らんぞうです。
久しぶりにマンガの大人買いをいたしましたよ。ヤフオクで古本買いましたー!。
「キングダム 全53巻」(集英社)
中国の戦国時代末期、若き日の秦の始皇帝「嬴政(えいせい)」と下僕の「信」の中国統一への長~い道のりを描いています。
マンガは「聖おにいさん」「セトウツミ」以降はしばらく読んでなかったのですが、今度また映画実写化されるそうなので、見る前に全巻読破してから見てやろう!という魂胆であります。
基本的に中国の歴史モノは、らんぞうが好きな分野ではありますが、中歴モノで少年マンガで流行ってた記憶はほとんどありませんなぁ。
強いて考えてみますと・・。
・「三国志」横山光輝(潮出版社)・・・鉄人28号の作者。名作ですね。三国史をこれで知った人が多いと思います。らんぞうは全然読んでませんけど。 最近は日経新聞のCMに使われてますな。「日経電子のバ~ン!」ていうやつです。(わかります?)
・「赤龍王」本宮ひろ志(集英社)・・・秦朝末期の「項羽と劉邦」楚漢戦争モノです。これはさすがに本宮さんの強烈な画風!一気読みしましたよ。
さて、この「キングダム」、 「ヤングジャンプ」に連載してるのは知ってましたが、まさかこんなに流行るとは思いませんでした。
「アメトーーク」では「キングダム芸人」が出現したり、菅田将暉くんがドラマ撮影中(3年A組?)に全巻読んだとか。
なにせ中国の「春秋戦国時代」のお話。紀元前770年(周が東西に分裂)~紀元前221年(秦の中国統一)までの550年間です。
特に戦国末期は合従連衡 ・ 群雄割拠、英雄・奸臣入り乱れてのバトルロイヤル!
全貌を理解するのは、もはやほぼ不可能でありますよ。
ふと学生時代、中国史の受験勉強を思い出しました。
たとえば「戦国七勇」・・かん、ぎ、ちょう、そ、しん、せい、えん。
もひとつ「春秋五覇」・・しんのぶんこう、せいのかんこう、そうのじょうこう、そのそうおー
・・と、こんな感じでしたね。がんばって覚えましたけど、当時もやっぱり全然アタマに入らなかったとです。
社会人になってからは、中国歴史小説の第一人者「宮城谷昌光」(みやぎたにまさみつ)氏の本を読みあさっていた時期がありましたよ。
年代別に一部ご紹介!
①夏王朝~商(殷)王朝:「天空の舟 小説・伊尹伝」・・ 夏の悪王「桀」VS商の「湯王」
②商(殷)王朝~周王朝: 「太公望」・・「封神演義」の主役。暴君紂王&悪女妲己VS釣人の代表?
③春秋~戦国時代 : 「管仲」・・斉の名宰相。管鮑の交わり!
「重耳」・・晋の文公。62歳で君主になった苦労人。
「介子推」・・重耳のスピンオフ。棒術の達人。仙人になった?
「孟夏の太陽」・・「趙」国の祖「趙衰」。趙は今の邯鄲、太極拳の聖地!
「孟嘗君」・・戦国四君の一人。鶏鳴狗盗、食客(居候?)が数千人!
「楽毅」・・趙の武霊王がライバル。後に燕の将軍。三国志孔明が尊敬!?
等など・・他もたくさん。当時の英雄、英傑、賢人達が活き活きと描かれています。
でも結局、スケールが大き過ぎて、やはりアタマに入りきらんでしたわ・・・。
さて「キングダム」の実写版映画のキャストは、
信(しん)=主人公 :山崎賢人・・・まあ実写版主役ではお馴染みですな。
嬴政(えいせい)=始皇帝 :吉沢亮 ・・・ 二枚目さは間違いないです。
楊端和(ようたんわ) :長澤まさみ ・・イイと思います!
河了貂(かりょうてん) :橋本環奈 ・・とてもイイと思います!
王騎(おうき)=将軍 :大沢たかお・・ノブコブ吉村のコスプレ完成度が高いから・・。
マンガの実写版にありがちな、いつものイタい感じにならない事を願いますよ!
※「キングダム」劇場公開日 2019年4月19日
(らんぞう)