116.洗濯機のはなし②『洗濯槽のカビ問題』について
洗濯機を購入して1年くらいは何の問題なく使えていた。(当たり前だ!)一年を過ぎた頃から何だか海苔のような黒色のゴミのような物が洗濯物に付着するようになった。始めは小さな破片がごく一部の洗濯物に付いているだけだったので、あまり気にする事も無かった。ゴミだか何だか分からないが、それが毎回になって来ると気になる。
「こりゃ、洗濯槽のカビか?」・・・
「いやっ、カビかも?」・・・
「やっぱり、カビだろう!」・・・
テレビコマーシャルで流れていた『洗濯槽クリーナー』を買って来て、その内にカビ退治をしようと思っていたが、思うだけで中々やる気になれない。そうこうしている内に今度はちょっと大きめのカビが多く出始めた。脱水が終わった白いフェースタオルに貼り付いている。洗濯物を物干しに干して乾燥させれば、ちょっと強めに払うだけで落ちるのだが、まだ水分が残っている洗濯物には繊維に絡まるように付着しているので容易には取れそうもない。
「参ったなぁ〜」
衛生問題でもあるし、本気で洗濯槽のカビ取りするかっ!と思った次第である。
先ずは、例のテレビコマーシャルで宣伝していた『液体洗濯槽クリーナー』を2個購入。カビ胞子除去率99.9%。これは『つけ置き不要』のすぐれものだ。使い方は以下の通り。
洗濯槽クリーナーの使い方。
①洗濯機の電源を入れ、薬剤をすべて入れる。
②高水位まで給水する。(入浴剤使用の残り湯は使えません。)
③標準コースで運転する。汚れが洗濯槽内側に付いている場合は、さらにすすぎを2〜3回行う。
このクリーナーで洗浄したところ、汚れが出るは出るは・・・
2〜3回の追加すすぎでは、とても追いつかない。
もう一つ予備に買っておいた薬剤を使って2度目のクリーニングをする事にした。今度は念入りに、一晩つけ置きの作戦で行こうと思う。早速、夜寝る前に準備に取り掛かる。段取りは以下の通り。
第二弾! 『一晩つけ置き、洗濯槽クリーナー作戦。』
①洗濯機の電源を入れ、薬剤をすべて入れる。
②高水位まで給水する。(入浴剤使用の残り湯は使えません。)
③標準コースで少し運転し、撹拌した状態で停止にする。
④朝になったら停止を解除して、運転を再開する。
⑤運転が終わって、汚れが洗濯槽内側に付いている場合は、さらにすすぎを2〜3回行う。
上記の作業を完璧にやりました。
すすぎは多めにやったけれど、完全にカビが取れたと言う実感は感じられ無かった。まぁ、以前より大分良くなった事は確かだろう。くらいかな・・・
以降、半年に一回か一年に一回くらいのペースで洗濯槽クリーナーを使用して来た。この洗濯機は3年目で壊れ修理したが、修理後は順調に働いてくれている。だが、先日衝撃的なものが目に飛び込んで来た。3cm角くらいのカビの残骸がきれいに浮いて来た。
「洗濯槽クリーナー使って掃除しても、やっぱり取れていなかったんだ。」がっかり!。
すぐ又、洗濯槽クリーナーで掃除したが、小さなカビの残骸は洗濯物にわずかに付着し続けている。
「これは一度、洗濯槽分解クリーニングをやって見るしか無いか!」
我が家は洗濯には、井戸水を使用している。そのせいか、水道水に比べ藻というかカビというか、その類が発生し易いのかも知れない。
早速、洗濯槽の分解クリーニングの価格等について調べて見た。最近では大手家電販売店でもやっているようだ。値段はまちまちで、¥10,000−くらいから機種によっては¥30,000−くらいまでとバラツキがあった。うちは、T社製のごく普通の箱型の洗濯機なので予算は¥10,000−で収まりそうだ。季節によっても価格が変動する模様。冬場はキャンペーン中で¥10,000−という事もあるらしい。インターネットサイトを利用して一般の業者さんに仕事は依頼。修理当日、午前10時半くらいから洗濯機の分解を始めてほぼ正午位でクリーニングは完了。洗濯槽を外したところを見たら、洗濯槽の外側には大分カビが貼りついたままになっていた。それだけでは無く、洗濯槽の下部のスクリューを外した部分にもカビが残っていたし、洗濯機水槽の内側にも残っていた。結論から言えば、一度カビが大繁殖すると貼りついたカビの残骸をすべてきれいに取り去る事は不可能という事。『洗濯槽クリーナー』に表示してある、99.9%と言う数字を見ると、カビの除去率と勘違いしてしまうが、これはあくまで『カビ胞子除去率と除菌』を指した数字でしかない。良く見れば『99.9%』のとなりに小さく『カビ胞子除去率』と書いてある。しからば、どうしたらカビの発生を抑制出来るのだろうか。業者によっては洗濯槽クリーナーは2〜3ヶ月に1回の使用を勧める者もいるし、1ヶ月に1回のクリーニングを勧める業者もいる。我が家はせっかくきれいになったのだから、1ヶ月に1度のクリーニングをする事にした。『洗濯槽クリーナー』は100均に行けば消費税込みで¥108−で購入出来る。月に1回のクリーニングで気持ち良く洗濯が出来ればお安いものだ。ここのところ、トラブル続きの我が家の洗濯機」であったが、やっとこれで一件落着となった。
都度の出費の痛さは、ジッと耐えている。「人間、辛抱だ!💦」