昨年の12月以来、6ヶ月ぶりのつぶやきです。生きてましたよ~。死にそうだったけど。
今年の1月後半より喘息が再発しまして、咳が止まりません。お医者さんによると、原因は遺伝的にそう云う弱点的な要素が有るとの事でした。ったく!
別に私の行いや、心掛けが原因ではありません。神仏の罰など滅相も無いことです。
5月以降、陽気もグッと暖かくなって近頃は大分具合も良くなりました。1月末から4月末くらいまで日々咳で苦しみました。
大人になってからの喘息はとても厄介なのです。
三ヶ月以上苦しんで、痛感した事が有ります。ダメなお医者さんにいくら治療をゆだねても、病状はちっとも良くなりません。回復しないんです。習い事だって同じ事です。いくら一所懸命習っても、ダメな先生に習ってたら上手くなる訳が無いのと同じ。
結局、お医者さんは三回変えました。
最初のお医者さんの所には、一年半通いました。この1年半の経験で、最近の喘息治療の傾向を知りました。処方される薬の内容も覚えました。それでも、咳は止まらなかった。
「咳が苦しいんだ!」っつうの!
最初に診ていただいたお医者さんは、今思うと『マニュアル医者』でした。患者の症状に合わせてマニュアル通りの薬を処方します。喘鳴(ぜんめい)は改善されるのですが、肝心の咳が止まらない。ひどくなると、息も出来ない。処方薬はテオドール200mg(気管支拡張剤)、吸入薬のアドエア125エアゾール(気管支拡張剤)。2週間くらい服用しても咳が治らないので、「咳が治らないので、とても苦しい」と訴えると、暢気に「それでは、お薬を増やしましょう」と言って、シングレア(気道の炎症をおさえる、アレルギー性鼻炎薬)を処方されるも、咳には効果なし。処方のメニューは決まっているようだ。1年半通い、苦しみました。咳で苦しいのに、咳止め薬の処方は一度も無し。
「このっ!ヤブ医者!」つい、心でつぶやいてしまいました。
『マニュアル医者』の所には、今回の1月末の再発の時も受診しましたが処方薬はテオドール200mgとアドエア125だけでした。それも一ヶ月分。薬を1週間服用しても咳の改善は無かったので、溺れる者は藁をもつかむ。消化器内科でお世話になっているお医者さんの所に行きました。これで二人目です。呼吸器科ではなかったのですが、事情を説明して「何しろ、咳が苦しいので止めてください」とお願いしました。処方されたのは、吸入薬のシムビコート(タービュヘイラー60吸入)、咳止め薬のフスコデ配合錠。フスコデは麻薬入りの咳止め薬で強い薬です。服用は1回3錠毎食後。1週間服用しましたが、咳の改善は見られませんでした。「麻薬入り咳止め薬でもダメか!」正直がっくり。
長女が見かねて「ちゃんとした所で診てもらい、検査もしてもらおう」と云う話しになりました。ちょと遠い場所にある呼吸器内科が評判が良いと云うので探して来てくれました。
思い切って受診してみました。
胸のレントゲン撮影、血液検査で心臓やアレルギー反応も検査しました。大きな病気は見つかりませんでした。
今度の先生は咳の状態を見ながら、5日置きくらいで薬を変えて様子をみて呉れました。3週間ほど経った頃です。何回も薬を取っ替え引っ換え試した結果、ようやく私の咳の症状を和らげる薬を見つけてくれました。
咳止め薬の『フスコデ配合錠』+アレルギー抑制剤の『アゼラスチン塩酸塩錠』。
この二つの掛け合わせで、驚くほど咳が改善されました。
やはり、改善の鍵は『アゼラスチン塩酸塩錠』です。
呼吸器科の先生曰く「この薬は呼吸器科の医師でもほとんど処方しません。しかし、この薬しか効かない人がたまに居ます。私の知る限りでは、あなたで5人目です。」
「良かった~!!」
みなさん!医者はちゃんと患者の苦しみを直して呉れる処へ行きましょう。
残念ながら患者の命と苦しみは、あくまでも他人事。
石を投げればヤブ医者に当たる世の中です。名医は諦めずに、足で探しましょう。