はガラパゴス諸島のような閉鎖された空間で独自の発達を遂げて来た事から、『ガラパゴス化した携帯電話』で『ガラケイ』となったようです。世界標準とは離れているため、残念ながら日本から出られなかった様です。私は今年の三月にスマートフォンから格安スマホに変更しました。変更前は月々の支払いが平均で9000円弱でした。結構庶民にとっては、バカにならない金額です。格安スマホに変えましたら、何と月々の支払いが2000円代から3000円代に変わりました。5000円以上の節約達成です。しかし、今の契約は電話かけ放題ではありません。一回あたりの通話料が高いのです。出来るだけスマホでは通話しないで、もっぱらGメールを使用しています。あとは『LINE』の無料通話の利用ですね。世の中、この20年ですっかりインターネットの時代になりました。私の友人達の多くは、パソコンに拒絶反応を示します。でも、せめて『スマホ』か『タブレット』くらいは手にして欲しいと願っています。便利ですから。

伊東家の食卓の『驚異の裏ワザ』ですが見直して見ると、ほとんどの裏ワザが効力を失っている様に見受けられます。例えば「写真に直接文字やイラストを入れる裏ワザ」ですが、当時はあっと言わせる裏ワザだったのでしょうが、今ではパソコンで簡単に出来てしまいます。もう一つ『回転寿しで10倍得する裏ワザ』『常に握りたてをゲットする方法』等々、今はタッチパネルで注文すれば常に握りたてを口にする事が出来るのは誰でも知っています。

今でも有効な裏ワザもあります。『ケーキを子供にケンカにならない様に分ける裏ワザ』、ジャンケンに勝った子に切り分けさせ、負けた子に選ばせます。いつの時代でも公平に分配する場合は、有効な方法ですね。

もう一つ今でも使えそうなのがありました。『スーパーで商品を安く買う秘密の裏ワザ』、本当に安い商品のキャッチコピーを見分けます。本当に安い商品のキャッチコピーは、『本日限り』、『先着50名様』、『日替わり商品』、『タイムサービス』、『お一人様一点限り』等々です。安そうでも、あまり安くないキャッチコピーは、『SALE』、『お買い得』、『おすすめ品』、『超特価』、『お値打ち物』、なのだそうです。早速、明日の買い物で参考にして見ようと思います。