180.新刊紹介『太極拳理論必携 ゆっくり動くのはなぜ?』

太極拳は武術である伝統拳の『楊式太極拳』・『陳式太極拳』・『呉式太極拳』・『孫式太極拳』・『武式太極拳』や、国家制定拳と言われる健康運動を主目的とした簡化二十四式太極拳など様々なものが存在する。著者の康偉老師は陳式太極拳出身の武術家である。太極拳理論に精通し、陰陽の作用や変化、現象と性質との関係など『周易』との繋がりなどを通して太極拳の解説がされている。

この本と同じ分類に入るのが銭育才老師の『太極拳理論の要諦』である。いずれも太極拳理論研究には「必携」と言うことであろうか。

康偉老師紹介:康偉老師は子供の頃から武術を学び、1980年代に著名な太極拳家、田秀臣(陳発科の高弟)の弟子、李霊光老師の門下となり、太極拳の真髄を学びました。40年以上の太極功夫の絶えざる修練の基礎の上に、太極拳の理論と太極拳の健康維持のメカニズムを深く研究し、「太極拳観真」研究学習システムを創立しました。

また、中央政府機関の作業委員会、北京大学易経管理シンクタンクセミナー、全中国商工連盟、公党中央委員会、北京城建集団有限公司、中海投資公司、新郷学院など多くの企業、学校、団体から講師に招かれ、太極拳理論と養生と功夫を教授し、多くの人々に非常に人気があり、喜ばれています。


作品紹介

太極拳理論を学ぶための、やさしい解説書。


・太極拳のゆったりとした練習は何を訓練しているのだろうか?


・太極拳は武術というが、こんな動作の遅い練習法で、闘えるのだろうか?


・太極拳練習での基本要求である “練意不練力”(意識を鍛えるが力は鍛えない)は、そんなことができるのだろうか?


・太極拳は健康法として、非常に優れているというが、その理由は何か?
 これらの質問に、分かりやすく答えます。中国の太極拳名家・康偉先生の著作です。


電子本 ¥880- 紙本 ¥1,848-