東京下町考

投稿日: May 30, 2013 3:21:39 AM

東京下町を歴史的概念で分析すると、現在ではかなりややっこしくなっているようです。もともとが江戸時代にお城下の町であった芝、京橋、日本橋、神田あたりを指していたとのことです。僕の大好きな浅草などは、現代では代表的な下町と云う感がありますが、江戸時代は本来の意味の下町ではなかったようです。もっとも僕の中では、浅草は何と言われようと代表的な下町なのです。本来的には歴史的、地理的な根拠による判断が正しいかも知れませんが、そんなアカデミックな分類では実情に即すとは思いません。やっぱり僕のような庶民が独断的判断をすると、お金持ちが住むような所が山の手。庶民が住むようなところが下町となるでしょう。下町はどんどん都心から離れています。下町ドーナツ化現象とでも云えるでしょう。北野武さんの育った足立区や寅さんで有名な葛飾柴又、僕の育った葛飾立石なども今や立派な下町なのです。

局長