67.50年前の青春歌。

オールディーズって、何だと思っていた。調べました・・・

オールディーズの語源は『オールディーズ・バット・グッディーズ/OLDIES BUT GOODIES』(古いけど良い音楽)が簡略化され『オールディーズ音楽/OLDIES MUSIC』となったようだ。

オールディーズは主に1950年代から1960年代にヒットしたアメリカやイギリスなどの英語圏のポピュラー音楽を指すとの事。(Wikipedia)

エルヴィス・プレスリーを先頭にしてポール・アンカやニール・セダカなど1956年頃から1960年代にかけてロックンロールを中心にして音楽が大きく変化を遂げた。1960年代にはイギリスのロックバンド、ビートルズも登場する。6歳上の兄は完全にプレスリー時代のアメリカンポップス世代だが、小学生時代のおいらにもそれらの音楽は馴染みが深い。しかし、何と言ってもおいらの時代の中心はビートルズだ。あまりにも強烈な出現だった。ビートルズを聴いた瞬間、プレスリーもポール・アンカも何処かへ行ってしまった。ある時ラジオでプレスリーの「アカプルコの海」が流れていた。この曲は今でも好きだし、当時はプレスリーの映画の曲としてもヒットしていた。其処へ兄が「MEET THE BEATLES!」を持って来て、置いて行った。兄はビートルズのレコードを買ったもののそれを受け入れなかったのだろう。だからおいらの所に置いて行った。兄の青春時代の音楽はやはりアメリカンポップスだったのだろう。だが、ビートルズのレコードを初めて聴いたおいらには衝撃が走った。今まで聞いた事がない音楽。「何だ、これは!」と云う感じだった。それ以来、我々の世代は、その世代ごとほぼすっかりビートルズファンになってしまった。

そのビートルズの影響を受けて日本でも1965年以降グループサウンズの時代が始まる。スパイダース・ブルーコメッツ・ブルージーンズ・タイガース・テンプターズ・オックス等々、多くのバンドが活躍した時代だ。日本の歌謡曲も元気があった。演歌の北島三郎・本格派のアイジョージ・大スターの石原裕次郎・女王の美空ひばり・日野てる子・弘田三枝子・中尾ミエ・奥村チヨ・金井克子・坂本九・ライブのチケットが入手困難であった越路吹雪。北原謙二・布施明や御三家と言われていた橋幸夫・舟木一夫・西郷輝彦・同時期に青春歌謡スターの三田明・ダニー飯田とパラダイスキング・西田佐知子も健在だった。われわれの世代で大人気であった『若大将・加山雄三』、映画スターであり、作曲家であり歌手であった彼は、どこに分類して良いのかいまだにわからない。80歳になった加山雄三も、今なお、おいらにとっては若大将だ。

今でも自分の意思で聴く曲は、ビートルズやグループサウンズ・加山雄三が多い。綾小路きみまろは「あれから40年」と云うが、おいらの聴く曲は「あれから50年」になった。もちろん洋楽のオールディーズも魅力的だが、これら「日本版オールディーズ」もいまなおキラキラと心の中で輝いている。もう逝ってしまった中学・高校時代の親友もいるが、それらの曲を聴いていると、その友が一瞬にして心によみがえるのだ。最近の曲は、みなさんどうですか?おいらには、やっぱりあの時代の曲でないと心に入って来ない。死ぬまでこんな調子で行くと思う。これから10年経ってもビートルズや加山雄三を聴いているのだろう。その時は加山雄三さん、90歳だね。もし元気でコンサートやっていたら、絶対に行ってやる。お互い生きていればの話だけれど。歌は世につれ、世は歌につれと云うが全くその通りだと思う。みなさまの「青春歌」はどんな曲ですか?