127.「小池さん その後..」
らんぞうです。
8月に入りました途端、これでもか!と言うほどのこの酷暑。
お陰でボーっとしているらんぞうのアタマ、つぶやきネタもまたしょーもない内容しか浮かばないなぁ・・・などと思っていた矢先、ネットでショックな記事を見てしまいました。
以前のつぶやき「坐禅セッション」や「解脱寸前」で紹介いたしました、気鋭の若き僧侶「小池龍之介」氏。
フランクな文体と独特なイラストで、初期仏教に基づく沢山の書籍を出版、坐禅教室やTV出演など多方面で活躍し若い女性読者を中心に人気のお坊さんでありましたが・・。
昨年(2018年)秋に「最終解脱」をめざして全ての執筆活動や瞑想指導をやめ、東南アジアへ旅立たれた
と聞いておりました。その後のことは気になっておりましたが・・ なんと!
「解脱失敗とその懺悔――小池龍之介さんからの電話」
※仏教関係の出版社「サンガ」のWEBサイトより・・
昨年2018年9月に、解脱に到達するために世界の各地を放浪しながら瞑想修行に励み、
「早ければ1年強、または7年未満には、解脱するでしょう」
と言って旅立ったものの、半年後の今年の3月18日、サンガ仙台本社に小池さんから「お詫びと、懺悔と、お別れ」を伝える電話がかかってきたそうです。
(小池さんからの電話の内容・・サンガWEBより引用)
「○○さんとの対談が終わる頃から、解脱に近づいていることを、書籍をはじめ様々な
媒体で言ってきましたが、それは修行者が陥りがちな『魔境』のような状態で、自分が
もうすぐ解脱できるという妄想になっていたようです。
そして、そのようなことを書いた書籍が刊行されるたびに、悪いエネルギーとなって私に降りかかってきて、修行の妨げになり、瞑想ができない状態になってしまったのです」
(中略)
「旅に出たものの、野宿を続けて、過酷な状況に追い込まれていくなかで、ほぼ消滅していると思っていた自分の弱さや辛さに直面することになりました。
最初の頃は、その困難な状況を観察していられたのですが、瞑想ができないと、悲しみがたくさん出てくるような状態になってしまいました。
瞑想ができないので、その悲しみの中に埋没してしまい、大粒の涙がポロポロと落ちることもありました。
このような苦しみを経験するにつれて、旅に出る前は90%ぐらいにまで修行が進んでいると思い、『もうすぐ解脱をする』と伝えてしまったのですが、自分が置かれている境地が、自分で認識していたよりもずっと低いんだということが実によく分かりました」・・・
これからは人に教えたり、本を書いたりすることもやめ、還俗(お坊さんをやめて)して一人の人間として、しっかり瞑想をしながら、生きて行くつもり・・だそうでありますよ。
https://samgha.co.jp/blog/解脱失敗とその懺悔――小池龍之介さんからの電/
悟りとか解脱とか、我々一般ピーポーには到底理解不能な世界ではありますが、恐らくは究極の目標に果敢に挑まれて、挫折されてしまった様子、文面から痛々しさが伝わってきましたよ。
自分なんぞ日々の生活・仕事に埋もれてしまって、自分自身の体や心を観察(マインドフルネス)することもままならない毎日の繰り返し。
そんな自分でも、感じる・気付く・観察することの大切さ、例えひと時でも気付きの瞬間を意識できるようになったことに対して、そのきっかけをくれた小池氏には今も感謝でありますよ。
どうか小池さんも幸せでありますように。(合掌)
さて、アタマがボーッとしながらの書きかけのつぶやき・・、
「ネットで買った冷風機が二日目で壊れちゃった!(泣)ばなし」
「30年ぶりに見たぜ!新日プロレス!BY聖地、横浜文化体育館」
「実録!カレー部幹部会 議事録(ネパール編)」
やれやれ、残念ながらボツ。また日の目を見ずにお蔵入りといたしますよ。
・・んー、でも何かこっちの話の方が面白そうではありますな。
(らんぞう)