140.『ホタルイカのささやき』
みなさま、ごきげんよう。
ペイ子です。
最近のトレンドといったら、もっぱらコロナウィルスですね~
何々?混雑はよろしくない。人との接触を避けることが好ましい。
とくれば。
時差出勤にテレワーク。
こんな時期だからこそ試すものはたくさんありますなぁ・・・
そして心なしか、近所のスーパーなど夜でも家族やお友達と連れ立つお子さんが多いような気がいたしますよ。
ただでさえ花粉症でぐすぐすするペイ子、通勤電車でくしゃみを発しないよう静かに読書をして過ごしておりますよ。
そんな平日なわけですから、週末の太極拳の集いがまるっとないのもまた、寂しいものですなぁ。まぁこれも安全のため。
つぶやきにもいつも以上に心がこもりますよ。(当社比50%アップ、多分)
では、いつも以上に心をこめてうったえたいこと、どうかおききくださいませ!
「ホタルイカ」の話を・・・
今年のホタルイカは例年と違います。
ボイルではなく、たまたま出回っていた生ものを入手です!
このイカ、小さい(ペイ子の小指サイズ)ですので、背ワタや口ももちろん、丸々ペロッとたべられます。
以前、アオヤギガイを噛みしめたとつぶやきましたが、今回の味はまたちがってと~っても深い味わいです。
まず、甘い。そして内臓のうまみがじっとりときます。
と、あじわう瞬間もその先で、大きな瞳でうったえるのですよ
「いいお味でしょう。私はここにいますよ。」と。
というわけで、ここのところ数週間ペイ子の夕餉には連日ホタルイカが並んでおります。
天然の甘みとうま味は、充足をもたらしますなぁ・・・
おいしいと格別感じて食べているとなんだか、体調もいいような気がします。
気のせい?
笑っている人!
健康も気から。(割と本気)
しかし体が小さい分、イカの全体を目にできると、「生き物をいただいている」気持ちになります。
ホタルイカは、普段深海200~700mほどに生息し、日本海を回遊(こんな小さな体で大移動!)しているそうですよ。
春先に産卵のため湾岸に上がって深夜に体を青く発光しているところは大変美しく、イカの群衆で海が真っ青に光るとか!
ネットで検索すれば画像がたくさんあります。まるで天の川が海にあるような美しいものばかり。
産卵後のイカは命果て、潮の流れで海に帰ることができない者たちが浜に打ち上げられる様は「ホタルイカの身投げ」(!)というそうです。
そんなすごい能力をもってるんですね、あなた・・・
「命をさしあげます、召し上がれ・・・」「ありがとう、いただきます」
2020年3月ある日の食卓でのお話でございます。
ペイ子拝。