156.『ザ・ZEN集中!』

らんぞうです。

気が付いたらもう年末!が近づいておりますな。

まぁ大変な1年でありましたが、この年末年始はオトナしく映画でも観てすごそうかなぁ・・

などと思ったりいたしますよ。(映画ネタ振り・・)

らんぞうも職場や友人達との間で、たまに映画の話題になることがございます。少し前の映画ですと、

「ボヘミアン・ラプソディ」(2018年)

クイーンをはじめ、古き?よき時代の洋楽がとても懐かしい!ジェネレーションの方も多くおられるので、

「えーっ!まだ見てないんかい!?」てな空気になったりしておりました。

今年になって話題になったのは、

「イップ・マン 完結」(ドニー•イェン主演※2020年7月)

ブルース・リーの師匠、詠春拳の達人「葉問(イップ・マン)」の実話(相当にデフォルメ!?)に基づい

たカンフー映画、シリーズ4作目(完結編)。

武術(カンフー)映画好きの友人も多いので、ずいぶんと話が盛り上がっておりましたよ。

中でも「詠春拳Vs太極拳」のシーンでは「太極拳ってあんな風に戦うんだね~・・スゴーい!」という方もおられましたが・・。

いやいや、あれはカンフー映画ですから!あの動きはムリですからねっ!(汗)

さて、最近の話題はやはり!もっぱら「鬼滅」ネタ。

らんぞうも観てまいりましたよ。

感想はさておき気になりましたのは、炭治郎がケガをして自分のお腹の中の切れた血管を「全集中!」

で見つけ出し、意識の力で止血してしまう!というシーン。

まぁアニメですから何でもアリなのではありますけれど・・。

またいきなりではありますが、それでフっと思い出しましたよ。(以下、仏教ネタ)

らんぞうの坐禅瞑想テキストの一つ

“「自分」を浄化する坐禅入門”(小池竜之介著)※(小池氏・・つぶやきNO.127)

一節にこんな事が書いてありましたな。

『念の力が高まってくると「ピコーンッ、ピコーンッ」と点滅する神経信号の流れや、身体をめぐっている波動の流れなども感じとることもあるでしょう。』・・・うーむ。マジですかっ!?

(ちなみに小池氏、還俗された今は「瞑想しないセッション」を催されているとのこと。お元気で何より!)

或いは上座部仏教(theravada:テーラワーダ)スマナサーラ長老は

『心が変化するスピードは、物質の移動の最速のもの(=光速?)の17倍!の速さで移り変わっている。』

『初期仏教に綿々と伝わる「集中力を鍛える瞑想(samatha:サマタ)」によって極限まで磨かれた集中力で

観察(vipassanā:ヴィパッサナー)」すると、そのスピードをも認識することが可能になる。』

のだそうでアリマス。うーむ・・。

ちなみに太極拳のユックリとしたスピードでも、全っぜん自分の体の状態は分かりませんけどね。(悲)

その真偽については、もちろん自分では検証できませんので肯定も否定もいたしませんが、

どうやら「ココロ≒脳」は鍛えようによってはスゴイ事になるのは間違いないようですな。

あの例の「マインドフルネス(mindfulness)」も、実はこの初期仏教のメソッド(瞑想法)のほんの

一部分を勝手に拝借?しただけ・・という話もあります。

それでもそれなりに効果があると言われるのも、なるほど・・うなずけるものではありますな。

しかし、せっかく価値のあるものが商業主義(貪)に利用されるのは、果たしていかがなものかとも

思いますけれど・・。

ちなみに、らんぞうがZAZENで全集中!しますと残念な事に、光速でガクっ!と「無意識領域」?に飛んでしまいますよ。(鬼滅ネタ)

まぁ、そのおかげで「午前3時症候群」を克服できているのですけどね・・。

寒い季節、みなさまご自愛下さいませ。

らんぞう 2020年11月