こんにちは!らんぞうです。
前回、「ZAZEN」のススメを書かせていただきましたが、何かと心が疲れることが多い毎日を出来るだけ穏やかに過ごすためにも心のコントロールの技術を学ぶことはとても重要ですね。
かく言うわたくしも一時期は不眠症で、入眠剤なんぞを処方してもらったりしながらも夜中や明け方に目が覚めては、色々な物事が気になってもう眠れない。。昼間は寝不足に加えて仕事のストレス。。また気になって眠れない。。などという負のストレススパイラル状態が続いておりましたよ。
そんなことがきっかけで局長も「心の護身術」として推奨している「坐禅」をし始めることと相成ったわけです。
それに合せて、現在活躍されているお坊さんの著書をいろいろと読み漁っておりましたがそのなかでも心の琴線に触れたそのお一人が小池龍之介氏でした。
「小池 龍之介(こいけ りゅうのすけ、1978年(昭和53年)12月15日 - )は、日本の初期仏教の僧。月読寺住職、浄土真宗系単立寺院沙光山正現寺住職」(ウイキペディア)
東京大学教養学部を卒業後、家業を継いで僧籍に入ったものの、所属する浄土真宗とは異なる初期仏教の教義を中心とした著作や活動により、浄土真宗から僧籍を剥奪?されて、現在は独立系僧侶として坐禅指導、講演、著作に活躍されています。
初期仏教の教えを元に現代の人々のストレス・心の悩み・問題を様々な角度から分析・検証し、自身の坐禅による体験も合せ多くの著書を出しているベストセラー作家でもあり、ご存知の方も多いと思います。
今年で38歳、独特な?風味のイラストも自身で書かれ女性誌やTVでも活躍されていて、特に多くの悩める女性達からは絶大な支持を得ている若きパンキッシュなお坊さんです。
らんぞうが初めて読んだ小池氏の本を少しご紹介。
「考えない練習」(小学館)
(紹介文より)
「イライラ」「不安」は、練習で直せる。
考えすぎて、悩みがつきない私たちに必要なものは、
もっと「五感」を大切にする生活。
それは難しいことではなく、ちょっとしたコツの習得で可能になる。
本書では、その方法(練習)を気鋭の僧侶が余すことなく語りかける。。
(本文より)
私は普段、坐禅で自分の意識の流れを長時間、じーーーっと見続けているのですが、そうすると、心がものすごいスピードで動き続けていることがわかります。(中略)
ほんの一瞬のあいだに、「聞く→見る→聞く→考える→聞く→見る→聞く・・・」といったような情報処理が行われています。(中略)
目の前の方の話をぼんやりと聞いている人は、本人が「聞く」という行為を行っているつもりなのですが、そのあいだに、実は大量の細かい「ノイズ」が入っています。コマ切れ程度の超短時間に、心の情報処理の中には、自分が好きな飲食物のイメージがチラッと混ざったり、誰かに言われた嫌なセリフが残響してチラッと混ざったり(中略)
細かい一瞬一瞬、大量のノイズが混ざることで、私たちの「集中」は途切れ続けています。(中略)
そして、他の行為より最もパワーがさかれる行為が「考える」ことと申せましょう。
意識は、言葉を用いてブツブツと思考している時「考える」という機能の中に閉じこもっていて、他の機能のことをとりあえず忘れてしまいます・・・・。
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確かによくよく自分の心を見つめてみますと、いつの間にかあちこち飛び回っている意識は、しばしば「怒り」「不安」「イライラ」をフックにして嫌な思考をグルグル回転させ、あたかも雪だるまのようにストレスが大きく膨らんでいく事を実感します。
小池氏いわく、脳が勝手に作り出す「脳内ストーリー」を速やかに止めて、五感を中心とした生活をして、ストレスに負けない、作らない心を作る練習が、すなわち「坐禅」なのだと。
影響を受けた私 らんぞうは、小池氏が住まわれている月読寺(鎌倉)で定期的に行っている「坐禅セッション」なるアヤシげ?な会にいざ鎌倉!突入したお話しはまた次回!
(らんぞう拝)