135.『仙人になる法』

らんぞうです。

さて突然ですが、我が家の息子たち、一番上(フェラーリぶつけ男)は就職が内定して、これが最後とばかり髪の毛を金色やらピンクアッシュにそめて、最後の学生生活を満喫しております。

一方、来年大学4年になる次男(ZOZOスーツ男)はそろそろ就活、インターンに行くとかで、チャラいメガネはもう止めて普通のメガネを買ってくれーっだとか、何やらソワソワし始めておりますよ。

アホな息子達ではありますが、何やら四季報やら就職本やらを真剣に読み漁っています。

さすがに人生の転換期、それなりに真面目に取組んでおりますよ。うむうむ。

さて自分の若かりし頃、(○十年前?)就職活動を思いだすと、しかしまあ適当なものでありましたよ。

一言でいうと・・現実逃避しておりましたな。

当時、会社説明会行ったー!とかOB訪問したー!とか一次面接通ったー!とか、周りの連中の声を聞いても聞こえないフリをしておりましたわ。

それでも当時のらんぞう君、さすがにソロソロやばい・・と思ったらようで、本屋に就職本を探しに行ってみたまでは良いのですが、残念なことに当時はまっていた、今で言う「都市伝説」もしくは「超能力」等のサブカル系の本棚で足が止まってしまいましたよ。

そこで見つけたのが、「仙人になる法」(大陸書房 高藤総一郎著)でありました。

「ぬぉぉっ、これだー!」と喜悦して購入、折角もたげ始めた就職への意欲はどこかにすっ飛んで、

「オラは仙人になるだーっ」と強い決意をしたものです。やれやれ

まあ明らかにアヤシイ題名ではありますが、内容は当時はあまりメジャーではなかった「気功」の本でありました。

特に「小周天」といわれる功法、上半身にある督脈、任脈に沿って7箇所ある関(ツボ)を気で貫通させ内気を一周、それを繰り返すことで気をどんどん強くしていくという方法ですな。

当時好きだった夢枕獏の「闇狩り師」の主人公、九十九乱蔵(※以前のつぶやきで書きました、らんぞう→勝手に頂きました)も妖怪、魔物と戦う前に必ずこの「小周天」を行って、気を爆発的に増大させるシーンがエラく格好良かったものであります。

さて、らんぞうの就活ならぬ「小周天」の修行といいますと、毎日毎日ヒマに任せて(ヒマでしたから)テキスト片手に(仙人になる法ね)部屋に篭っては丹田に意識をかけながら座る毎日。

そのうちにテキストにあるように下腹が熱を持ってきたり、お腹を這い回るビリビリした感じがしてまいりましたよ。それを意識で動かしたりしながら一人修行に励んでおりましたよ。(早く就職活動せいよ・・)

そんなある夜、布団に入って寝る前にも意識の集中。

その日は丹田ではなくて、ヨガ風に尾閭(びろ:尾てい骨)に意識をかけていましたところ、尾てい骨がギューって感じに痺れたと思った瞬間、ギュイーン!と熱感が背骨を伝って勢いよく駆け上がっていきました。ヨガでいう「クンダリニーの上昇」に近いものだったのでしょうか・・。

一体何が起こったんだか非常にビックリした経験であります。

その時からいまだに百会(頭頂部)を意識すると風が抜けるようなスースーした感覚がいたしますよ。

まあその後の仙人修行については割愛いたしますが、結局仙人にはなっておりませんので安心してください!ちゃんと立派な俗人のままでございます。

そうそう!何かの本で読んだのですが、「仙」という字は「人が山の上にいる」から世界や色々な真実がよく見渡せる、「俗」は人が谷にいるので周りが全然見えていないんだとか。

ちなみに「仏」という字の旧字は「佛」。右の旁の「弗」、無くなるという意味だそうです。

沸騰の「沸」は、水が沸いて水蒸気になって、水でありながら水の本体が消えてしまうと考えると、要するに人が人で無くなる=仏になる(解脱する)ということ?などと勝手に解釈しておりますよ。

さて、前回のつぶやき、中国製「シックスパッド」450円(送料込み)で買ったけど、無事に届くのか?という件、

はい!無事に届きましたよ。幼児用のちっちゃいヤツではありませんでしたよ。

安っぽいけど、割とフツー・・。

問題はちゃんと使えるのか?

ドキドキしながらお腹にペタリとジェルシートを貼り付けて・・、そして恐る恐るスイッチオン!

少しづつレベルを上げてみますと・・・、ぬぉぉっ! これは!

腹筋から背筋まで響く、激しい腹筋の振動!ガンガンくるじゃないですか!

このまま丹田で気が爆発しそうな勢い、もしかして体に悪いんじゃない?

低周波治療器のビクビク感がぐーっと奥まで届く感じで、これは本物と変わらんじゃん?(本物やったことないけど)

ということで、毎日20分寝る前には腹筋ボコボコさせながら眠りについております。

おそらく腹筋割れるまでにどうせ飽きちゃうでしょうけどねー。

以上、仙人になれなかったらんぞう、今回も思いっきり俗人ですの巻。おわり。

(らんぞう)